【2023年11月4日配信】
考えることがなぜ大切なのか




小を積めば即ち大と為る.『報徳記』富田高慶1856
二宮尊徳翁曰く
「励精小さなる事を勤めば大なる事必ずなるべし。
小さなる事をゆるがせにする者、大なる事必ず
できぬものなり」
読書のすすめ 背負い歩き考える二宮金治郎
ロダンの『考える人』よりもりっぱに思える
薪を負いて名定まる
損得から尊徳の世へ
哲学の時代へ(第14回)
以下の文はkyouseiさんという方のnote
にある文です。偶然みつけ共感するものが
ありこれまで何度か勝手にその文を紹介し
てきました。どこのどなたかまったく存じ
上げませんが、またお叱りを受けるかもし
れませんが、本日掲載の文をご紹介します。
(当講座編集人)

本当の哲学とはなにか
note での投稿も長くなった。 連続投稿が
370を超えたようだ。そんなことはどうで
もいいことだが、ぼくはこれまで「哲学」
だと思って書いていた記事は、「本当に哲
学なのだろうか」と思うことがよくある。
皆の言う「哲学」は、「○○哲学では…」と
難しい話をよく知っている。
ぼくはというと、思考を治療的に使って現
状の維持、回復を狙うものだ。
「何が不満か」「何がそうさせるのか」と
いった答えを探すものだ。だから「治療的
哲学」と銘打っているのだが、はたしてそ
れは哲学なのだろうかと思うこともある。
ぼくの哲学は「結果が全て」であり、再現
性も求める。結果が出ないとすれば、やり
方がまずかったとすぐに修正する。自分自
身を実験台にして確かめるのだ。
難しい話を好まないのは「使えない」から
だ。使えないものは真理ではないと考えて
いる。
だからといって、ぼくの視野が広いかとい
えばそうではなく、個人という狭い世界観
をどう変えるかといったものだ。
「大したことないな」と思われるだろうが、
では、誰がこれまでそのことに挑戦してき
ただろうか。
他人の褌で相撲を取る話ならいくらでもあ
る。傍観者という意味だ。
ぼくの哲学には答えがないかもしれない。
変更し続けるからだが、これは脳の機能に
関連することで重要なのである。
心は脳とは無関係のように言う人もいるが、
認知症の状況を見ても、脳死の話を聞いて
もそう言えるだろうか。言えない。
考えることを考えることが哲学だとぼくは
認識しているので、とりあえず哲学なのだ
ろうけれど、個から全体へとつながる哲学
を目指している。
受け売りの哲学はしないつもりだ。もし、
ぼくの哲学と偉い哲学者と意見が「たまた
ま」一致した時は、ぼくが偉いのではなく
「真理」が偉いのだとわかっていて欲しい。
〈小社推薦note〉 何よりも問いの立て方がすばらしい
『人イヌにあう』小原秀雄訳
(ハヤカワ・ノンフィクション文庫、2009)
当講座記事NO.373から
2024.12.27 大人の国語便覧、うえのあいさん
一葉が失恋した妹に贈った和歌
いでや君などさは寝ぬぞぬばたまの
夜は闇ぞかし世は闇ぞかし
年のはじめ戦地にある人をおもひて(1895年)
おく霜の消えをあらそふ人も有を
いははんものかあら玉のとし
敷嶋のやまとますらをにえにして
いくらかえたるもろこしの原
「どうして私をお札なんかに、腹立ちますわ」
右から一葉、母たき、妹くに森鷗外の一葉葬儀馬上参列を断った妹は立派
2025.1.1 ドンマッツさん
人類の最大課題
声なき声を聴く
男性は家事労働から始めよ
『10代から知っておきたい
女性を閉じこめる「ずるい言葉」』
(WAVE出版、2023)
当講座記事NO.274、375から
優曇花の朝 日の出直前の仏島と富山湾
氷見と七尾の県境 山並みの先は糸魚川
これから糸魚川の海岸辺りから陽が昇る
朝焼けの紫が紅色に溶け込んでいく
2019.4.5 木偶乃坊写楽斎さん撮影
『ラ・ロシュフコー箴言集』
二宮フサ訳
(岩波文庫、1989)
「祖国とは国語だ」
『ジェルミナール』
(1885)
2025.1.23 現代ビジネスのスクープ
2025.2.10・11
note、obakeweb
S.K.ランガー著
『シンボルの哲学』
(岩波文庫、2020)

S.K.ランガー著
『芸術とは何か』
(岩波新書、1967)
237 当講座登場作家とその作品・書籍紹介
2025.2.27
2025.2.28
2025.3.1
2025.3.2、3.3、3.4
当講座記事NO.280から
『わたしはわたし』
(求龍堂、2020)
熊谷守一埋葬場所(映像あり)
小村大樹さんブログ「歴史が眠る多磨霊園」から
「歴史が眠る多摩霊園」
小村大樹著
『歴史が眠る多磨霊園』
(花伝社、2019)
2025.3.11
飯盛元章著
『暗黒の形而上学
触れられない世界の哲学』
(青土社、2024)
2025.3.17
カトリーヌ・マラブー著
『ヘーゲルの未来
可塑性・時間性、弁証法』
西山雄二訳
(未来社、2005)
「何かを為せ、繰り返し為せ、朝から晩まで為せ、
寝ているときは夢を見よ、そして、それを立派に
為すことだけを、ほかならぬ私一人にできる限り
立派に為すことだけを、ひたすら考えよ」ニーチェ
国を守ること、家族を守ることとは
参考
当講座記事NO.356から
2024.8.15 TBS
鹿児島の特攻資料館を見学することは何ら批判される
ことではない。行って見てみることは何の問題もない。
どこにでも行って、見て、学ぶことはできるのである。
問われるのは、資料館の在り方や自分自身の生き方や
特攻隊や戦争をどのように考えたかということである。
また、早田選手の発言を批判・賛同する人がいるなら、
その理由を述べるべきである。そして対話すればよい。
(当講座編集人)
特攻兵の出撃を見送る知覧高等女学校の
生徒たち(1945.4.12・撮影 毎日新聞)
当講座記事NO.182、264から
〈小社推薦図書〉
(岩波文庫、1995)

プラトン著『パイドロス』(藤沢令夫訳、岩波文庫、1967)
ソクラテスは、本を書かない。
(書いたのは、プラトンである)
心を開いて通わせて対話する。
生きた智慧が互いに飛び交う。
2024.7.18 当講座記事NO.348から
戦後、校長はじめ教員はその後どうしたのだろうか
国家の要請に応える姿勢、体質だけは一貫している
「ススメ ススメ ヘイタイ ススメ」
〈小社推薦論文〉
当講座記事NO.208、226から
松永知子さん(金沢大学4年)の
卒業論文
カントの幸福論
カント『純粋理性批判』(1781年)
カント『実践理性批判』(1788年)
カント『判断力批判』(1790年)
当講座記事NO.274から
この説法を何と聴けばいいのか
カントの「物自体」の内実かも
「主観的感情の客観化」
「熟考もしくは理解を促す可能性をもつもの」
ひとりひとりが自分の思想をもつことが大切
(ちくま文庫、1997)
参考
当講座記事NO.300、佐藤章さんの解説から
憲法記念日に相応しい気合いが入った核心の憲法解説
またしても感涙
鈴木安蔵「憲法草案要綱」起草 (1945.12.26 官邸提出) ジョン・ロック. ジャン=ジャック・ルソーの思想が源泉
イギリス経験論
憲法は、「国民が天皇、摂政、政府、国務大臣、政治家、
裁判官その他の公務員に対して突き付ける命令書」である。
日本国憲法第54条第2項
衆議院が解散されたときは、参議院は、同時に閉会となる。
但し、内閣は、国に緊急の必要があるときは、参議院の緊
急集会を求めることができる。
日本国憲法第99条
天皇又は摂政及び国務大臣、国会議員、裁判官その他の公
務員は、この憲法を尊重し擁護する義務を負う。
進次郎総理になると純一郎の二の舞い
生きることを簡単にするには
才能や能力から離れることだ。
常に心の動きには自由がある。
斎藤元彦兵庫県知事の問題は考え直すべきである。
他人の犠牲にならない生き方
他人を犠牲にしない生き方
藤森かよこ訳
(ビジネス社、2004)
人間とはなにか
『絵はすぐに上手くならない
デッサン・トレーニングの思考法』
(彩流社、2015)
「新しい理論があらわれると、まず、不合理だと
いって攻撃される。次に、それは真理だと認めら
れるが、わかり切ったことで取るに足らないこと
だといわれる。最後に、それはきわめて重要なも
のになって、初めにそれに反対した人々も、その
理論は自分たちが発見したのだといい張るまでに
なってくる。」
ジェームズ氏の言われるとおりではあるが、
普遍性あるものであれば、そのような形で
広められることが普遍性や普遍性に近いこ
との証左となり、むしろ喜ぶべきことでは。
結果に貢献できればそれでよいと考えるが。
広めている人の人間性が問われるにしても。
当講座記事NO.274から、阿部信幾さん
当講座記事NO.279から
『意思と表象としての世界』(1819)
「人間はすべて理性あるものは同胞であること、
また、あらゆる人の世話をすることが人間の
自然の性にかなうことである」
「生きる条件」ニーチェの話を題材にして考える
「何びともお前のために、まさにお前が生の河を
渡ってゆくべき橋を架けることはできない。それ
ができるのは、お前ひとりのほか誰もいないので
ある」
フリードリヒ・ニーチェ著
『反時代的考察』(1876)
「私よりも宣告を申し渡した貴方達の方が
真理の前に恐怖に震えているじゃないか」
「芸術の本質は感情の表現である」
「生きる本質は信念の表出である」
井奥陽子著『近代美学入門』
(ちくま新書、2023)
制作物の制作者の意図に普遍性が含まれているか
『哲学のきほん』(岡本朋子訳)
(早川書房、2017)
当講座記事NO.348から
2024.6.30 毎日新聞
(鼓直訳、新潮社、2024.6.26)
当講座記事NO.302、311、319、328から
読書でしか得られない価値
マリア・コダマ・シュヴァイツァーとボルヘス
「粘土塀」改題『終わりし道の標べに』(1948)
『少女と魚』(戯曲、1953)
『兵士脱走』(ラジオドラマ、1957)
過去を呼び覚ます記憶、精神の力
「知性」は「勇気」の下僕である
文字なき世の人々の心を読む宣長
本を書かなかったソクラテス、本を書いたプラトン
「話す」ことと「書く」ことの違い
『パイドロス』心を開いて通わせ
対話する。生きた智慧が飛び交う。
本当の思想的・学問的論争とは
戦前の日本におけるマルクス主義の二大潮流
講座派と労農派について
2024.7.6 本物の保守とは
山崎行太郎著『小説山川方夫伝』
(反時代出版、2024.7.27)
自著紹介
日中国交正常化の影の立役者・木村武雄
『木村武雄の日中国交正常化』
(望楠書房、2022)
きいている
あのおじさんはきっと
好い人にちがいない!
気仙沼と全世界の
図書館さまへ
阿部信幾さん