カンコ白山粉雪の舞い
【2021年1月29日配信 NO.116】
石川県白山市
西田 瑤子
渓流の瀬音がひびく草径
ここは市ノ瀬いのちの里よ
千古に注るる手取川の源
カンコ踊の音が沁みる十六夜
カンコ白山粉雪の舞い
向かいな山を
光るもな
なんじゃいな
お月かお星か
蛍(ほとら)の虫か
いま来る嫁の
松明(たいまつ)か
ア
カンコラ カンコラ
カンコラカン
お花畠に咲く白山小桜
ここは南龍ヶ馬場きみ棲む里よ
御前峰 別山 大汝峰
カンコ踊の光が照天する
カンコ白山粉雪の舞い
いま来る嫁の
松明ならば
しゃしゃげて燈(とも)せ
優男(やさおとこ)
ハ
モータリ モータリ
モータリナ
たにのせおとが ひびくみち
ここはいちのせ いのちのさとよ
とわにながるる てどりのみなも
かんこのこえが しみるよる
かんこはくさん ゆきのまい
おはなばたけに さくさくら
ここはなんりゅう きみすむさとよ
ごぜんべっさん おおなんじ
かんこのこえが こだまする
かんこはくさん ゆきのまい
晩秋の白山御前峰・下方は南竜ヶ馬場
撮影の翌日に初雪
(写真左下にお花畑・小社撮影)
〈参考〉
かんこおどり
養老元年(717年)六月十八日、 泰澄が、
白峰村市ノ瀬の笹切の源五郎(笹木源五郎)
とともに白山に登ったという。二人の無事
帰還を夜、麓から登って出迎え、歓喜した
市ノ瀬の人々が、カンコ(蚊遣火)をふり
ながら踊りまわったという由来伝承がある。
由来伝承や山頂への登山ルートも諸説あり。
石川県の無形民俗文化財に指定されている。
カンコ踊り うた 吉田桂晴・春菜姉妹
泰澄(たいちょう)
天武天皇11年6月11日(682年7月20日) ~
神護景雲元年3月18日(767年4月20日)、
越前国麻生津 (今の福井市) 生まれらしい。
越前国白山を開山したと伝えられる修験道
僧といわれる。越の大徳(こしのだいとこ)
と称される謎だらけの人物。高句麗の人か。
日本の本当の開国者、創始者か。 泰澄は、
白山山頂で天の声を聞いたのか。
〈後記〉
英語にとらわれるあまり、子どもが本来
もっている明るさ、はつらしさ、躍動、
能力、探究心、個性がそがれる。子ども
たちにこの時期、英語を教えることには
疑問が残る。英訳をする必要があるなら
教師等おとながすべきだ。
上記録画を見た読者からこのような意見
がありました。
当講座のNO.117の記事にも西田瑤子さん
の詩があります。
〈追記〉
当講座記事 NO.176 の新井信介さんの
「白山に秘められた日本建国の真実」
もぜひ参照していただきたい。