307. 職人の心意気 -「技」の文化 -
【2023年7月3日配信】
手作りへのいざない
-「技」の文化-
縫い針のひとはりに込める夢
敦賀市 宮岸 かなえ
てのひらに落ちる雨滴が灯をともす
鹿児島市 井上 治朗
器(うつわ)
器への思い
九谷焼絵付師 宮保 英明
用という約束の形を提供しながら、その
形の中でどれだけ新鮮な自身の感覚を保ち
得るか、どんな可能性を引き出し得るか、
自身を試す姿勢で器と向かい合いたい。
自意識による変身、習慣のタガをはずし、
本来まったく自由に扱える創作表現への自
意識を、材質としての焼きものにぶつけた
い。
盛られる料理に好かれる器。使いよくて
楽しくて、ついつい使ってしまう器。見た
目に静かで、しかし強い存在感を持ち、素
直に語りかけてくる。そんなものを心がけ
てつくりたい。
みやぼ ひであき
20歳から絵付けをはじめる。
1950年石川県白山市生まれ。
石川県加賀市日谷(ひのや)在住。
日谷川をはさんで両側に民家と山が並ぶ。
谷間の村・日谷の向こうには人はいない。
宮保家の裏もすでに森である。
仕事をするのにいい場所をさがし歩き、
1984年の夏、白山市から引っ越してきた。
「ときどき熊が顔を出す」と妻の文枝さん。
小社発行・『北陸の燈』第4号より
撮影・八幡スタジオ
当講座記事NO.21、249再掲
芭蕉布ムーディー綾番匠くずし 平良 敏子
樹 -卒業制作- 青木 春美
絹本著色方便法身尊影 1500年製作
千年の土 珠洲焼 篠原 敬
喜び・感動の瞬間 写真 作田 幸以智
当講座記事NO.259、「湯の人(3)」から
梅雨の季節 梅ノ橋 写真 小原 修
輪島塗の箸
美川刺繍
〈追記〉
井波彫刻イベント
4年に一度の第9回南砺市いなみ2023国際木彫刻キャンプ
【2023.8.30まで開催】
『出会い ボートに乗って Meeting on the Boat』
カミラ ホウソヴァー・ミゼロヴァー(チェコ)作
2011年キャンプから
鳥越和馬さん製作
技の極致
指揮者もアンコールも拍手もおじぎも必要はない
当講座記事NO.170、205から
桃山晴衣
うたうという行為は呼吸を吐き出すことで
ある。
息を吐き出すと体中の緊張がゆるむ。
筋肉がゆるめば精神も安らぐ。
ただでさえうたうことは法悦境に遊ぶ心地
なのに、
そのうえ有難い仏の教えをうたっていれば、
何よりの信仰になる。
という人間界に都合のいい今様歌謡は、
現世において不信にさいなまれ、
絶えず心安まる暇のなかったであろう後白
河の大きな支えだったのではないだろうか。
私は「梁塵秘抄」という歌謡集成の膨大な
量から、
それと対比されるほど大きな不幸を後白河
の身の上に感じる。
「遊びをせん」とは、
生きること自体であり、
また、
あちらの世界とつながりつつ何かの行為を
することのようにも、
私には思えます。
「梁塵秘抄」に取り組んでから、
こういうことをいろいろ考えるようになり
ました。
『にんげん いっぱい うた いっぱい 日
本の音はどこへ行く』 (工作舎.2016) から
三絃ひとり旅【泥洹】
刈干切唄
当講座記事NO.384から