真実に目覚める時

 【2021年5月3日配信 NO.162】                 

 

  

  エセ・コロナ禍から脱却するために             

 

  

 

                    広島市 酒井 伸雄  

  

 

    キリングフィールド  

 

    自分が暮らすここ平和都市広島で、今か

ら 27年前の1994年、アジア42の国と地域

が参加するアジア競技大会が開かれました。

 

    その中のカンボジア選手団のメンバーは

展した広島の街を目にし、「ここ広島は

私たちカンボジア人にとって希望の星です」

と語ってくれました。

 

    カンボジアはその十年と少し前、内戦に

ってわずか数年の間に罪のない国民全体

の三分の一もの人たちが殺されるという悲

惨な過去を持っていて、当時はその傷跡が

深く残っていました。

 

 その彼らが焼け野原から半世紀も経たな

うちに見事な発展を遂げた広島の街を見

て、自分たちの国もこのように復活、発展

していけるという、その希望が持てたと感

じてくれたのです。

 

 その後、二度カンボジアを訪ねる機会が

りました。静かなたたずまいの町並みの

中で穏やかな笑みをたたえながら暮らすカ

ンボジアの人たちと接し、悲惨な内戦の歴

史は過去の遺物となったかのような印象を

受けました。

 

   けれど殺戮の歴史を記す収容所跡の博物

トゥール・スレン、殺戮の現場となった

キリングフィールドに一歩足を踏み入れ

と、おびただしい数の遺骨とともに拷問器

具や亡くなられた人たちの写真が展示され

ていて、その悲惨さは筆舌に尽くし難いも

のがあり、思わずうめき声がもれました。

 

 これはキリングフィールドの中にあるキ

ングツリーと呼ばれる木で、色鮮やかな

ミサンガで飾られています。 

  

                                          (筆者撮影)

                                    


   信じられないことですが、あの当時、こ

こに連れてこられた母子の手から赤ん坊を

引き離し、その足首を持って赤ん坊の頭を

この木に打ち付けて殺したというのです。

その子の母親のいる目の前で・・・。です

からこれら美しいミサンガは、それを弔う

ためのものなのです。

 

 罪のない人たちを大量に、しかも同胞の

によって殺される、こんな悲惨なことは

ありません。カンボジアの人たちの静かで

穏やかな表情の裏には、言葉で言い表すこ

とのできない深い悲しみが宿っているのだ

ということを知りました。

 

 

  偽られた危険報道

 

  昨年 2020 年から今年にかけ、世界中が

型コロナウイルスによって未曾有の大混

乱に陥っています。これはウイルスと戦う

第三次世界大戦と表現できるほどの大きな

パンデミックです。

 

   日本でも昨年の116日にはじめての感

者(PCR 陽性者) が確認されて以来、感

染拡大と規制や自粛要請を伝えるニュース

が連日さかんに報じられています。そして

それによる経済をはじめとした日本社会に

与える影響は極めて大きく、大量の国費や

自治体の予算を使った支援策をとっている

にもかかわらず、多くの企業や店舗が倒産

し、失業者、自殺者が増え、その流れは今

も右肩上がりに続いています。

 

    新型コロナウイルスが本当にそれだけ恐

べき脅威を与える感染症であるならば、

どんなに大きな犠牲を払ってでも食い止め

る必要がありますが、国民の恐怖心を煽り

つづける報道の裏に隠された実際の数字や

現状を見てみると、数々の疑問と疑惑が浮

かび上がり、今は多くの人たちがそのこと

に気づき始めています。

 

    今はどこの施設に行っても「新型コロナ

イルス感染症予防のためマスク着用をお

願いいたします」といったアナウンスがさ

れていますが、本当に今は感染症に対して

極めて危険な状態なのでしょうか?

 

 いいえ、違います。ウイルスにはウイル

干渉という、あるウイルスに感染した状

態では他のウイルスには感染しにくいとい

う性質があり、2019年末、日本に最初のS

型コロナウイルスが入ってきて以来、季節

性インフルエンザをはじめとした他の感染

症が激減、またはほぼゼロの状態となり、

2020年の感染症の死者数は前年の約二万人

減という極めて少ない数字となっています。

ですから今は感染症に関しては極めて安全

な状態であると言えます。

 

 これは2019 年末から2020年の月別死者

の推移を表したグラフです。死者数の変

動のほとんどが感染症による死者数による

もので、青色のグラフが1月 (Jan)から7

 (July)にかけてオレンジ色の平年値を下回

っているのが分かります。 



 

   にも関わらず、8(Aug)は猛暑の中  

対策 ” のためのマスク着用によって熱中

症による死者数が増え 、9月 (Sep) に入る

といよいよ経済的困窮による自殺者が大き

く増え、平年値を上回る結果となりました。

 

    つまり新型コロナウイルスによって感染

の死者数を減らし、コロナ対策によって

多くの人の命を奪うという結果になってい

ます。

 

    これは数字として現われた事実です。こ

事実をもっと正確に、より多くの人に伝

えられたらいいのですが、政府は 2020 

に限り、正確な死者数を表す人口動態統計

を発表していません。これは、この事実を

国民に知らせることを躊躇しているためと

考えられます。

 

 

    疑惑のPCR検査

 

 それでもテレビや新聞といったメディア

連日「感染者数過去最大」「第波到来」

いった危機感を煽るニュースを流しつづ

けていますが、ここにも大きな偽りと誤魔

化しがあります。

 

 まずひとつは、PCR検査陽性者を感染者

するのは大きな誤りです。PCR検査で分

かるのは、採取した検体の中に目的とする

DNA片が存在するかどうかを診るもので、

それでもってウイルス全体がその中に存在

するのか、それが活性化した状態なのかど

うかを判断することはできません。

 

 ウイルスが喉や鼻の粘膜に入っただけで

感染しません。これは単なる曝露  (ばく

す。そこから体内に侵入し、定着し、

伝搬され、ようやく感染となるのです。

 

 政府やメディアがこのことを知らないは

がなく、これを隠して『PCR陽性者=感

染者』としているのは、何か目的を持った

意図的なことだと考えるのが妥当です。

 

 またPCR検査は遺伝子断片を二倍ずつ数

回にわたって増やしていく方法であり、

この増幅回数である Ct 値は極めて重要で、

WHOでは 「Ct 値 35以上は無意味である」

と発表しているにもかかわらず、日本では

それを回る Ct値 4045で検査を実施し、

大量の陽性を作りだしています。 

  



 コロナに関して世界で最も安全と言われ

いる台湾では、 Ct 値が 35より低い場合

のみを陽性と判定しています。

 

    PCR検査は、新品の綿棒、パパイヤ、ヤ

ギ、ガソリンなどでも陽性反応が出ること

が確認されていて、感染症診断に絶対的信

頼を置くべきものではありません。

 

 最近は民間のPCR検査をする機関が増え、

また家庭内でできる検査キットも販売され

います。その結果PCR検査数は昨年来増

加しつづけていますが、そのことは無視し、

陽性者数の増加だけを報じていて、これが

論理的に正しくないことは誰の目にも明ら

かです。

 

 さらに驚くべきことに、PCR検査キット

説明書には、「本製品は研究用試薬です。

ヒト、動物への医療、臨床診断には使用し

ないようにご注意ください」と明記されて

います。

   


  

 この PCR検査について、昨年11月、ポル

ガルの控訴裁判所によって 「新型コロナ

  (Sars-Cov-2)  の PCR検査プロセスが信頼

できるものではなく、故にこうした検査結

果をもとにした強制隔離は違法」という判

決が下されました。

 

 こういった事実はメディアでは一切報じ

れませんね。なぜなんでしょうか?   

のことに、今回のコロナ騒動の極めて重要

な真意が見えてきます。

 

 

 作られた医療崩壊

 

 日本の医療現場はコロナによって逼迫し、

緊急事態だとメディアは連日大騒ぎしてい

す。けれど日本のコロナ感染率は欧米の

四十分の一であり、それに対して病床数は

人口千人あたり13.0と世界一を誇っていて、

感染症患者が激減している現在、これで医

療現場が逼迫するのはどう考えてもおかし

すぎます。

  


   これはコロナ感染者 (本当は PCR陽性者)

ほとんどが無症状で、致死率、重症化率

ともに通常のインフルエンザ並みかそれ以

下であるにもかかわらず、 SARS や結核と

同じ指定感染症2類に分類され、さらに今

年になって検疫法に基づく検疫感染症に指

定され、極めて重い感染症として扱われて

いるからです。

 

    季節性インフルエンザは例年約一千万人

人が罹りそのうち亡くなられた方は約13,

000人。それに対してコロナは無症状でもP

CR査で陽性が出たら「感染者」として報

告され、それでも年間40万人、実際に感染

したと思われる人は推定24万人、病院での

治療が必要な人は 16万人で、死亡者数は 2

020年一年間で3,400人です。これは年間

死者数140万人全体のわずか0.3%です。

 

   昨年6月18日、厚労省によって亡くな

れた方でPCR陽性ならばすべてコロナ死

として報告する旨の通達が出され、実際の

死因が交通事故でも癌でも心臓病でも老衰

でも、すべてをカウントした数であり、実

際にコロナ感染によって亡くなった人の数

は報告数をはるかに下回ると考えられます。

そしてコロナ死とされた人の八割が70歳以

上の高齢者で、ほとんどの方が既往症を持

っておられます。

 

 この現状を考えたら、コロナを指定感染

2類として扱うべき理由はまったく見当

たりません。これをインフルエンザと同様

の5類に分類すれば騒ぎは一瞬にして収ま

ります。

 

 

 謎の遺伝子注射

 

 今のこの状態、99.8% が非感染者の日本

に遺伝子改変ワクチンを半強制的に打た

せる理由はまったくありません。1998

1999年のインフルエンザが大流行し、35,

000人の方が亡くなられた時でもマスク着

用やワクチン接種を強要されたことはなく、

今の政府、メディアをあげてのコロナ煽り

はあまりにも不自然であり異常です。

 

    そもそもこのたびの遺伝子を改変したコ

ナワクチンはワクチンではありません。

本来のワクチンの定義は、無毒化もしくは

弱毒化した菌を体内に入れ、それで抗体を

作りだすというもので、このたびのものは

その定義から大きく外れています。

 

   これは mRNA を改変した遺伝子を使っ

新薬であり、それをワクチンと称するこ

とで、本来新薬承認に必要な長期的な動物

実験や人による臨床試験を回避することが

でき、遺伝子改変ワクチンは、まったく安

全性が保障、確認されていない新薬だとい

うのが真実です。事実これまでは、mRNA

を用いた新薬は危険性が指摘され、新薬と

して用いることはできませんでした。けれ

どこのたびは人々の恐怖心を煽り、ワクチ

ンと称することで表に出てきたのです。

 

    日本政府が製薬会社と交わしたワクチン

給契約には、製薬会社に対し「製品の副

作用に対する法的責任を免除される」とい

う条項が含まれていることが明らかになっ

ています。

 

  2021 4月末現在、既往症のない 26

看護師がワクチン接種四日後に脳疾患で

急死するという事例を含め、分かっている

だけですでに十件の死亡が確認されていま

す。日本の過去の薬害問題を振り返ってみ

てください。長期間の動物実験や治験を重

ねたサリドマイドでも多数の両腕のない赤

ちゃんが産まれてきました。

 

 このたびの遺伝子改変ワクチンの本当の

ろしさは数年後に現われると言われてい

ます。感染症、免疫学が専門の徳島大学名

誉教授大橋眞先生は、このワクチンと称

するものを、「謎の遺伝子注射」と呼ばれ

ています。

 けれどこのことをメディアが報じること

決してありません。

 

 

    根拠なき感染対策

 

    人間は、ウソも百回聞かされればそれを

実だと思い込んでしまう性質があります。

   細かい数字をたくさん並べられ、それら

正確なものであれば、その前提となるも

のも正しいと思い込んでしまうのが人間の

心理です。

 

   「この日曜日の新宿繁華街の人出は前の

と比べて 15.3 % 減」 などと報じられる

と、人の多さと感染拡大に相関性があると

いう証明がなくても、なんとなくその数字

を抑えることが大切だという意識と雰囲気

になってしまいます。

 

    そんな人間の意識構造と日本人の持つ周

への思いやり、無菌状態を好む清潔指向、

お上に従順な精神などに乗じ、政府とメデ

ィアは理論的根拠のないコロナ情報で国民

の恐怖心を煽りつづけています。

 

 マスク着用は本当に必要でしょうか?

 

 ウイルスの大きさは直径0.1μm、マスク

網目はその 100~ 1,000倍で、ウイルス

の透過を防ぐことはできず、飛沫の拡散を

防ぐ効果しかありません。マスクを着ける

ことによって常時低酸素状態となり免疫力

は低下し、感染症、抑鬱症、心筋梗塞、癌、

糖尿病、アルツハイマー、老化の加速、・

・・こういった慢性病の原因となることが

論文で発表されています。

    マスクに付着する雑菌の繁殖も問題で、

に清潔に保つためには一時間に一回はマ

スクを取り換える必要があり、そうでなけ

れば感染の危険性は逆により高まってしま

います。

 

   新型コロナウイルスの感染について言え

ば、コロナの感染受容体 ACE2細胞はその

ほとんどが小腸や胆嚢といった消化器系に

存在し、肺には小腸の十分の一程度しかな

く、ほぼ空気感染することはなく、マスク

着用はほとんど効果がありません。また無

症状の人の呼気からは、マスクを着用して

もしなくても、コロナウイルスの飛沫やエ

アロゾ ルは検出されません。

 

   三密対策は必要ですか?

 

 人間同士の密な接触が感染拡大の要因な

ば、各国の感染率、死亡率と人口密度に

は高い相関関係があるはずです。けれどそ

の数字を取ってみると、そこには統計的に

何の関連性もないということが分かります。

   

   

    他にも厳しいロックダウンを行ったイギ

スとそうでないスウェーデンで致死率で

有為な差がなく、州ごとに異なる対策を取

ったアメリカでも、ロックダウンの感染拡

大防止効果は数字の上で現われていません。

 

    日本でも三密対策が声高に叫ばれていて

も、大都市圏の朝夕の通勤電車は大混雑で、

そこでクラスターが発生したというニュー

スは流れてきません。

 

     東京都は4月 25日から三度目の緊急事

宣言を発令し、他都道府県間の移動の自

粛を含め様々な要請をしましたが、通勤電

車も運行本数が減便され、満員の電車はさ

らにすし詰め状態となっています。

 

   こんな理論的根拠のまったくない施策に

れほどの意味があるのでしょうか?   

れと「自粛を要請」とはなんなんですか?

?? 要請されて行ったら自粛ではないの

ですが・・・。

 

 

 希望なき社会

 

 季節性インフルエンザよりもはるかに感

者数、死者数ともに少ない新型コロナウ

イルスの感染対策と称し、数々の理論的根

拠のない施策が講じられた結果、 2020 

は感染症による死者数が激減したにもかか

わらず、自者数は逆にリーマンショック

後の 2009 来、十一年ぶりに増加に転

した。

   

   

 これはコロナ対策の影響が顕著に現われ

きた年度後半からの増加であり、特に女

性が15%も増加し、高校生までの児童、生

徒も過去最高となっています。つまり社会

的に弱い立場の人たちが追い詰められ、将

来に対して明るい希望を持てなくなってい

るのです。

 

    幼い児童、生徒に関しては、コロナ感染

数はほぼ皆無、死者数はゼロであるにも

かかわらず、マスクの常時着用がほぼ義務

化されていて、子どもたちの身体への影響

とともに、情操面の発育を大きく阻害する

ことが懸念されます。

 

    この状態が今後も続くと、若年層の鬱、

閉症、そして自殺者の大幅な増加が予想

され、これは日本社会にとって極めて大き

な問題です。

 

 

   日本のキリングフィールド

 

 今のこのような日本の状況を作りだした

は単なる無知や愚策ではなく、その裏に

は何らかの意図があり、それによって導か

れていると考えるのが自然です。そしてそ

れを行っているのが同胞日本人であるとい

うのが恐ろしいところです。

 これは共産主義思想に毒されたポルポト

が、同胞クメール人を大量虐殺していった

カンボジアの内戦と変わることがありませ

ん。

 

   ポルポト率いるクメール・ルージュは知

階級を一掃することを目的に、ただメガ

ネをかけている、柔らかいキレイな手をし

ているといった理由だけで次々と人々を殺

していきました。

    今のコロナ対策も同様で、コロナによる

当の感染状況や性質が分かっているにも

かかわらず、何の根拠を示すことのできな

い場当たり的対策で、飲食店をはじめ旅行

業、宿泊業、その他様々な業種や人々を苦

しませつづけています。

 

    「コロナ対策」という名目で、本来憲法

保障されている国民の権利が侵害され、

多くの自由が制約を受けています。移動の

自由、学問の自由、集会の自由、職業を奪

われたり肉親と会うことができなかったり、

結果的に命を奪われた人も少なくありませ

ん。

 

    その中でも言論の自由を奪われることを

も恐れなければなりません。今はこのよ

うなコロナの真実をネットで発信すると、

YouTubeや FacebookTwitterといった大

手 SNSは投稿が削除されたりアカウント

が凍結されることが頻繁に起こっています。

 

     東京都は営業時間を午後8時までとする

短命令を無視したとして違反した1,879

の施設のうち27件に措置命令を出し、そ

うち26件が東京都の命令に異を唱えたグ

ーバルダイニングの店舗でした。

 これはグローバルダイニングが東京都の

策に具体的理由をもって批判したからで

あり、明らかに言論の自由を弾圧する行為

です。

 

    政府や自治体、メディアは、コロナの恐

を煽ることで強権を発動し、従順な国民

の持つ同調圧力を利用し、国全体をひとつ

の方向へと持っていこうとしています。こ

れは決して国民全体の幸せにつながること

ではありません。

 

    ポルポトは、暴力によって国民の自由と

利、命を奪いました。今日本で行われて

いる根拠なきコロナ対策も、国民の持つ自

由と権利を侵害し、結果として多くの人の

安定した生活と命を奪い取っています。

 

    けれど今の日本人の多くは、連日大量に

される偏向報道、「テレビウイルス」に

よって洗脳され、正しく物事を判断する力

を失い、真に恐るべきものは何なのか、自

分たちの権利、自由、生命を奪おうとして

いるのは誰なのか、それを見失ってしまっ

ています。

 

    このままの状態が続き、いつしか抜き差

ならないことになってから気がついても

もう手遅れです。徐々に熱くなるお湯に浸

かって最後は身動きが取れなくなる「ゆで

ガエル」になってしまいます。

 

    真に恐るべきはコロナではなく、真実を

蔽したコロナ報道、コロナ対策であり、

その裏には何があるかを考えなければなり

ません。

    今の日本は静かなる  キリングフィール

”  に向かいつつあり、そこには日本政府

やメディアの中枢に入り込んだ、自らは陰

に隠れ、他者を操り他者の不幸を喜ぶ人間

の感情・精神・良心・思想を失った哀れな

巨大な守銭奴の力があるということを理解

しておく必要があります。




   

    真実を見つめる

 

    この日本を陥れようとする陰謀は、姿形

変えて世界各国で行われています。日本

のメディアでは報じられませんが、世界各

地でそれに抵抗する動きが広がっています。

 

    今日本でも世界でも求められているのは、

陰で世界を操ろうとする力に屈することな

く、あくまでも客観的事実に目を向け、真

実を知り、行動していくことです。

 

   PCR検査陽性者は感染者ではありません。

けれど政府、メディアはそのことを隠し、

りの情報を流しつづけています。

 

     PCR検査のCt値を 4045と高くし、偽

陽性を大量に作りだし危機感を煽っていま

す。

 

  PCR陽性の死者をすべてコロナ死とし、

コロナによる死亡者を水増ししています。

 

    現在の感染症死者数激減状況を、正確な

字を発表しないことで隠蔽しています。

 

    コロナを指定感染症2類に分類し、意図

に医療崩壊を起こし、恐怖を煽っていま

す。

 

    自治体レベルで発表しているコロナ感染

路を政府レベルでは明らかにせず、根拠

のない施策で経済を混乱させています。

 

    コロナの感染者数、死者数を多く感じさ

るため、諸外国や過去のインフルエンザ

の数字とは絶対に比較させないようにして

います。

 

    合理的根拠もなく国民の恐怖心を煽るこ

により、極めて危険なmRNA新薬をワク

ンと称して国民に半強制的に打たそうと

しています。

 

    PCR陽性者をすべて感染者、コロナ死と

ているのに対し、ワクチン接種後わずか

四日で脳疾患で亡くなった既往症のない女

性には「ワクチン接種との因果関係は不明」

とダブルスタンダード を貫いています。

 

    これらはコロナ騒動から見て取れる大切

事実のごく一部です。そしてこの裏に隠

された意図は、あくまでも推測ですが、

 

    「日本の経済を壊滅させ、捨て値となっ

日本の土地や建物、企業を上記守銭奴に

操られた代理国の勢力が買い漁る。そして

チベット、ウイグルのように占領し植民地

化する。 

    危険なワクチン強制接種によって利権を

て、人の命を奪い、人口削減を進める。」

 

    このようなことが考えられます。

 

 けれど大切なのは推測ではなく事実です。

まずは今目の前で起こっている具体的事実

ひとつひとつ正しく見つめていきましょ

う。そこからするべきことは必ず見えてき

ます。

 

    このたびのエセ・コロナ禍は人類にとっ

大きな試金石であり、ここを乗り越えて

いくことが明るい次代を築く第一歩になる

ものと信じます。

 

 

     エセ・コロナ禍から脱却する方法

 

  最後に現在のエセ・コロナ禍から脱却す

簡単(!)な方法を記します。

 

1.  PCR検査を診断方法としない。または

  Ct値を35より低い値とする。

 無症状者は全員マスクをはずす。

 新型コロナを指定感染症2類から5

   へ下げる。

 謎の遺伝子注射であるコロナワクチン

   と称するものを接種しない。

 テレビ、新聞を見ない、読まない。

 

    明るい明日の日本、世界は、一人ひとり

いと行動で創られます。










〈以下参考〉


文中の写真の、中または右横を左クリック

すると写真を拡大できます。


文中の大橋眞・徳島大学名誉教授への取材

動画と同教授発信動画が、当講座 NO. 165

とNO.157の記事と記事参考欄にあります。





必見動画・コロナワクチン 語られない真実

(独・ドキュメンタリー)

コロナワクチン 語られない真実 (rumble.com)

「コロナワクチン 語られない真実」 - BitChute







ライナー・フーミッヒ弁護士(独)の動画

ライナー・フーミッヒ:コロナ対策は人道に対する罪である

ライナー・フーミッヒ:WHOを訴える - odysee.com





キャリー・マディ医師(米)の

緊急メッセージ動画

(当講座NO.157の記事に日本語訳を記載)

https://www.bitchute.com/video/LtCCDsuGz0sG/ 





酒井伸雄さんを取材した記事

「エセ・コロナ禍」を問う活動|Manabu Harada|note





酒井伸雄さんと呉市議・谷本誠一さんとの

対談動画(2021.4.28)【必見】

インタビュー | 市民メディアこいわし広島 (koiwashi.jp)






酒井伸雄さんのホームページ                          

  https://yogananda.cc  

  

エセ・コロナ禍 チラシ・レポート 

は、

  印刷してチラシとして自由に使って

  ください。(2021.6.1)

            










〈後記〉

酒井伸雄さんの小社への5月8日の発言

「今日は第二土曜日、月に一度の公衆トイ

レ掃除の日でした。ただ懸命に便器を磨い

ていると、その時は厳しい現実から逃れら

れます。

 また夜は車椅子の方を介助する会があり、

人様の幸せを願える己の幸せを感じます。」


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【2025年3月1日配信】           当講座記事NO.320 の続き                                            来たる時代への提言(最新記事順)        冴え 澄み わたる母音のひびき                                         近藤佳星がうたう世界最高民謡『追分』 .   かもめの啼く音に ふと目をさまし          あれが 蝦夷地の 山かいな                     渋谿をさしてわが行くこの浜に 月夜飽きてむ馬しまし停め 大伴家持(万葉集巻19・4206) 391 冴え澄みわたる母音の響き                                以上の記事は当講座記事NO.393に続く 以下2025.4.1以前の記事 2025.4.1 石破茂首相が記者会見 .     2025.4.1 佐藤章さん、前日の記者会見出席報告 2025.4.1 NHK、中居フジ事件被害女性コメント 2025.3.31 中居正広・フジテレビ事件 佐藤章さん、下記記者会見予定質問報告 第三者委員会調査結果報告記者会見中継 清水賢治・フジテレビ社長記者会見中継 調査報告書全文 記者多くして 中居 山にのぼる さら問いできない縛りでは質疑にならず フジ側は調査報告書を盾に真実を語らず 兵庫県知事と逆パターンの非論理不誠実 幾人寄れば文殊の智慧うかぶ 2025.3.31 木偶乃坊写楽斎さん撮影 湊川沿いの桜満開  氷見市        宇木の千歳桜(あずまひがん) 一本桜 樹齢850年   時  2023.4.4 場所  長野県下高井郡山ノ内町  写真提供 新井信介さん 2025.3.31 中居正広・フジテレビ事件 佐藤章さん、下記記者会見予定質問報告 第三者委員会調査結果報告記者会見中継 清水賢治・フジテレビ社長記者会見中継 調査報告書全文 記者多くして 中居 山にのぼる さら問いできない縛りでは質疑にならず フジ側は調査報告書を盾に真実を語らず 兵庫県知事と逆パターンの非論理不誠実 幾人寄れば文殊の智慧うかぶ 2025.4.1 NHK、中居フジ事件被害女性がコメント 2025.4.1 佐藤章さん、前日の記者会見...

224. 天と地をつなぐ「おわらの風」

【2022年1月22日配信】   大寒           七尾市 石島 瑞枝             雪解けの春風を待つ坂の町               秋風 (2023.9.3)            横浜市 髙祖 路子    夜流しの音色に染まる坂の街                         鏡町地方衆、先人のご苦労をしのびその息吹に応える夜流し .  今町のおわら .      2023.9.3 最終日、西町青年団最終おわらの舞い .                               撮影 木偶乃坊写楽斎さん         〈参考〉                               越中八尾おわら風の盆               「深夜の夜ながし」      日本と日本人が失くしてしまった、  奪 われてしまった温かい心情、 郷愁  --それらを求めて各地から 数多の  見物者 が、 魅入られたかのように、  取りもどす か の ように八尾へ と 足を  運 ぶ の だろうか。  高橋治と石川さゆりの『風の盆恋歌』  の影響が大きいとも八尾ではいわれ  て いる。言葉と 歌の 力のすごさか。  事実、この 歌 の前と後とでは、風の  盆訪問 者 数に圧倒的な差がある。  紅白で、「命を賭けてくつ がえす」  と、着物の 袖 を 強く 握りしめ 揺さぶ  り ながらうた った 「くつがえす」の  一語の中に、日本の 歌手 として歩ん  できた 石川さゆりの、 自 らの心の奥  底にある深い 懐 いをも 包んだ 全 情念  が 込め ら れて い る。  旅人の多くが八尾に滞在してい る中、  わずかのさすがの通だけが、おわら  本来 の良 さ が漂っている深夜の夜流  し の、 後ろ姿を見ている。個性 ある  いで たちもすばらしい。  おわらは見せるものなのか、見られ  るこ とを意識すらせずに心ゆく まで  自ら楽しむものなのか。あるいはま  た、…… …… 高橋治と 石川さゆりは、  諸々のことを考える、見直すための  たいへ ん な「契機」 を 与 えて くれ た  ので ある 。    個人的な所感を...

307. 職人の心意気 -「技」の文化 -

 【2023年7月3日配信】   手作りへのいざない    -「技」の文化-     縫い針のひとはりに込める夢  敦賀市 宮岸 かなえ                     てのひらに落ちる雨滴が灯をともす     鹿児島市 井上 治朗                        器(うつわ)  器への思い    九谷焼絵付師  宮保 英明         用という約束の形を提供しながら、その 形の中でどれだけ新鮮な自身の感覚を保ち 得るか、どんな可能性を引き出し得るか、 自身を試す姿勢で器と向かい合いたい。  自意識による変身、習慣のタガをはずし、 本来まったく自由に扱える創作表現への自 意識を、材質としての焼きものにぶつけた い。  盛られる料理に好かれる器。使いよくて 楽しくて、ついつい使ってしまう器。見た 目に静かで、しかし強い存在感を持ち、素 直に語りかけてくる。そんなものを心がけ てつくりたい。 みやぼ ひであき 20歳から絵付けをはじめる。 1950年石川県白山市生まれ。 石川県加賀市日谷(ひのや)在住。 日谷川をはさんで両側に民家と山が並ぶ。 谷間の村・日谷の向こうには人はいない。 宮保家の裏もすでに森である。 仕事をするのにいい場所をさがし歩き、 1984年の夏、白山市から引っ越してきた。 「ときどき熊が顔を出す」と妻の文枝さん。 小社発行・『北陸の燈』第4号より 撮影・八幡スタジオ 当講座記事NO.21、249再掲 当講座記事NO.223、「職」に関する記事から     芭蕉布ムーディー綾番匠くずし 平良 敏子   鋏 川澄 巌  文駒縫(あやこまぬい) 竹内 功   匠  足立区が誇る「現代の名工」    当講座記事NO.269、「世界屈指の技と清ら」から   流し猫壺 河井 寛次郎      「祖父寛次郎を語る」鷺 珠江さん     当講座記事NO.280、「湯の人(4)」から   樹 -卒業制作- 青木 春美     当講座記事NO.22、「織を通して学んだこと」から     絹本著色方便法身尊影  1500年製作    ...

365. 瓊音(ぬなと)のひびき

 【2024年10月5日配信】 白山に秘められた日本建国の真実      追悼          長野県 中野市  文明アナリスト   新井  信介        共振する縄文の心・翡翠の 波形         -泰澄の白山開山の意味-                                                                               白山は縄文時代からの山として人々の信 仰を集めてきた。六千年前、日本列島では、   お互いの命の響きを正確に伝え合う共振装 置としてヒスイを発見し、大切に身に着け 出した。その信仰の中心に最も響きの分か る女神を選び、ヌナカワ姫と代々呼ばれ続 けた。太古の時代から白山の存在は、北の 日本海と南の太平洋へと流れ行く命の水を 分け恵む特別な水分(みくまり)の山だっ た。そんな日本列島に憧れ入植した人たち から、命を産み育てる力はイザナミと呼ば れ、人々はこの力を、水そのものと同一に 見ていたのだ。                           一方で、国や統治体のことをイザナギと   呼んだ。これらは陰と陽のように表裏を成   し、この二つの力がこれまでの日本国を導   いてきた。しかし令和が始まった今、日本   国というこの統治体は人々の幸福よりも経   済の発展を重視し、マネーの追求に明け暮   れ、その結果多くの問題と疑問と苦痛を人   々にもたらしてきた。そして今、かつて経   験したことがないような、先行きの見えな   い不安が日本人と社会を覆っている。                               さらに今、縄文から続く六千年来の人々   の覚醒が静かに始まった。                                    白山には三つの入口がある。一つは加賀   から入る道で、ここは古代に崇神(すじん) 天皇...

328. ふるさとなまり

 【2024年1月28日配信】   おばばの言葉                       白山市 番匠 俊行                                私の両親は石川県石川郡美川町(現白山 市)に生まれ育ちました。両親のそれぞれ の両親も同町の生まれ、育ちです。除籍簿 を見ると、私の先祖は全員、明治初期から 同町の住人でした。  私は高校時代まで美川で育ち、そのあと 関東の大学を卒業し、宮城県内で就職し、 現在、郷里の美川で塾教師をしています。  私の祖母は1900年生まれで伝統産業 の美川刺繍をしていました。亡くなるまで 町から一歩も出たことがなく、町の人たち との会話を楽しみに生きていたようです。  その会話を耳にした一端をご紹介します。  美川町は手取川の河口の町で日本海に面 しています。作家の島田清次郎、詩人の邑 井武雄、政治家の奥田敬和、歌手の浅川マ キ、五輪トランポリン選手の中田大輔らの 出身地でもあります。  「美川弁」といってもいい言葉は、隣町 の能美郡根上町(現能美市)や能美郡川北 村(現能美郡川北町)、石川郡松任町(旧 松任市、現白山市)ともちょっと異なって いると思います。  私は金沢市内の高校に通ったのですが、 私の話す言葉がおかしいと、いつも友人に 笑われていました。言葉だけで伝えるのは 難しいのですが、動詞、形容詞、形容動詞 のエ音便がイ音便になったり、また、人名 や名詞の発音のアクセントや抑揚、強弱、 長短が独特みたいです。  鹿児島弁が混じっているのではないかと 言う人もいます。もしそうであれば、最初 の石川県庁が美川町に置かれたことと関係 しているのかもしれません。内田政風とい う薩摩藩士がトップとなりはるばるこの町 にやって来たと聞いています。ひょうきん な美川の人たちが薩摩から来た役人たちの 言葉をおもしろがって真似して、流行らせ、 それがそのまま一部根づいたのではないか と思ったりもしています。  内田はなぜか金沢県とすることを拒否し、 県名を石川郡から拝借して石川県にし、さ らに「美川県」にとまで県名をかえようと したと聞きます。石川県はあわや美川県に なっていた可能性もあったということです。  これはこれでおもしろい話ですが、内田 は、美川町を中心にした金沢以上の新たな ...

319. 何者でもない者が生きる哲学  

【2023年11月4日配信】         考えることがなぜ大切なのか     小を積めば即ち大と為る. 『報徳記』富田高慶1856    二宮尊徳翁曰く 「励精小さなる事を勤めば大なる事必ずなるべし。  小さなる事をゆるがせにする者、大なる事必ず  できぬものなり」     読書のすすめ 背負い歩き考える二宮金治郎          ロダンの『考える人』よりもりっぱに思える         薪を負いて名定まる         損得から尊徳の世へ             朱買臣 哲学の時代へ(第14回)                                        以下の文はkyouseiさんという方のnote にある文です。偶然みつけ共感するものが ありこれまで何度か勝手にその文を紹介し てきました。どこのどなたかまったく存じ 上げませんが、またお叱りを受けるかもし れませんが、本日掲載の文をご紹介します。 (当講座編集人)            本当の哲学とはなにか            note での投稿も長くなった。 連続投稿 が 370 を超えたようだ。そんなことはどう で もい いことだが、ぼくはこれまで 「哲学」 だと 思って書いていた記事は、「本当に哲 学 な のだろうか」と思うことがよくある。 皆の言う「哲学」は、「○○哲学では…」 と 難しい話をよく知っている。 ぼくはというと、思考を治療的に使って 現 状の維持、回復を狙うものだ。 「何が不満か」「何がそうさせるのか」と いった答えを探すものだ。だから「治療的 哲学」と銘打っているのだが、はたしてそ れは哲学なのだろうかと思うこともある。 ぼくの哲学は「結果が全て」であり、再 現 性も求める。結果が出ないとすれば、や り 方がまずかったとすぐに修正する。自分 自 身を実験台にして確かめるのだ。 難しい話を好まないのは「使えない」 か ら だ。使えないものは真理ではないと 考え て いる。 だからといって、ぼくの視野が広いか とい えばそうではなく、個人という狭い世 界観 をどう変えるかといったものだ。 「大したことないな」と思われるだろう が、 では、...

275. スポーツを文化にするために

【2022年10月10日配信】      「学生野球考」      慶應義塾大学野球部監督   前田 祐吉   史上最高演技   史上最高選手      勇気ある発言   「オンニ、ここで記念に一緒に撮りましょ」   「オレは笑わないが、笑って何が悪いんだ」  葉隠・武士道を覆す号泣                       「サード!もう一丁!」「ヨーシこい」 と いう元気な掛け声の間に、「カーン」と いう 快いバットの音がひびくグラウンドが 私の職 場である。だれもが真剣に野球に取 り組み、 どの顔もスポーツの喜びに輝いて いる。息子 ほどの年齢の青年たちに囲まれ、 好きな野球 に打ち込むことのできる私は、 つくづく、し あわせ者だと思う。  学生野球は教育の一環であるとか、野球 は人間形成の手段であるということがいわ れるが、私の場合、ほとんどそんな意識は ないし、まして自分が教育者だとも思わな い。どうしたらすべての野球部員がもっと 野球を楽しめるようになるのか、どうした らもっと強いチームになって、試合に勝ち、 選手と喜びを共にできるのか、ということ ばかり考えている。  野球に限らず、およそすべてのスポーツ は、好きな者同志が集まって、思いきり身 体を動かして楽しむためのもので、それに よって何の利益も求めないという、極めて 人間的な、文化の一形態である。百メート ルをどんなに早く走ろうと、ボールをどれ だけ遠くへカッ飛ばそうと、人間の実生活 には何の役にも立たない。しかし、短距離 走者はたった百分の一秒のタイムを縮める ために骨身をけずり、野球選手は十回の打 席にたった三本のヒットを打つために若い エネルギーを燃やす。その理由は、走るこ とが楽しく、打つことが面白いからにすぎ ない。さらにいえば、より早く走るための 努力の積み重ねが何物にも替えがたい喜び であり、より良く打つための苦心と練習そ のものに、生きがいが感じられるからであ る。  このように、スポーツは余暇を楽しみ、 生活を充実させるための手段で、それ以外 には何の目的もないはずである。むしろ目 的のないことがスポーツの特徴であり、試 合に勝つことや良い記録を出すことは、単 なる目標であって終局の目的ではない。  かつて超人的な猛練習でスピー...

280. 湯の人(その4)現実と夢

 【2022年11月22日配信】   大きな便り                       加藤 蒼汰          秋とはいっても冬のような寒い夜だった。 浴室にはだれもおらず、脱衣場には番台に 座っている銭湯の主人と私ともうひとり。  その人は銭湯の近所の人であり、かつて 高校の教員をしていた。在職当時、馳浩・ 現石川県知事を教えていたと語っている。 八十歳を超えている。  この銭湯でよく顔を合わせ、会うたびに 知事の高校在学中のエピソードを繰り返す ので、私はその話の内容をすっかり諳んじ られるようになってしまった。高校入学時 から卒業までの様子、レスリング部での活 躍などであるが、私が特に感銘を受けた話 は、知事は高校時代、冬、雪が降り積もっ た朝には真っ先に早出登校して、生徒・教 職員を思いやり、校門から校舎玄関入り口 までの路をひとりスコップで雪かきをして いたというくだりである。  そんなすばらしい教え子をもつ元先生が、 服を脱ぎ裸になって浴室入り口に向かって 五、六歩あるきながら大便を三個落とした のである。気づかずに落ちたようなので、 私は「先生、落としもの」と声をかけると、 「ありりー、まったく気いつかんかった。 あはははは」と笑うのである。  私は、脇にあったチリトリでこの塊をす くいとり、「みごとな色と固さやね」と言 いながらトイレに流した。しかしながら、 脱衣場にはその匂いが全面に沁みわたり、 息が苦しくなるほどだった。このとき私は、 幼いころサーカスを見たときのことを思い だした。  それは曲芸をしていた象が巨大な大便の 塊を三個落とし、団員があわててスコップ で拾いあげていた光景であった。このとき の衝撃の記憶がよみがえり、私にとっさに チリトリを思いつかせたような気がする。 本を読んでいた番台の主人もその匂いで事 のいきさつに気づき、「匂いもすばらしい ね」と笑いながら脱衣場の窓を全開し床を 雑巾でふいてくれたが、その強力な匂いは 容易に消えなかった。  その間、先生は先に浴槽へ入り、気持ち よさそうに浸かっていた。私は先生と湯壺 にいっしょに漬かることに一瞬躊躇したが、 免疫機能が高まるまたとないチャンスでは ないかとの思いも何ゆえか突然こみあげて きて湯船に同席、お伴したしだいである。 ...

303. 教え子を再び何処へ送るのか

【2023年5月25日配信】   マスクをめぐる学校との苦闘                   千葉県 今野 ゆうひ  17歳                          2019年。新型コロナウイルスが突如 として私たちの生活に現れました。何もわ からないまま政府に舵をゆだね、ウイルス の災いとして ”コロナ禍” は四年目に突入し ました。 当時中学三年生だった私の日常も  “コロナ禍” によって一変しました。  外出自粛、一斉休校、ソーシャルディス タンス、マスク、消毒...   それら政策を半ば面白がりながら、20 21年まで三年間、流されて過ごしました。  人との接触をなるべく避けながらいかに 楽しめるか。マスクをしていかにおしゃれ をできるか。いつしか私たちの生活は“コロ ナ禍”ファーストへと姿を変えていました。  2021年、高校一年生になった私も“コ ロナ禍”ファーストな高校生活を送っていま した。  その年の夏、母と私は新型コロナと全く 同じ症状を発症。病院に行っても薬がない ので PCR検査などはしていませんが、あの 症状は確実に新型コロナだったと思います。 その時母と、“コロナ禍” ファーストな生活 をしていても感染はするし、普通の風邪と 同じように治るということに気づきました。  もちろん個人差はありますが、なぜここ まで徹底して感染源を特定したり外出制限 をしたりするのか、その時からじんわりと 疑問が生まれます。  経験は人を変化させますね。  そんなこんなで私と母は、自転車に乗っ ている時だけ。から始まり、すこしずつマ スクを外すことにしました。  ある日、母と一緒に近くの大きめのスー パーで買い物をすることになります。 「注意されるまでマスクしないで入ってみ るわ」  正直遊びの部分もありました。ちょっと 面倒くさくなっちゃったのです。強い意志 もないただのチャレンジだったので、何か 言われたらすぐ付けるつもりでした。  ところが、なんかいけちゃったのです。 一時間弱いたものの、誰にもなんにも言わ れず買い物終了。  なんということでしょう。今までやって きたことはなんだったんだと思うほどあっ けなくチャレンジは成功。今思えば、この スーパーで何か言われていたら、この文を 書くこともなかったで...

381. 現代の課題と統一協会(続き)

 【2025年2月26日配信】        親友ヨッチにささげる手記          -最期まで友情を信じて-                  石川県河北郡津幡町                 書店員 22歳  酒井 由記子  人は、どんな人と巡り合うか、どんな本 と出会うかによって人生が決まってくると、 ある作家が述べていたのをふと思い出す。 私にとってはまさにそうであった。出会っ た人達も書物もとても大きな影響を残し、 忘れられない出来事となっていったのであ る。   一、高校生の頃  今から六年前(1977年)、私は金沢 二水高校の二年生であった。いや二年生と いうより吹奏楽部生というほうが適切であ るほど私は部活動に情熱を注ぎ込んでいた。 みんなでマラソン、腹筋運動をしてからだ を鍛えあげ、各パートごとでロングトーン をして基礎固めをなして、全員そろって校 舎中いっぱいに響きわたるハーモニーを歌 いあげる。それは、先輩、後輩、仲間達の 一致によって一つの音楽をつくり出すとい う喜びを存分に味わった私の青春時代の真 っ盛りであった。ただ残念なことは、部活 動に熱中すればするほど勉強のほうはさっ ぱり力がはいらなかったことである。中学 生のときは、「進学校にはいるために」と いうただそれだけの目的で受験勉強ができ た。しかし、いざ高校にはいってみると、 また「いい大学にはいるために」と先生方 が口をすっぱくして押しまくる文句に素直 になれなかった。勉強する本当の意味が見 出せなかったのである。その頃から、私は 人間は何のために生きるのだろうかという ことまで突っ込んで考えるようになってい った。  父母が書店を経営しているため本は充分 にあり、書物を読むことによって答えを見 出そうとした。私の強い求めに応じるかの ように一冊の本が転がり込んできた。クリ スチャン作家である三浦綾子さんの『あさ っての風』という随筆集であった。聖書の 言葉がそこに登場しており、それはズシリ と心に響いたのである。その本に魅せられ て三浦さんの自叙伝も何冊か読み進めてい った。しだいに私の魂は、人間をはるかに 越えた大いなる存在があることを感じてい った。確信までは至らなかったけれども、 それらの本...
         柿岡 時正
         廣田 克昭
         酒井 與郎
         黒沢  靖
         神尾 和子
         前田 祐吉
         廣田 克昭
         伊藤 正孝
         柿岡 時正
         広瀬 心二郎
         七尾 政治
         辰巳 国雄
         大山 文人
         島田 清次郎
         鶴   彬
         西山 誠一
         荒木田 岳
         加納 韻泉
         沢田 喜誠
         島谷 吾六
         宮保 英明
         青木 晴美
         山本 智美
         匂  咲子
         浅井 恒子
         浜田 弥生
         遠田 千鶴子
         米谷 艶子
         大矢場 雅楽子
         舘田 信子
         酒井 由記子
         酒井 由記子
         竹内 緋紗子
         幸村  明
         梅  時雄
         家永 三郎
         下村 利明
         廣田 克昭
         早津 美寿々
         木村 美津子
         酒匂 浩三
         永原 百合子
         竹津 清樹
         階戸 陽太
         山本 孝志
         谷口 留美
         早津 美寿々
         坂井 耕吉
         伊佐田 哲朗
         舘田 志保
         中田 美保
         北崎 誠一
         森  鈴井
         正見  巖
         正見  巖
         貝野  亨
         竹内 緋紗子
         滋野 真祐美
         佐伯 正博
         広瀬 心二郎
         西野 雅治
         竹内 緋紗子
         早津 美寿々
         御堂河内 四市
         酒井 與郎
         石崎 光春
         小林 ときお
         小川 文人
         広瀬 心二郎
         波佐場 義隆
         石黒 優香里
         沖崎 信繁
         山浦  元
         船橋 夕有子
         米谷 艶子
       ジョアキン・モンテイロ
         遠藤  一
         谷野 あづさ
         梅田 喜代美
         小林 ときお
         中島 孝男
         中村 秀人
         竹内 緋紗子
         笠尾  実
         前田 佐智子
         桐生 和郎
         伊勢谷 業
         伊勢谷 功
         中川 清基
         北出  晃
         北出  晃
         広瀬 心二郎
         石黒 優香里
         濱田 愛莉
         伊勢谷 功
         伊勢谷 功
         加納 実紀代
         細山田 三精
         杉浦 麻有子
         半田 ひとみ
         早津 美寿々
         広瀬 心二郎
         石黒 優香里
         若林 忠司
         若林 忠司
         橋本 美濃里
         田代 真理子
         花水 真希
         村田 啓子
         滋野 弘美
         若林 忠司
         吉本 行光
         早津 美寿々
         竹内 緋紗子
         市来 信夫
         西田 瑤子
         西田 瑤子
         高木 智子
         金森 燁子
         坂本 淑絵
         小見山 薫子
         広瀬 心二郎
         横井 瑠璃子
         野川 信治朗
         黒谷 幸子
         福永 和恵
         小社発信記事
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         秋山 郁美
         加藤 蒼汰
         森本 比奈子
         森本 比奈子
         吉村 三七治
         石崎 光春
         前田 佐智子
         前田 佐智子
         前田 佐智子
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         中野 喜佐雄
         八木  正
         堀  勇蔵
         家永 三郎
         広瀬 心二郎
         菅野 千鶴子
         海野 啓子
         菅野 千鶴子
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         石井 洋三
         小島 孝一
         キャリー・マディ
         谷本 誠一
         宇部  功
         竹内 緋紗子
         谷本 誠一
         酒井 伸雄
163、コロナ禍の医療現場リポート
         竹口 昌志
164、この世とコロナと生き方を問う
         小社発信記事
165、コロナの風向きを変える取材
         橋本 美濃里
166、英断の新聞意見広告
         小社発信記事
167、ワクチン接種をしてしまった方へ
         小社発信記事
168、真実と反骨の質問
         小社発信記事
169、世論を逆転する記者会見
         小社発信記事
170、世界に響けこの音この歌この踊り
         小社発信記事
171、命の責任はだれにあるのか
         小社発信記事
172、歌人・芦田高子を偲ぶ(1)
         若林 忠司
173、歌人・芦田高子を偲ぶ(2)
         若林 忠司
174、歌人・芦田高子を偲ぶ(3)
         若林 忠司
175、ノーマスク学校生活宣言
         こいわし広島
176、白山に秘められた日本建国の真実
         新井 信介
177、G線上のアリア
         石黒 優香里
178、世界最高の笑顔
         小社発信記事
179、不戦の誓い(2)
         酒井 與郎
180、不戦の誓い(3)
         酒井 與郎
181、不戦の誓い(4)
         酒井 與郎
182、まだ軍服を着せますか?
         小社発信記事
183、現代時事川柳(六)
         早津 美寿々
184、翡翠の里・高志の海原
         永井 則子
185、命のおくりもの
         竹津 美綺 
186、魔法の喫茶店
         小川 文人 
187、市民メディアの役割を考える
         馬場 禎子 
188、当季雑詠
         表 古主衣 
189、「緑」に因んで
         吉村 三七治 
190、「鶴彬」特別授業感想文
         小社発信記事
191、「社会の木鐸」を失った記事
         小社発信記事
192、朝露(아침이슬)
         坂本 淑絵
193、変わりつつある世論
         小社発信記事
194、ミニコミ紙「ローカル列車」
         赤井 武治
195、コロナの本当の本質を問う①
         矢田 嘉伸
196、秋
         鈴木 きく
197、コロナの本当の本質を問う②
         矢田 嘉伸
198、人間ロボットからの解放
         清水 世織
199、コロナの本当の本質を問う③
         矢田 嘉伸
200、蟹
         加納 韻泉
201、雨降る永東橋
         坂本 淑絵
202、総選挙をふりかえって
         岩井 奏太
203、ファイザーの論理
         小社発信記事
204、コロナの本当の本質を問う④
         矢田 嘉伸
205、湯の人(その2)
         加藤 蒼汰
206、コロナの本当の本質を問う⑤
         矢田 嘉伸
207、哲学の時代へ(第1回)
         小社発信記事
208、哲学の時代へ(第2回)
         小川 文人
209、コロナの本当の本質を問う⑥
         矢田 嘉伸
210、読者・投稿者の方々へお願い
         小社発信記事
211、哲学の時代へ(第3回)
         小社発信記事
212、哲学の時代へ(第4回)
         小社発信記事
213、小説『金澤夜景』(2)
         広瀬 心二郎
214、小説『金澤夜景』(3)
         広瀬 心二郎