275. スポーツを文化にするために

【2022年10月10日配信】



   交驩のエール


   花開きつつあるエンジョイベースボール




  

「学生野球考」



        慶應義塾大学野球部監督     

             前田 祐吉    


 「サード!もう一丁!」「ヨーシこい」

いう元気な掛け声の間に、「カーン」と

いう快いバットの音がひびくグラウンドが

私の職場である。だれもが真剣に野球に取

り組み、どの顔もスポーツの喜びに輝いて

いる。息子ほどの年齢の青年たちに囲まれ、

好きな野球に打ち込むことのできる私は、

つくづく、しあわせ者だと思う。


 学生野球は教育の一環であるとか、野球

は人間形成の手段であるということがいわ

れるが、私の場合、ほとんどそんな意識は

ないし、まして自分が教育者だとも思わな

い。どうしたらすべての野球部員がもっと

野球を楽しめるようになるのか、どうした

らもっと強いチームになって、試合に勝ち、

選手と喜びを共にできるのか、ということ

ばかり考えている。


 野球に限らず、およそすべてのスポーツ

は、好きな者同志が集まって、思いきり身

体を動かして楽しむためのもので、それに

よって何の利益も求めないという、極めて

人間的な、文化の一形態である。百メート

ルをどんなに早く走ろうと、ボールをどれ

だけ遠くへカッ飛ばそうと、人間の実生活

には何の役にも立たない。しかし、短距離

走者はたった百分の一秒のタイムを縮める

ために骨身をけずり、野球選手は十回の打

席にたった三本のヒットを打つために若い

エネルギーを燃やす。その理由は、走るこ

とが楽しく、打つことが面白いからにすぎ

ない。さらにいえば、より早く走るための

努力の積み重ねが何物にも替えがたい喜び

であり、より良く打つための苦心と練習そ

のものに、生きがいが感じられるからであ

る。


 このように、スポーツは余暇を楽しみ、

生活を充実させるための手段で、それ以外

には何の目的もないはずである。むしろ目

的のないことがスポーツの特徴であり、試

合に勝つことや良い記録を出すことは、単

なる目標であって終局の目的ではない。


 かつて超人的な猛練習でスピードスケー

の王者といわれ、冬季オリンピックの金

メダルを独占したエリック・ハイデンは「

金メダルは私の人生の目的ではない。それ

に至るプロセスの喜びが私の真の目的であ

る」と語ったと伝えられるが、まさにアマ

チュア・スポーツの真髄を表わす名言であ

る。現在のハイデンにとって、オリンピッ

クの金メダルは、若き日の努力の輝かしい

記念碑としての意味しかなく、金メダルの

栄光を自分の生活の糧にしようなどという

気持ちは全くないのではなかろうか。


 勝つことを義務づけられ、勝つことが人

のすべてであると思いつめた暗い表情の

選手たちを見るにつけても、ハイデンのス

ポーツマンらしい明るさが、思い出されて

ならない。


 日本じゅうで三千数百の高校野球チーム

の選手たちが、甲子園を夢見て努力を重ね

ているが、甲子園も決して真の目的ではな

く、単なる目標にすぎない。そう考えなけ

れば、甲子園に出場できない大多数の選手

たちはだれも目的を達することなく、その

努力はすべて無駄になってしまうわけで、

こんな不合理な話はない。甲子園への出場

を口実に数千万円から億単位の募金を集め

て、大会後にその金を利用し、そのために

また選手に勝つことを強要するなど、ある

種の大人たちにとっては甲子園こそ最終の

目的であり、打出の小槌であるようである。


 郷土と母校の栄誉のためにという空疎な

題目が、いかに高校野球を毒しているのか、

まことに寒心に耐えない。スポーツはあく

までも自分の意志で自分自身のためにやる

べきもので、野球は郷土のためや母校のた

めにやるものではない。


 それにしても高校野球の実態の暗さと息

苦しさはどうだ。高校野球は教育であると

多くの関係者は信じて疑わないが、はたし

てそうであろうか。確かにいろいろな教育

的効果が認められるし、そのこと自体は大

変歓迎すべきことである。しかし高校生の

教育は、何よりもまず学校ですべての生徒

を対象に行なわれるべきもので、野球部で

の生活がそれに代わることはできない。こ

のあたりの自覚のない指導者は、野球の訓

練がそのまま教育であると思い込み、自ら

を教育者であると錯覚する。こうして野球

部の部活動が絶対至上のものとなり、選手

にはすべてを犠牲にして野球に打ち込むこ

とを強要する。そしてそのことが「野球で

人間を造る」唯一の方法であるという確信

に達するようである。野球で人間を造る

はまた何という思い上がりであろうか。

ッサージを覚えた素人が医者の名を騙る類

で、一種の社会的な罪悪といわざるを得

い。しかも、もともと当人たちの善意に

発するだけに、かえって事が面倒である。

冷静に考えて、もし選手の将来を真剣に思

うなら、少なくとも学業との両立を果たさ

せることは、球の指導者としての最低の

モラルであるはで、この点については、

むしろ大学野球のうに反省すべきことが

多いようである。


 こうして教育という錦の御旗の下に、野

球の形を借りた私刑(リンチ)が猛練習と

呼ばれ、前時代的な上下の差別や、礼儀と

は似て非なる虚礼がしつけと称して横行す

るのである。異様な坊主頭がなぜ純真さの

印なのか。なぜ下級生は不作法な大声を張

り上げて上級生に挨拶を繰り返さなければ

ならないのか。教室の出入りにお辞儀をし

たこともない生徒が、なぜグラウンドにお

辞儀をするのか。甲子園で敗れたチームが、

なぜグラウンドの土を取るのか。しかも、

泣きながら公共物である土を取る姿を観衆

やテレビカメラに晒して恥じない。「勝者

は敗者を思いやり、敗者は者を讃える」

というスポーツの爽やかさは、こへ行っ

てしまったのだろうか。


 最後には、どうしても高野連(日本高校

野球連盟)の指導方針に触れざるを得ない。

ここでも高校野球は教育であるという認識

に根強く支配されている。野球部の生活に、

ある種の教育的効果がある点は認めるとし

ても、何かといえばチームに課せられる出

場停止の罰則は、いったい何のためなのか。

一方で勝つための強引な選手集めや非常識

な募金など、高校野球の本質を歪めるよう

な事態はほとんど不問のまま、重箱の隅を

つつくような処罰、それも時代錯誤も甚だ

しい連帯責任型の処分が通例となっている。

野球が教育であると信ずるなら、なぜ罪も

ない多くの選手たちまで長い期間野球がで

きない処置をとるのか。これほど非教育的

な処分は他に類を見ない。さらに重大なこ

とは、事件を起こした本人の人権と将来を

どう考えているのかである。事件の多くは、

若者にありがちな小さな不心得であるが、

それが原因でチームが出場停止となった結

果、何よりも本人たちがどれほど深く傷つ

くだろうか。せっかく新聞が少年A・Bと

いう形で名前を秘しても、ひとたびチーム

の出場停止が決まれば、本人の周囲の人々

はすべて名前入りでその不祥事をしっかり

と記憶してしまい、決して忘れてはくれな

い。中には郷里を棄て親元を離れて他に生

活の場を求めざるを得ない場合もあるだろ

う。高校野球に対する一般の関心が高けれ

ば高いほど、処分を下す側には、その影響

を深く考える必要があるはずである。


 全国で無数に発生しているはずの小事件

中で、たまたま新聞紙上に出たことが処

分のキッカケになることも不合理で、レギ

ュラーになれなかった選手の父母が、腹い

せに自校の不祥事を新聞に投書する例が多

いなど、高校野球の暗さの元は、案外この

出場停止制度そのものにあるのではなかろ

うか。高野連が最も直接的に教育にかかわ

るのが、出場停止処分という最も非教育的

な形であるという皮肉な結果となっている

ような気がしてならない。


 高野連自体が、一般の生徒の事件はチー

の処分の対象にしないなど、近年全般的

に良識的な方向に向かっていることは確か

であり、歓迎すべきであるが、教育のこと

は最高責任者である校長と、直接指導に当

たる部長の判断を信頼して、無用の口出し

をやめるよう勇断をもって改善のスピード

を早めていただきたい。冗談にもせよ、「

生類憐れみの令」に次ぐ悪法と嘲笑される

制度を根本的に改め、愚にもつかぬ前例に

こだわることをやめ、高校野球の世界が本

来の明るさを取り戻す日の一日も早いこと

を期待するものである。    (1984.1.1)










 小社発行・『北陸の燈』第3号掲載

 第13回「現代の声」講座提言者

 当講座記事NO.6再掲




〈以下参考〉

前田祐吉 - Wikipedia

  社会人野球のENEOS現監督・大久保秀昭さん、
   慶応義塾大学野球部現監督・堀井哲也さんは、
   前田祐吉さんの教え子である。

  水原茂のその後



 関連当講座記事NO.

   86、私の学生生活 -涙で歌った応援歌-

    早稲田大学応援部OB  桐生 和郎

      

     

相馬御風随筆   校歌「都の西北」と私-青空文庫

       この校歌が慶應義塾応援歌『若き血』創作に大きな
         影響を与え、かつ『若き血』がこの随筆にも反響。
       その『若き血』に影響されて『紺碧の空』が創作。
                
    
 交驩エール・若人のエネルギー
 悲運のエース・藤田元司が恐れた地響きする応援

    明大ピンチ・そのとき力いっぱいの励まし
     「わたくし」という言葉づかいに妙味あり


治大学校歌(1920年)
作詩 児玉花外 作曲 山田耕筰
白雲なびく駿河台
眉秀でたる若人が
撞くや時代の暁の鐘
文化の潮みちびきて
遂げし維新の栄になふ
明治その名ぞ吾等が母校
明治その名ぞ吾等が母校
権利自由の揺籃の
歴史は古く今もなほ
強き光に輝けり
独立自治の旗翳し
高き理想の道を行く
我等が健児の意気をば知るや
我等が健児の意気をば知るや
霊峰不二を仰ぎつつ
刻苦研鑽多念なき
我等に燃ゆる希望あり
いでや東亜の一角に
時代の夢を破るべく
正義の鐘を打ちて鳴らさむ
正義の鐘を打ちて鳴らさむ

   明治大学で歌唱指導をする山田耕筰(1930年)




 早大正門入って左にある
 校歌制定90年と御風生誕115年の1997年に建立





  トルストイ『復活』劇中歌
  1914年発表
   作詩 相馬御風・島村抱月 作曲 中山晋平
   あまりの人気に学生への観劇・歌唱禁止令が
  島村抱月   (島根県那賀郡小国村・現浜田市出身)
  松井須磨子(長野県埴科郡清野村・現長野市出身)
     中山晋平(長野県下高井郡新野村・現中野市出身)
    ヨナ抜き音階、晋平節


   1.  カチューシャかわいや わかれのつらさ
   せめて淡雪 とけぬ間と
   神に願いを(ララ)かけましょうか

     2.  カチューシャかわいや わかれのつらさ
   今宵一夜に 降る雪の
     あすは野山の(ララ)路かくせ

   3.  カチューシャかわいや わかれのつらさ
   せめて又逢う それまでは
   同じ姿で(ララ)いてたもれ

   4.  カチューシャかわいや わかれのつらさ
   つらいわかれの 涙のひまに
   風は野を吹く(ララ)日はくれる

   5.  カチューシャかわいや わかれのつらさ
   広い野原を とぼとぼと
   独り出て行く(ララ)明日の旅
   

    糸魚川市、中野市、長野市、浜田市

      主演 田中絹代

      監督 溝口健二 主演 山路ふみ子 翻案 川口松太郎

トルストイ『復活』
(中村白葉訳、河出書房新社、1969年1月)
 

『命あるかぎり贈りたい 山路ふみ子自伝』
   2022.10.23 Number Web




   2022.12.6 サッカーダイジェスト Web
       2022.12.8 ペリシッチ「スペインのようだった」


   

  2022.12.24 Number Web




 2022.12.26 Number Web
      これはいい話だろうか。現在の研究と
  桑田真澄の指導にも言及している。




 2023.1.3 The Digest     
     たしかにおかしい




 2023.1.14 プレジデント




 2023.1.24 Sportiva
     たしかに古い、古すぎる

 


 2023.2.2 富山新聞




 2023.2.5 東洋経済




 2023.4.25 佐藤章さん
  韓国蚕室総合運動場での感動的出来事
     当講座記事NO.299、300から


 

 2023.6.18 Number Web




 2023.6.26 CoCoKARA
      金銭至上主義の表出劇
      ブズコワ、ソリベストルモは、試合続行を
      なぜアピールしなかったのか。




  2023.8.21 現代ビジネス




 2023.8.21 朝日新聞
     前田祐吉さんの「エンジョイベースボール」が
      花開きつつある。




 2023.8.21 デイリースポーツ



  
   
 2023.8.23 スポニチ




 2023.8.23 ハフポスト




 2023.8.24 スポーツ報知




    フェアープレイ精神をわきまえていないにもほどがある。
     自分への批判を泣いて(最初から泣くことに決めている。)
   選手への(まったくありもしない)批判にすりかえたい、
   泣けばいいという姑息で卑怯な幼稚な姿勢、態度である。
   エンジョイベースボールに水を差す井上アナの涙である。      
『感動をありがとう』TBS 23.8.26 井上貴博アナの発言




 2023.8.27 ベースボール・マガジン
   球界一の知将
  
    2023.9.12 スポーツ報知
    投攻走守すべて「技」で勝負のテクニカルベースボール。
   なかでも二遊間は鉄壁。緒方蓮選手はうますぎて神奈川
   大会決勝で塁審の誤審まで招いて甲子園の出場を逸して
   しまった。強力打線を組んでも馬淵監督なら優勝できる。
   中日ドラゴンズは馬淵監督に監督を依頼したほうがいい。




 2023.11.21 佐藤章さん
 恩師の森喜朗元首相への反抗、反逆ではないだろうか。
 電通は政府の準機関、政府御用達、政府筆頭請負業者
 ではないか。現行の随意契約・指名競争入札・一般競
 争入札制度を改め、設計価格・請負価格及び全仕様・
 全単価・工期・納期等の細部までを入札前に発注者で
 ある政府・都道府県ほか公共機関が、事前に公表して
 クジ引きで請負業者を決定することにしたらいかがか。




 2024.1.29 デイリースポーツ
 スポーツに政治の介入を決して許してはならない
 各競技者個人のスポーツへの思想信条も問われる




2024.2.3 佐藤章さん
文春報道に水を差す新潮報道、でっち上げの可能性。
伊東欠場のアジア杯イラン戦にも影響、日本敗退。
事件の全容が不明なのに、森保一日本代表監督は
なぜ伊東欠場を判断し、ベンチからも外したのか。
同調した実況広告提供企業の器量も併せ問われる。
この件は事実と伊東の女性観を分けて考えるべき。
弁護士も金に相当困っているのではないだろうか。
日本の心を持つ男・田中マルクス闘莉王を監督に。

〈小社推薦図書〉
 駒尺喜美『紫式部のメッセージ』
 (朝日選書、1991)








2024.3.22 時事ドットコム
  実際に賭博をしていたのはだれなのか
  水原一平氏は犠牲になるべきではない
  大谷翔平は記者会見を開くべきである
  この問題は浪花節になるものではない
  ピート・ローズ事件の再来ではないか
  このままでは打席に入るたびに屈辱の
  ブーイングを浴びることになるだろう





2024.3.24 長谷川良品さん





2024.3.26 中日スポーツ、大谷翔平が声明発表
  質疑応答がない。これは記者会見ではない。
  これではブーイングを浴びる。残念である。




2024.3.26 現代ビジネス



問題の本質は大谷の口座から送金されていること。
実質、ブックメーカーに送金したのはだれかが鍵。
大谷翔平の声明に対する大谷元通訳の水原一平氏、
大谷代理人のネズ・バレロ氏、ブックメーカーの
マシュー・ボウヤー氏の見解が重要になってくる。
そもそも大谷のお金の管理はだれがしていたのか。
この事件の真因は、大谷翔平とドジャース球団の
契約内容さらにはドジャース球団の経営方針
異議ある者の仕掛けではなかろうか。(小社見解)







2024.3.29 佐藤章さん
当事者・大谷翔平は呑気にどこ吹く風で大活躍
野球小僧になりきっているがいかがか大丈夫か
オオタニ  マイボーイ
大谷出現を予言した歌




2024.4.12 時事ドットコム
   司法取引なら大谷口座の真の管理者がいるということ。
   即ち大谷口座が資金洗浄に利用されたことを意味する。
   大谷水原がそれらを知っていたかどうかは重要でない。
 水原の現段階は有罪が確定しない限り推定無罪である。
 大谷翔平の大活躍と水原一平の解放を望むものである。
 水原一平に贈る歌
  「ぼくは生きるぞ生きるんだ」




2024.4.15 長谷川良品さん
スポーツ指導者にも耳をかたむけてほしい発言
脳幹?を鍛えたあげくの言動ではないだろうか

















〈小社推薦図書〉

 杉森久英著『黄色のバット』
 (角川書店、1959)
 魚津高校・熊谷高校のモデル校と選手登場








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300. 来たる時代への提言・記事全項目紹介

 【2023年5月3日配信】小社発信記事            日本の重心富山県沖、大陸から見た日本         みんな仲良く      (富山県作成)  題字 井上碧山さん (北九州市)         絵  本多千鶴子さん(金沢錦丘高校1年)       発行 金沢出版社  当講座記事の開き方と記事全項目  「現代の声」講座へアクセスをいただき 有り難うございます。 NO. 291の記事でも 紹介しましたが、改めて以下のとおり再度 記します。  この講座の趣旨は、「講座の開設にあた って」を見ていただければ幸いです。  当講座を自由に使っていただければ嬉し く思います。  記事を見つけやすくするために記事項目 を上に記しました。  各記事項目を左クリックすると各記事の タイトルが出てきます。その記事タイトル または「続きを読む」を左クリックすると 記事が出てきます。  画面右側目次と併せて何か参考になれば 幸いです。   また、当講座へのご寄稿や当講座記事の 内容等についてのご批判、ご意見、ご感想 など次のメール宛にていつでもいただけれ ばなお有り難いです。   (当講座編集人)    gendainokoe@gmail.com      当講座の画面にある「前の投稿」を左ク リックすると各記事の冒頭部分が順次出て きます。  「ホーム」を左クリックすると一番最初 の画面に戻ります。  「新しい投稿」を左クリックすると一つ 前の画面に戻ります。  また、画面右側の目次の各記事タイトル を左クリックすると、その記事がすぐに出 てきます。目次の NO.215 以降の記事は、 各月別にまとめてあります。「過去の記事」 を適宜左クリックするとタイトルが出てき ます。  「人気の記事」は、最近一ヶ月間にアク セスが多かった記事10本を上から人気順に 紹介してあります。  各記事中の写真は、写真の中または右横 を左クリックすると拡大できます。  「現代の声」講座全記事の紹介 記事項目 NO. 223、「職」に関する記事 314、「哲学」に関する記事 227、「コロナ」に関する記事 228、「スポーツ」に関する記事 229、「自然」に関する記事 230、「教育」に関する記事 231、「歌」「音」「踊り」「情」に関する記事 232、「歴史」「非戦」に関する記事 233、「人

224. 天と地をつなぐ「おわらの風」

【2022年1月22日配信】   大寒           七尾市 石島 瑞枝             雪解けの春風を待つ坂の町               秋風 (2023.9.3)            横浜市 髙祖 路子    夜流しの音色に染まる坂の街                         鏡町地方衆、先人のご苦労をしのびその息吹に応える夜流し .  今町のおわら .      2023.9.3 最終日、西町青年団最終おわらの舞い .                               撮影 木偶乃坊写楽斎さん         〈参考〉                               越中八尾おわら風の盆               「深夜の夜ながし」      日本と日本人が失くしてしまった、  奪 われてしまった温かい心情、 郷愁  --それらを求めて各地から 数多の  見物者 が、 魅入られたかのように、  取りもどす か の ように八尾へ と 足を  運 ぶ の だろうか。  高橋治と石川さゆりの『風の盆恋歌』  の影響が大きいとも八尾ではいわれ  て いる。言葉と 歌の 力のすごさか。  事実、この 歌 の前と後とでは、風の  盆訪問 者 数に圧倒的な差がある。  紅白で、「命を賭けてくつ がえす」  と、着物の 袖 を 強く 握りしめ 揺さぶ  り ながらうた った 「くつがえす」の  一語の中に、日本の 歌手 として歩ん  できた 石川さゆりの、 自 らの心の奥  底にある深い 懐 いをも 包んだ 全 情念  が 込め ら れて い る。  旅人の多くが八尾に滞在してい る中、  わずかのさすがの通だけが、おわら  本来 の良 さ が漂っている深夜の夜流  し の、 後ろ姿を見ている。個性 ある  いで たちもすばらしい。  おわらは見せるものなのか、見られ  るこ とを意識すらせずに心ゆく まで  自ら楽しむものなのか。あるいはま  た、…… …… 高橋治と 石川さゆりは、  諸々のことを考える、見直すための  たいへ ん な「契機」 を 与 えて くれ た  ので ある 。    個人的な所感を述べれば、おわらは  縄文と江戸の文化が八尾で花開いた  ような気がする。  (当講座編集人)    鏡町の踊りに魅入

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 【2023年7月3日配信】   手作りへのいざない    -「技」の文化-     縫い針のひとはりに込める夢  敦賀市 宮岸 かなえ                     てのひらに落ちる雨滴が灯をともす     鹿児島市 井上 治朗                        器(うつわ)  器への思い    九谷焼絵付師  宮保 英明         用という約束の形を提供しながら、その 形の中でどれだけ新鮮な自身の感覚を保ち 得るか、どんな可能性を引き出し得るか、 自身を試す姿勢で器と向かい合いたい。  自意識による変身、習慣のタガをはずし、 本来まったく自由に扱える創作表現への自 意識を、材質としての焼きものにぶつけた い。  盛られる料理に好かれる器。使いよくて 楽しくて、ついつい使ってしまう器。見た 目に静かで、しかし強い存在感を持ち、素 直に語りかけてくる。そんなものを心がけ てつくりたい。 みやぼ ひであき 20歳から絵付けをはじめる。 1950年石川県白山市生まれ。 石川県加賀市日谷(ひのや)在住。 日谷川をはさんで両側に民家と山が並ぶ。 谷間の村・日谷の向こうには人はいない。 宮保家の裏もすでに森である。 仕事をするのにいい場所をさがし歩き、 1984年の夏、白山市から引っ越してきた。 「ときどき熊が顔を出す」と妻の文枝さん。 小社発行・『北陸の燈』第4号より 撮影・八幡スタジオ 当講座記事NO.21、249再掲 当講座記事NO.223、「職」に関する記事から     芭蕉布ムーディー綾番匠くずし 平良 敏子   鋏 川澄 巌  文駒縫(あやこまぬい) 竹内 功   匠  足立区が誇る「現代の名工」    当講座記事NO.269、「世界屈指の技と清ら」から   流し猫壺 河井 寛次郎      「祖父寛次郎を語る」鷺 珠江さん     当講座記事NO.280、「湯の人(4)」から   樹 -卒業制作- 青木 春美     当講座記事NO.22、「織を通して学んだこと」から     絹本著色方便法身尊影  1500年製作      当講座記事NO.72、「松帆榭にて」から   千年の土 珠洲焼 篠原 敬    当講座記事NO.296、「あの日のこと」から     バンチェン土器   タイ・バンチェン遺跡     当講座記事NO.288、「個

272. 学級通信「あいこでしょ」の願い

【2022年10月4日配信】 「命」の新文化創造の世へ            小松市立稚松小学校              教諭 辰巳 国雄        題字 井上碧山さん (北九州市)  絵  本多千鶴子さん(金沢錦丘高校1年) 当講座記事NO.314 山下秀美、哲学の時代へ 同266 酒井由記子、混迷する現代と統一協会 同294 小原基子、おんな川にかかる橋 同303 今野ゆうひ、教え子を再び何処へ送るのか 同318 髙森文子、世界に範たる日本国になるには  学級文集とか、学級通信とか、学級機関 紙 といわれるもの を発行することを、教師 の仕 事の軸の一つに して実践を積み重ねて いる人 がずい分多いと 思う。  私は、学級通信(学級文集・学級機関紙 も 含めて)を発行してから、もう三十年近 くに なる。あるときは季刊であったり、月 間であ ったり、週刊であったり、日刊であ ったり、 その形はさまざまである。その一 年、一年で 形も異なり、内容も変わってき ている。大ざ っぱな言い方をすれば次のよ うになるだろう。  子どもたちの生活のなかみや、思いや考 え を、本音のところで知りたい。それは、 話す ということででもできるかも知れない が、数 十人の学級の子どもたち全員の本音 を知るこ とはむずかしい。話すことの不得 手な子でも 書くことによって本音を語って くれるだろう。 また書くことによって、さ らに、自分の生活 や、思いや考えを、見つ め直すことになり、 印刷されたものを通し て、学級のみんなの共 通の認識を得られる だろう。共通の認識を持 った学級集団(子 どもたち)は、それをステ ップに、学級集 団の文化を創り上げていく力 にするだろう。  これが、私の教育の大きな柱だった。こ う して始めた学級通信発行の仕事は、子ど もた ちの全面発達を願う私の教育実践のそ のとき そのときの証しともなるものになっ た。学級 通信が発行できなくなるというこ とは、私と 子どもたちとの歩みが止まるこ とである。た だ子どもたちの作文や詩を書 いていくだけで はなく、教師としての自分 と子どもたちとの かかわりや、私の思想を も反映させた学級の 歩みを学級通信の中に 定着させていくことだ った。それは、一時 間一時間の授業を最高に 充実させるという きびしい仕事に

328. ふるさとなまり

 【2024年1月28日配信】   おばばの言葉                       白山市 番匠 俊行                                私の両親は石川県石川郡美川町(現白山 市)に生まれ育ちました。両親のそれぞれ の両親も同町の生まれ、育ちです。除籍簿 を見ると、私の先祖は全員、明治初期から 同町の住人でした。  私は高校時代まで美川で育ち、そのあと 関東の大学を卒業し、宮城県内で就職し、 現在、郷里の美川で塾教師をしています。  私の祖母は1900年生まれで伝統産業 の美川刺繍をしていました。亡くなるまで 町から一歩も出たことがなく、町の人たち との会話を楽しみに生きていたようです。  その会話を耳にした一端をご紹介します。  美川町は手取川の河口の町で日本海に面 しています。作家の島田清次郎、詩人の邑 井武雄、政治家の奥田敬和、歌手の浅川マ キらの出身地でもあります。  「美川弁」といってもいい言葉は、隣町 の能美郡根上町(現能美市)や能美郡川北 村(現能美郡川北町)、石川郡松任町(旧 松任市、現白山市)ともちょっと異なって いると思います。  私は金沢市内の高校に通ったのですが、 私の話す言葉がおかしいと、いつも友人に 笑われていました。言葉だけで伝えるのは 難しいのですが、動詞、形容詞、形容動詞 のエ音便がイ音便になったり、また、人名 や名詞の発音のアクセントや抑揚、強弱、 長短が独特みたいです。  鹿児島弁が混じっているのではないかと 言う人もいます。もしそうであれば、最初 の石川県庁が美川町に置かれたことと関係 しているのかもしれません。内田政風とい う薩摩藩士がトップとなりはるばるこの町 にやって来たと聞いています。ひょうきん な美川の人たちが薩摩から来た役人たちの 言葉をおもしろがって真似して、流行らせ、 それがそのまま一部根づいたのではないか と思ったりもしています。  内田はなぜか金沢県とすることを拒否し、 県名を石川郡から拝借して石川県にし、さ らに「美川県」にとまで県名をかえようと したと聞きます。石川県はあわや美川県に なっていた可能性もあったということです。  これはこれでおもしろい話ですが、内田 は、美川町を中心にした金沢以上の新たな 県都を、白山を源として流れる県内最大の 河川・手取川(石川)を

311. レジェンド記者、真実を追う

 【2023年8月2日配信】小社発信記事      木原事件、ジャニーズ事件、 松本VIP事件、 自民裏金脱税事件、政治、ジャーナリズム                      佐藤章 さんの発言とともに考える            尾崎豊『ダンスホール』1984.3.15  東京新宿RUIDO 浅 川マキ/ ライブ夜 1977.11.19 京大西部講堂 桃山晴衣『遊びをせんとや生まれけん』 最新順 ジャニーズ・松本VIP事件、震災その他記事 当講座記事NO.320 2024.3.6 谷本誠一さん、中川秀直衆議秘書時代を語る 広島県前呉市議(6期)の谷本さんが 高校生の インタ ビューに応えてパー券販売、地盤培養活動などを話す。 撮影 2023.8.3 2021.5.21 佐藤章さんスクープ解説動画 第二次安倍内閣安倍晋三首相退陣の真相 木原事件を考える 2023.8.2 志あるジャーナリストへの呼びかけ .  2023.8.20 黒澤明『天国と地獄』仲代達矢の圧巻の台詞 .                       「被害者・遺族の無念を晴らす。これが刑事の仕事」     佐藤誠元刑事記者会見 2023.7.28 コロンボ、安浦吉之助、 十津川省三、杉下右京をしのぐ 佐藤誠さん の 言葉。「 日本の心」はまだまだ生きている。 同時に加害者側の動機、心情も併せて理解すべきである。 日本の歴史、社会、政治を変える日本史上最高記者会見                    2023.8.8 真犯人 Z氏と木原氏の人生を考える 2023.8.17 事件当日の Z 氏の行動を考察する 2024.8.24 民主主義の岐路.検察再捜査の動き    2029.8.30 事件のもみ消しを決して許してはならない    2023.8.31 事件を報道しない既存のメディアへの怒り                                                     文春報道によれば、2006 年 4月 9日の 午後10時ごろに東京都内で安田種雄さんと いう方が殺されたが自殺とされた。そして 2018年春に捜査が再開されたが、本格的な 捜査に入ろうとした矢先の同年10月下旬に 捜査が突然打ち切られた。  この事件の捜査に当たった警視庁元刑事 の佐藤誠さんが、先月28日

327. 能登はやさしや土までも

 【2024年1月8日配信】          お金から「いのち」の時代へ(10)             たくましくやさしき能登に光させ                    2024年3月11日              気仙沼市 菅野 千鶴子                              二隻だけでは足りない話にならない      被災者全員を救う方法を考えるべき    「五百年のひびき」   「日々是稽古」 .        輪島名舟の人たちへのインタビュー .    当講座記事NO.318 世界に範たる日本国になるには 強震モニタ .    地震情報 .                           緊急に避難所の設備充実を          大地震から一週間たった今、改めて 以下の記事を再掲します。   日本海側の原発の現況が気になります。  当講座記事 NO.296と 297で珠洲原発  のことに言及しました が、珠洲原発が  建設されていたらこの地震で日本列島  と朝鮮半島には人が住めなくなってい  たのではないでしょうか。珠洲原発を  絶対に安全だと主張して推進していた  関 西 電力、中部電力、北陸電力、経産  省、政府は 謝罪声明を出すべきだと思  います。    震災被災者の避難先に下記写真のように  ビニールハウスが何箇所かありました。  ここは個人や隣近所で自主的に避難した  場所だと思います。ビニールハウスは、  地震に強いのではないでしょうか。    また、私は高校時代、山岳部で部活動を    していたのでその経験からすれば、冬用    テント、ツエルト、シュラフ、ヤッケ、  ポンチョ、コッフェル、ラジウスなどの  山岳装備を キ スリングに入れておき、 か  つ、テントの張り方、炊事の仕方を日頃  から練習し、いつでも野営に備えていた  らいいのではないかと思いました。  もっともこれらに相当する準備は、国、  県、市町 村の首長や各議員が、常日頃か  ら個人の人権とプライバシーに心配りを  したうえで、率先してしなければならな  い極めて重要な政治の仕事であると思い  ます。特に今現在おこっている震災は、  何年も前から充分に予測できたことだけ  に、最低でも上記の準備だけはできたは  ずです。「残念」とか「遺憾

266. 混迷する現代と統一協会 

【2022年8月28日配信】        親友ヨッチにささげる手記          -最期まで友情を信じて-                  石川県河北郡津幡町                 書店員 22歳  酒井 由記子  人は、どんな人と巡り合うか、どんな本 と出会うかによって人生が決まってくると、 ある作家が述べていたのをふと思い出す。 私にとってはまさにそうであった。出会っ た人達も書物もとても大きな影響を残し、 忘れられない出来事となっていったのであ る。   一、高校生の頃  今から六年前(1977年)、私は金沢 二水高校の二年生であった。いや二年生と いうより吹奏楽部生というほうが適切であ るほど私は部活動に情熱を注ぎ込んでいた。 みんなでマラソン、腹筋運動をしてからだ を鍛えあげ、各パートごとでロングトーン をして基礎固めをなして、全員そろって校 舎中いっぱいに響きわたるハーモニーを歌 いあげる。それは、先輩、後輩、仲間達の 一致によって一つの音楽をつくり出すとい う喜びを存分に味わった私の青春時代の真 っ盛りであった。ただ残念なことは、部活 動に熱中すればするほど勉強のほうはさっ ぱり力がはいらなかったことである。中学 生のときは、「進学校にはいるために」と いうただそれだけの目的で受験勉強ができ た。しかし、いざ高校にはいってみると、 また「いい大学にはいるために」と先生方 が口をすっぱくして押しまくる文句に素直 になれなかった。勉強する本当の意味が見 出せなかったのである。その頃から、私は 人間は何のために生きるのだろうかという ことまで突っ込んで考えるようになってい った。  父母が書店を経営しているため本は充分 にあり、書物を読むことによって答えを見 出そうとした。私の強い求めに応じるかの ように一冊の本が転がり込んできた。クリ スチャン作家である三浦綾子さんの『あさ っての風』という随筆集であった。聖書の 言葉がそこに登場しており、それはズシリ と心に響いたのである。その本に魅せられ て三浦さんの自叙伝も何冊か読み進めてい った。しだいに私の魂は、人間をはるかに 越えた大いなる存在があることを感じてい った。確信までは至らなかったけれども、 それらの本によって金沢のプロテスタント の教会に足を運び、牧師さんのお話を聞く ようにもな

280. 湯の人(4)現実と夢

 【2022年11月22日配信】   大きな便り                       加藤 蒼汰          秋とはいっても冬のような寒い夜だった。 浴室にはだれもおらず、脱衣場には番台に 座っている銭湯の主人と私ともうひとり。  その人は銭湯の近所の人であり、かつて 高校の教員をしていた。在職当時、馳浩・ 現石川県知事を教えていたと語っている。 八十歳を超えている。  この銭湯でよく顔を合わせ、会うたびに 知事の高校在学中のエピソードを繰り返す ので、私はその話の内容をすっかり諳んじ られるようになってしまった。高校入学時 から卒業までの様子、レスリング部での活 躍などであるが、私が特に感銘を受けた話 は、知事は高校時代、冬、雪が降り積もっ た朝には真っ先に早出登校して、生徒・教 職員を思いやり、校門から校舎玄関入り口 までの路をひとりスコップで雪かきをして いたというくだりである。  そんなすばらしい教え子をもつ元先生が、 服を脱ぎ裸になって浴室入り口に向かって 五、六歩あるきながら大便を三個落とした のである。気づかずに落ちたようなので、 私は「先生、落としもの」と声をかけると、 「ありりー、まったく気いつかんかった。 あはははは」と笑うのである。  私は、脇にあったチリトリでこの塊をす くいとり、「みごとな色と固さやね」と言 いながらトイレに流した。しかしながら、 脱衣場にはその匂いが全面に沁みわたり、 息が苦しくなるほどだった。このとき私は、 幼いころサーカスを見たときのことを思い だした。  それは曲芸をしていた象が巨大な大便の 塊を三個落とし、団員があわててスコップ で拾いあげていた光景であった。このとき の衝撃の記憶がよみがえり、私にとっさに チリトリを思いつかせたような気がする。 本を読んでいた番台の主人もその匂いで事 のいきさつに気づき、「匂いもすばらしい ね」と笑いながら脱衣場の窓を全開し床を 雑巾でふいてくれたが、その強力な匂いは 容易に消えなかった。  その間、先生は先に浴槽へ入り、気持ち よさそうに浸かっていた。私は先生と湯壺 にいっしょに漬かることに一瞬躊躇したが、 免疫機能が高まるまたとないチャンスでは ないかとの思いも何ゆえか突然こみあげて きて湯船に同席、お伴したしだいである。  「よくあることなんけ」と湯中、思わず
         柿岡 時正
         廣田 克昭
         酒井 與郎
         黒沢  靖
         神尾 和子
         前田 祐吉
         廣田 克昭
         伊藤 正孝
         柿岡 時正
         広瀬 心二郎
         七尾 政治
         辰巳 国雄
         大山 文人
         島田 清次郎
         鶴   彬
         西山 誠一
         荒木田 岳
         加納 韻泉
         沢田 喜誠
         島谷 吾六
         宮保 英明
         青木 晴美
         山本 智美
         匂  咲子
         浅井 恒子
         浜田 弥生
         遠田 千鶴子
         米谷 艶子
         大矢場 雅楽子
         舘田 信子
         酒井 由記子
         酒井 由記子
         竹内 緋紗子
         幸村  明
         梅  時雄
         家永 三郎
         下村 利明
         廣田 克昭
         早津 美寿々
         木村 美津子
         酒匂 浩三
         永原 百合子
         竹津 清樹
         階戸 陽太
         山本 孝志
         谷口 留美
         早津 美寿々
         坂井 耕吉
         伊佐田 哲朗
         舘田 志保
         中田 美保
         北崎 誠一
         森  鈴井
         正見  巖
         正見  巖
         貝野  亨
         竹内 緋紗子
         滋野 真祐美
         佐伯 正博
         広瀬 心二郎
         西野 雅治
         竹内 緋紗子
         早津 美寿々
         御堂河内 四市
         酒井 與郎
         石崎 光春
         小林 ときお
         小川 文人
         広瀬 心二郎
         波佐場 義隆
         石黒 優香里
         沖崎 信繁
         山浦  元
         船橋 夕有子
         米谷 艶子
       ジョアキン・モンテイロ
         遠藤  一
         谷野 あづさ
         梅田 喜代美
         小林 ときお
         中島 孝男
         中村 秀人
         竹内 緋紗子
         笠尾  実
         前田 佐智子
         桐生 和郎
         伊勢谷 業
         伊勢谷 功
         中川 清基
         北出  晃
         北出  晃
         広瀬 心二郎
         石黒 優香里
         濱田 愛莉
         伊勢谷 功
         伊勢谷 功
         加納 実紀代
         細山田 三精
         杉浦 麻有子
         半田 ひとみ
         早津 美寿々
         広瀬 心二郎
         石黒 優香里
         若林 忠司
         若林 忠司
         橋本 美濃里
         田代 真理子
         花水 真希
         村田 啓子
         滋野 弘美
         若林 忠司
         吉本 行光
         早津 美寿々
         竹内 緋紗子
         市来 信夫
         西田 瑤子
         西田 瑤子
         高木 智子
         金森 燁子
         坂本 淑絵
         小見山 薫子
         広瀬 心二郎
         横井 瑠璃子
         野川 信治朗
         黒谷 幸子
         福永 和恵
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         秋山 郁美
         加藤 蒼汰
         森本 比奈子
         森本 比奈子
         吉村 三七治
         石崎 光春
         前田 佐智子
         前田 佐智子
         前田 佐智子
         前田 佐智子
         中野 喜佐雄
         八木  正
         堀  勇蔵
         家永 三郎
         広瀬 心二郎
         菅野 千鶴子
         海野 啓子
         菅野 千鶴子
         海野 啓子
         石井 洋三
         小島 孝一
         キャリー・マディ
         谷本 誠一
         宇部  功
         竹内 緋紗子
         谷本 誠一
         酒井 伸雄
163、コロナ禍の医療現場リポート
         竹口 昌志
164、この世とコロナと生き方を問う
         小社発信記事
165、コロナの風向きを変える取材
         橋本 美濃里
166、英断の新聞意見広告
         小社発信記事
167、ワクチン接種をしてしまった方へ
         小社発信記事
168、真実と反骨の質問
         小社発信記事
169、世論を逆転する記者会見
         小社発信記事
170、世界に響けこの音この歌この踊り
         小社発信記事
171、命の責任はだれにあるのか
         小社発信記事
172、歌人・芦田高子を偲ぶ(1)
         若林 忠司
173、歌人・芦田高子を偲ぶ(2)
         若林 忠司
174、歌人・芦田高子を偲ぶ(3)
         若林 忠司
175、ノーマスク学校生活宣言
         こいわし広島
176、白山に秘められた日本建国の真実
         新井 信介
177、G線上のアリア
         石黒 優香里
178、世界最高の笑顔
         小社発信記事
179、不戦の誓い(2)
         酒井 與郎
180、不戦の誓い(3)
         酒井 與郎
181、不戦の誓い(4)
         酒井 與郎
182、まだ軍服を着せますか?
         小社発信記事
183、現代時事川柳(六)
         早津 美寿々
184、翡翠の里・高志の海原
         永井 則子
185、命のおくりもの
         竹津 美綺 
186、魔法の喫茶店
         小川 文人 
187、市民メディアの役割を考える
         馬場 禎子 
188、当季雑詠
         表 古主衣 
189、「緑」に因んで
         吉村 三七治 
190、「鶴彬」特別授業感想文
         小社発信記事
191、「社会の木鐸」を失った記事
         小社発信記事
192、朝露(아침이슬)
         坂本 淑絵
193、変わりつつある世論
         小社発信記事
194、ミニコミ紙「ローカル列車」
         赤井 武治
195、コロナの本当の本質を問う①
         矢田 嘉伸
196、秋
         鈴木 きく
197、コロナの本当の本質を問う②
         矢田 嘉伸
198、人間ロボットからの解放
         清水 世織
199、コロナの本当の本質を問う③
         矢田 嘉伸
200、蟹
         加納 韻泉
201、雨降る永東橋
         坂本 淑絵
202、総選挙をふりかえって
         岩井 奏太
203、ファイザーの論理
         小社発信記事
204、コロナの本当の本質を問う④
         矢田 嘉伸
205、湯の人(その2)
         加藤 蒼汰
206、コロナの本当の本質を問う⑤
         矢田 嘉伸
207、哲学の時代へ(第1回)
         小社発信記事
208、哲学の時代へ(第2回)
         小川 文人
209、コロナの本当の本質を問う⑥
         矢田 嘉伸
210、読者・投稿者の方々へお願い
         小社発信記事
211、哲学の時代へ(第3回)
         小社発信記事
212、哲学の時代へ(第4回)
         小社発信記事
213、小説『金澤夜景』(2)
         広瀬 心二郎
214、小説『金澤夜景』(3)
         広瀬 心二郎