最後まで友情を信じて(1)

【2020年9月24日配信 NO.31】


ー親友ヨッチに捧げるー


             石川県河北郡津幡町 

           書店員 酒井 由記子


 人は、どんな人と巡り合うか、どんな本と

出会うかによって人生が決まってくると、あ

る作家が述べていたのをふと思い出す。私に

とってはまさにそうであった。出会った人達

も書物もとても大きな影響を残し、忘れられ

ない出来事となっていったのである。


 一、高校生の頃

 今から六年前(1977年)、私は金沢二

水高校の二年生であった。いや二年生という

より吹奏楽部生というほうが適切であるほど

私は部活動に情熱を注ぎ込んでいた。みんな

でマラソン、腹筋運動をしてからだを鍛えあ

げ、各パートごとでロングトーンをして基礎

固めをなして、全員そろって校舎中いっぱい

に響きわたるハーモニーを歌いあげる。それ

は、先輩、後輩、仲間達の一致によって一つ

の音楽をつくり出すという喜びを存分に味わ

った私の青春時代の真っ盛りであった。ただ

残念なことは、部活動に熱中すればするほど

勉強のほうはさっぱり力がはいらなかったこ

とである。中学生のときは、「進学校にはい

るために」というただそれだけの目的で受験

勉強ができた。しかし、いざ高校にはいって

みると、また「いい大学にはいるために」と

先生方が口をすっぱくして押しまくる文句に

素直になれなかった。勉強する本当の意味が

見出せなかったのである。その頃から、私は

人間は何のために生きるのだろうかというこ

とまで突っ込んで考えるようになっていった。


 父母が書店を経営しているため本は充分に

あり、書物を読むことによって答えを見出そ

うとした。私の強い求めに応じるかのように

一冊の本が転がり込んできた。クリスチャン

作家である三浦綾子さんの『あさっての風』

という随筆集であった。聖書の言葉がそこに

登場しており、それはズシリと心に響いたの

である。その本に魅せられて三浦さんの自叙

伝も何冊か読み進めていった。しだいに私の

魂は、人間をはるかに越えた大いなる存在が

あることを感じていった。確信までは至らな

かったけれども、それらの本によって金沢の

プロテスタントの教会に足を運び、牧師さん

のお話を聞くようにもなっていった。


 週に一度は教会に通うようになったものの、

様々な人間関係の渦の中で悩みは尽きなかっ

た。先生の授業の仕方に矛盾を感じたり、ま

た、クラスメイトの他人に対して無関心であ

りながら陰で悪口を言う姿勢にむなしさを覚

え、さらには自分自身の内面の罪に苦しんだ。

教会で話されるキリストの教えが戒めとなり

慰めになりはしたが、現実の問題を具体的に

どう対処していったらよいかわからなかった。


 二、統一協会との出会い

 その年の十二月一日のことである。師走に

はいり、金沢の片町の夕暮れ時は、車の騒音

と帰りを急ぐ人達でいちだんとせわしないも

のであった。私は部活動を終えてからの帰り

道、行きかう人にぶつかりそうになりながら

歩いていた。


「アンケートにお答えください。ちょっとの

時間でいいですからお願いします」


 だれかから呼びとめられた。最初は避けよ

うと思ったものの、その人のさわやかな笑顔

にひきずられて私は立ち止まった。その時は

まだ知るよしもなかった。これが、後に自分

の人生の軌道を思いもよらぬ方向へと変えて

いった統一協会との出会いの始まりであるこ

とに。


「今、幸せですか? どんなことに関心があ

りますか?」

 と、質問してくる清純なその人は、金沢大

学の女学生であった。私は、真剣で生き生き

している彼女の雰囲気に、しだいにのみ込ま

れていった。そして、この人は私の持ってい

ない「何か」を持っていると感じていった。


 この金大生は、その統一協会に属していて、

『原理研究会』という別名のグループのもと

で、大学で活動している女性であった。私は

次の日にそのお姉さんが誘う原理研究会の寮

『成愛寮』に行くことを約束した。


 ところで、高校の同じクラスに、ヨッチと

いう友人がいて、実は彼女も中学生の時から

その成愛寮に通っていて、前から私に誘いの

声をかけてくれていたのだった。不思議な摂

理めいたものを感じつつ、翌日、興奮さめや

らぬ思いでヨッチに案内してもらった。


 緊張している私に、そこの学生達は、優し

くて親切にしてくれるのであった。


 その時の私は「人間を見る・把える」とい

う智慧が養われていなかった。それは、その

人の成長に従って身についてくるものであり、

社会に生きていくうえで大切なことである。

勉学とは、人間の知性・知能を伸ばし、精神

を高め、心を豊かにしていくうえで、基盤と

なるものなのであろう。未熟であった当時の

私は、人を表面的にしかわからなかったので

ある。


 やがて高校三年に進級し、ヨッチとまた同

じクラスになった。ところがその頃は、親に

も友人達にもその原理研究会に行くことを反

対され、ヨッチとつき合うことさえもいい顔

をされなかった。私の通っていた教会の牧師

さんにも次のように教えられ、反対もされた。


 統一協会、その正式名称は『世界基督教統

一神霊協会』といい、文鮮明なる人物を教祖

として1954年5月1日に韓国ソウル市に

て発足した団体で、その創始者である文氏は、

元々は、金百文という韓国の「イスラエル修

道院派」を主宰する人物の弟子であった。そ

れは、別名血分け派とも呼ばれる混淫派の一

つで、聖なる意識のこもったセックスによっ

て人を救う「精神神学」なるものである。日

本には1958年に西川勝宣教師によって布

教が開始され、1959年に東京の渋谷に本

部が創立された。日本では、現在、二十六、

七万人の信徒がいるという。また、アメリカ、

ヨーロッパ、アフリカ、南米、オーストラリ

アにまで及んでいる。政治面では、『国際勝

共連合』という別名のもとに激しい反共活動

を展開している。この著しい発展の陰には、

信徒達の昼夜を問わない伝道、経済活動があ

る。パンの耳をかじりながら、チリ紙交換や

廃品回収等の活動から始めていき、繁華街で

花束を売り、今日では、珍味、昆布、人参茶

から印鑑、大理石の壺、多宝塔など何十万、

何百万もする高額な商品の訪問販売に広がり、

その総収益は計りしれない。何千組という信

徒を教祖・文鮮明氏は、一挙に組み合わせて

幾日も経たないうちに合同結婚式を挙行する

という、世間の人々の目を見張る動きまでし

ている。それらは世界中に大きな波紋を呼ん

でいるという。


 以上のようなことなどを、その牧師さんか

ら詳しく聞かされ、私は、愕然となってしま

った。そしてヨッチにこのことを正した。し

かし、統一協会員である彼女は、少しも動揺

することなく、むしろ根気よく私を説得して

きたのである。


「私達の協会が血分けの思想の協会であると

か言われているのは知っているわ。でも、そ

れが本当であったら私はやめているわ。お父

様(文氏のこと)の目を見たら、そんなこと

をする方かどうかがすぐわかるわよ。また、

政治運動のことだけど、この乱れた社会を改

善するには、宗教だけではもうできないの。

科学、文化、政治などのあらゆる分野から取

り組まなきゃならないのよ。世間では色々と

批判されているけど、それで判断するのでは

なく神様に聞いてみたらいいのよ。由記ちゃ

んに教えてくれたその牧師さんの言うことを

信じるか、私の言っていることを信じるか、

これは難しいけど、祈って神様に聞いてみて

ね」


 「信じる」ということはどういうことであ

ろうか。私はみんなの板ばさみになってしま

い、頭をかかえ込んでしまった。悩んだ末、

取った結論は結局こうであった。今は、いっ

たいだれが正しいか、何が本当なのかわから

ないから、容易に統一協会にもはいるまい。

これからよく勉強し、研究していくうえで、

それでも統一協会が正しいと判断できたら、

はいるのはその時でも遅くはないであろう、

と思ったのである。


 三、友情というかけ橋

 ところが思いに反して、私のそばには絶え

ずヨッチがいたので、結局統一協会員である

彼女が、他のだれよりも親しくなっていった。

彼女の場合、先に母親のほうが入信していた

のである。父親も賛成しており、いわば家族

ぐるみで信仰を持っているのであった。彼女

としては、心から統一協会が正しいと信じて

いたので、親友である私を導かずにはおれな

かったのであろう。


 私にとって三年最後の思い出の吹奏楽コン

クールがあったが、それを見に来てくれたの

も彼女。そして力一杯拍手してくれたのも彼

女であった。夏休みに、ただそんなヨッチの

姿見たさ、顔見たさに雨の中彼女の家まで自

転車をこいでいった私。共に図書館に通った

り、受験勉強の息抜きに海を見に行き、小舟

の陰でずっと水平線を見つめていたヨッチと

私。しんしんと雪の降りしきる夕闇の中を、

肩を並べて下校していく私達。目を閉じれば

あの遠い高校3年生の時のことがすぐに思い

浮かぶ。彼女のひたむきな友情は、私を理屈

なしに統一協会へと導く大きな要因となって

いった。


 翌春、ヨッチは明治学院大学に、私は日本

大学に受かり、それぞれ東京へ、静岡の三島

へと新しい出発を踏み出していった。


 親元から離れて、私は統一協会へ自由に通

うようになれた。全国大学原理研究会太田会

長の講演会をはじめ、埼玉県での修練会、東

京の秋川での内部修練会、品川の協会に泊ま

り込みで原理を学び、講義練習、駅前での路

傍演説、パンフレット配り、夜の訪問伝道…

…。私をこうまで駆り立てたのは、あらゆる

批判を乗り越えて立つ統一原理の素晴らしさ

であった。私は、理路整然として疑う余地の

ないと思われるような論理に、最終的に圧倒

されてしまった。


 夏休みにはいると、ヨッチのほうは、原理

研究会の兄弟姉妹とキャラバンカーに乗り込

んで、東北の田舎へ「経済部隊」として派遣

されていった。カンカン照りの中、町々村々

をてくてくと歩き回り、物を売って統一協会

の資金にするのである。名目は、「交通遺児

のために」「ベトナム難民のために」などの

売口上をつくったり、あるいは、「父はガン

で死に、母は半身不随。このままでは授業料

も払えません」と、土下座する泣き落とし作

戦もあり、また、手相・人相を占い、「この

印鑑を授かれば(買えば)、あなたの運は開

かれますよ」と言って、幸福を願う人の心を

利用するやり方まで繰り広げられていく。


 活動に邁進するきょうだい達は、何の罪の

意識も感じないのである。私も協会に深くは

いっていくうちに、いつのまにかそうなって

しまった。「国の法を守らなくても、統一協

会は真のキリスト教であるから神様も許して

くださるのです」とアベル(統一協会用語で

上司の人)の言う言葉に従順であることが、

信仰的と見なされるのであった。         

                                                  (つづく)



    小社発行・『北陸の燈』創刊号より 

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【2022年8月28日配信】        親友ヨッチにささげる手記          -最期まで友情を信じて-                  石川県河北郡津幡町                 書店員 22歳  酒井 由記子  人は、どんな人と巡り合うか、どんな本 と出会うかによって人生が決まってくると、 ある作家が述べていたのをふと思い出す。 私にとってはまさにそうであった。出会っ た人達も書物もとても大きな影響を残し、 忘れられない出来事となっていったのであ る。   一、高校生の頃  今から六年前(1977年)、私は金沢 二水高校の二年生であった。いや二年生と いうより吹奏楽部生というほうが適切であ るほど私は部活動に情熱を注ぎ込んでいた。 みんなでマラソン、腹筋運動をしてからだ を鍛えあげ、各パートごとでロングトーン をして基礎固めをなして、全員そろって校 舎中いっぱいに響きわたるハーモニーを歌 いあげる。それは、先輩、後輩、仲間達の 一致によって一つの音楽をつくり出すとい う喜びを存分に味わった私の青春時代の真 っ盛りであった。ただ残念なことは、部活 動に熱中すればするほど勉強のほうはさっ ぱり力がはいらなかったことである。中学 生のときは、「進学校にはいるために」と いうただそれだけの目的で受験勉強ができ た。しかし、いざ高校にはいってみると、 また「いい大学にはいるために」と先生方 が口をすっぱくして押しまくる文句に素直 になれなかった。勉強する本当の意味が見 出せなかったのである。その頃から、私は 人間は何のために生きるのだろうかという ことまで突っ込んで考えるようになってい った。  父母が書店を経営しているため本は充分 にあり、書物を読むことによって答えを見 出そうとした。私の強い求めに応じるかの ように一冊の本が転がり込んできた。クリ スチャン作家である三浦綾子さんの『あさ っての風』という随筆集であった。聖書の 言葉がそこに登場しており、それはズシリ と心に響いたのである。その本に魅せられ て三浦さんの自叙伝も何冊か読み進めてい った。しだいに私の魂は、人間をはるかに 越えた大いなる存在があることを感じてい った。確信までは至らなかったけれども、 それらの本によって金沢のプロテスタント の教会に足を運び、牧師さんのお話を聞く ようにもな

272. 「命」の新文化創造の世へ

【2022年10月4日配信】        学級通信「あいこでしょ」の願い                       小松市立稚松小学校              教諭 辰巳 国雄                                                                   題字 井上碧山さん (北九州市)         絵  本多千鶴子さん(金沢錦丘高校1年) 薪を負いて名定まる  背負い歩き考える二宮金治郎  ロダンの『考える人』よりもりっぱに思える 損得から尊徳の世へ 当講座記事NO.314 山下秀美、哲学の時代へ 同266 酒井由記子、混迷する現代と統一協会 同294 小原基子、おんな川にかかる橋 同303 今野ゆうひ、教え子を再び何処へ送るのか 同318 髙森文子、世界に範たる日本国になるには  学級文集とか、学級通信とか、学級機関 紙 といわれるもの を発行することを、教師 の仕 事の軸の一つに して実践を積み重ねて いる人 がずい分多いと 思う。  私は、学級通信(学級文集・学級機関紙 も 含めて)を発行してから、もう三十年近 くに なる。あるときは季刊であったり、月 間であ ったり、週刊であったり、日刊であ ったり、 その形はさまざまである。その一 年、一年で 形も異なり、内容も変わってき ている。大ざ っぱな言い方をすれば次のよ うになるだろう。  子どもたちの生活のなかみや、思いや考 え を、本音のところで知りたい。それは、 話す ということででもできるかも知れない が、数 十人の学級の子どもたち全員の本音 を知るこ とはむずかしい。話すことの不得 手な子でも 書くことによって本音を語って くれるだろう。 また書くことによって、さ らに、自分の生活 や、思いや考えを、見つ め直すことになり、 印刷されたものを通し て、学級のみんなの共 通の認識を得られる だろう。共通の認識を持 った学級集団(子 どもたち)は、それをステ ップに、学級集 団の文化を創り上げていく力 にするだろう。  これが、私の教育の大きな柱だった。こ う して始めた学級通信発行の仕事は、子ど もた ちの全面発達を願う私の教育実践のそ のとき そのときの証しともなるものになっ た。学級 通信が発行できなくなるというこ とは、私と 子どもた

280. 湯の人(4)現実と夢

 【2022年11月22日配信】   大きな便り                       加藤 蒼汰          秋とはいっても冬のような寒い夜だった。 浴室にはだれもおらず、脱衣場には番台に 座っている銭湯の主人と私ともうひとり。  その人は銭湯の近所の人であり、かつて 高校の教員をしていた。在職当時、馳浩・ 現石川県知事を教えていたと語っている。 八十歳を超えている。  この銭湯でよく顔を合わせ、会うたびに 知事の高校在学中のエピソードを繰り返す ので、私はその話の内容をすっかり諳んじ られるようになってしまった。高校入学時 から卒業までの様子、レスリング部での活 躍などであるが、私が特に感銘を受けた話 は、知事は高校時代、冬、雪が降り積もっ た朝には真っ先に早出登校して、生徒・教 職員を思いやり、校門から校舎玄関入り口 までの路をひとりスコップで雪かきをして いたというくだりである。  そんなすばらしい教え子をもつ元先生が、 服を脱ぎ裸になって浴室入り口に向かって 五、六歩あるきながら大便を三個落とした のである。気づかずに落ちたようなので、 私は「先生、落としもの」と声をかけると、 「ありりー、まったく気いつかんかった。 あはははは」と笑うのである。  私は、脇にあったチリトリでこの塊をす くいとり、「みごとな色と固さやね」と言 いながらトイレに流した。しかしながら、 脱衣場にはその匂いが全面に沁みわたり、 息が苦しくなるほどだった。このとき私は、 幼いころサーカスを見たときのことを思い だした。  それは曲芸をしていた象が巨大な大便の 塊を三個落とし、団員があわててスコップ で拾いあげていた光景であった。このとき の衝撃の記憶がよみがえり、私にとっさに チリトリを思いつかせたような気がする。 本を読んでいた番台の主人もその匂いで事 のいきさつに気づき、「匂いもすばらしい ね」と笑いながら脱衣場の窓を全開し床を 雑巾でふいてくれたが、その強力な匂いは 容易に消えなかった。  その間、先生は先に浴槽へ入り、気持ち よさそうに浸かっていた。私は先生と湯壺 にいっしょに漬かることに一瞬躊躇したが、 免疫機能が高まるまたとないチャンスでは ないかとの思いも何ゆえか突然こみあげて きて湯船に同席、お伴したしだいである。  「よくあることなんけ」と湯中、思わず

275. スポーツを文化にするために

【2022年10月10日配信】     交驩のエール     花開きつつあるエンジョイベースボール    「学生野球考」          慶應義塾大学野球部監督                   前田 祐吉      「サード!もう一丁!」「ヨーシこい」 と いう元気な掛け声の間に、「カーン」と いう 快いバットの音がひびくグラウンドが 私の職 場である。だれもが真剣に野球に取 り組み、 どの顔もスポーツの喜びに輝いて いる。息子 ほどの年齢の青年たちに囲まれ、 好きな野球 に打ち込むことのできる私は、 つくづく、し あわせ者だと思う。  学生野球は教育の一環であるとか、野球 は人間形成の手段であるということがいわ れるが、私の場合、ほとんどそんな意識は ないし、まして自分が教育者だとも思わな い。どうしたらすべての野球部員がもっと 野球を楽しめるようになるのか、どうした らもっと強いチームになって、試合に勝ち、 選手と喜びを共にできるのか、ということ ばかり考えている。  野球に限らず、およそすべてのスポーツ は、好きな者同志が集まって、思いきり身 体を動かして楽しむためのもので、それに よって何の利益も求めないという、極めて 人間的な、文化の一形態である。百メート ルをどんなに早く走ろうと、ボールをどれ だけ遠くへカッ飛ばそうと、人間の実生活 には何の役にも立たない。しかし、短距離 走者はたった百分の一秒のタイムを縮める ために骨身をけずり、野球選手は十回の打 席にたった三本のヒットを打つために若い エネルギーを燃やす。その理由は、走るこ とが楽しく、打つことが面白いからにすぎ ない。さらにいえば、より早く走るための 努力の積み重ねが何物にも替えがたい喜び であり、より良く打つための苦心と練習そ のものに、生きがいが感じられるからであ る。  このように、スポーツは余暇を楽しみ、 生活を充実させるための手段で、それ以外 には何の目的もないはずである。むしろ目 的のないことがスポーツの特徴であり、試 合に勝つことや良い記録を出すことは、単 なる目標であって終局の目的ではない。  かつて超人的な猛練習でスピードスケー ト の王者といわれ、冬季オリンピックの金 メダルを独占したエリック・ハイデンは「 金メダルは私の人生の目的ではない。それ に至るプロセスの喜びが私
         柿岡 時正
         廣田 克昭
         酒井 與郎
         黒沢  靖
         神尾 和子
         前田 祐吉
         廣田 克昭
         伊藤 正孝
         柿岡 時正
         広瀬 心二郎
         七尾 政治
         辰巳 国雄
         大山 文人
         島田 清次郎
         鶴   彬
         西山 誠一
         荒木田 岳
         加納 韻泉
         沢田 喜誠
         島谷 吾六
         宮保 英明
         青木 晴美
         山本 智美
         匂  咲子
         浅井 恒子
         浜田 弥生
         遠田 千鶴子
         米谷 艶子
         大矢場 雅楽子
         舘田 信子
         酒井 由記子
         酒井 由記子
         竹内 緋紗子
         幸村  明
         梅  時雄
         家永 三郎
         下村 利明
         廣田 克昭
         早津 美寿々
         木村 美津子
         酒匂 浩三
         永原 百合子
         竹津 清樹
         階戸 陽太
         山本 孝志
         谷口 留美
         早津 美寿々
         坂井 耕吉
         伊佐田 哲朗
         舘田 志保
         中田 美保
         北崎 誠一
         森  鈴井
         正見  巖
         正見  巖
         貝野  亨
         竹内 緋紗子
         滋野 真祐美
         佐伯 正博
         広瀬 心二郎
         西野 雅治
         竹内 緋紗子
         早津 美寿々
         御堂河内 四市
         酒井 與郎
         石崎 光春
         小林 ときお
         小川 文人
         広瀬 心二郎
         波佐場 義隆
         石黒 優香里
         沖崎 信繁
         山浦  元
         船橋 夕有子
         米谷 艶子
       ジョアキン・モンテイロ
         遠藤  一
         谷野 あづさ
         梅田 喜代美
         小林 ときお
         中島 孝男
         中村 秀人
         竹内 緋紗子
         笠尾  実
         前田 佐智子
         桐生 和郎
         伊勢谷 業
         伊勢谷 功
         中川 清基
         北出  晃
         北出  晃
         広瀬 心二郎
         石黒 優香里
         濱田 愛莉
         伊勢谷 功
         伊勢谷 功
         加納 実紀代
         細山田 三精
         杉浦 麻有子
         半田 ひとみ
         早津 美寿々
         広瀬 心二郎
         石黒 優香里
         若林 忠司
         若林 忠司
         橋本 美濃里
         田代 真理子
         花水 真希
         村田 啓子
         滋野 弘美
         若林 忠司
         吉本 行光
         早津 美寿々
         竹内 緋紗子
         市来 信夫
         西田 瑤子
         西田 瑤子
         高木 智子
         金森 燁子
         坂本 淑絵
         小見山 薫子
         広瀬 心二郎
         横井 瑠璃子
         野川 信治朗
         黒谷 幸子
         福永 和恵
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         秋山 郁美
         加藤 蒼汰
         森本 比奈子
         森本 比奈子
         吉村 三七治
         石崎 光春
         前田 佐智子
         前田 佐智子
         前田 佐智子
         前田 佐智子
         中野 喜佐雄
         八木  正
         堀  勇蔵
         家永 三郎
         広瀬 心二郎
         菅野 千鶴子
         海野 啓子
         菅野 千鶴子
         海野 啓子
         石井 洋三
         小島 孝一
         キャリー・マディ
         谷本 誠一
         宇部  功
         竹内 緋紗子
         谷本 誠一
         酒井 伸雄
163、コロナ禍の医療現場リポート
         竹口 昌志
164、この世とコロナと生き方を問う
         小社発信記事
165、コロナの風向きを変える取材
         橋本 美濃里
166、英断の新聞意見広告
         小社発信記事
167、ワクチン接種をしてしまった方へ
         小社発信記事
168、真実と反骨の質問
         小社発信記事
169、世論を逆転する記者会見
         小社発信記事
170、世界に響けこの音この歌この踊り
         小社発信記事
171、命の責任はだれにあるのか
         小社発信記事
172、歌人・芦田高子を偲ぶ(1)
         若林 忠司
173、歌人・芦田高子を偲ぶ(2)
         若林 忠司
174、歌人・芦田高子を偲ぶ(3)
         若林 忠司
175、ノーマスク学校生活宣言
         こいわし広島
176、白山に秘められた日本建国の真実
         新井 信介
177、G線上のアリア
         石黒 優香里
178、世界最高の笑顔
         小社発信記事
179、不戦の誓い(2)
         酒井 與郎
180、不戦の誓い(3)
         酒井 與郎
181、不戦の誓い(4)
         酒井 與郎
182、まだ軍服を着せますか?
         小社発信記事
183、現代時事川柳(六)
         早津 美寿々
184、翡翠の里・高志の海原
         永井 則子
185、命のおくりもの
         竹津 美綺 
186、魔法の喫茶店
         小川 文人 
187、市民メディアの役割を考える
         馬場 禎子 
188、当季雑詠
         表 古主衣 
189、「緑」に因んで
         吉村 三七治 
190、「鶴彬」特別授業感想文
         小社発信記事
191、「社会の木鐸」を失った記事
         小社発信記事
192、朝露(아침이슬)
         坂本 淑絵
193、変わりつつある世論
         小社発信記事
194、ミニコミ紙「ローカル列車」
         赤井 武治
195、コロナの本当の本質を問う①
         矢田 嘉伸
196、秋
         鈴木 きく
197、コロナの本当の本質を問う②
         矢田 嘉伸
198、人間ロボットからの解放
         清水 世織
199、コロナの本当の本質を問う③
         矢田 嘉伸
200、蟹
         加納 韻泉
201、雨降る永東橋
         坂本 淑絵
202、総選挙をふりかえって
         岩井 奏太
203、ファイザーの論理
         小社発信記事
204、コロナの本当の本質を問う④
         矢田 嘉伸
205、湯の人(その2)
         加藤 蒼汰
206、コロナの本当の本質を問う⑤
         矢田 嘉伸
207、哲学の時代へ(第1回)
         小社発信記事
208、哲学の時代へ(第2回)
         小川 文人
209、コロナの本当の本質を問う⑥
         矢田 嘉伸
210、読者・投稿者の方々へお願い
         小社発信記事
211、哲学の時代へ(第3回)
         小社発信記事
212、哲学の時代へ(第4回)
         小社発信記事
213、小説『金澤夜景』(2)
         広瀬 心二郎
214、小説『金澤夜景』(3)
         広瀬 心二郎