161. 国民主権・国民の命と自由と人権

【2021年4月19日配信 NO.161】    

  



政治家の信念に基づき、使命と責務を果たすべき!

 つくられた新型コロナ・パンデミックに思うー           

 

 




        広島県呉市議会議員 谷本 誠一

                   (自然共生党・6期)                                    

 



「自然共生党」発足の動機と経緯                  


   私は広島県呉市で議員を務め、現在6期目

です。一度落選の憂き目に遭い、涙を呑んだ

苦い経験があります。当初から大きな保守系

会派に所属していましたが、平成24年2月

末にそこを飛び出して一匹オオカミとなり、

「自然共生党」を起ち上げました。 

 



 街頭で訴える谷本誠一呉市議


 

   そのきっかけを作ったのが、その1年前の

東日本大震災に起因する福島原発事故でした。

私は元々自民党代議士の秘書を務めた経験か

ら、原発はエネルギー平和利用や地球温暖化

防止として必要不可欠、という自民党政策を

何の疑いもなく信じてきました。

 

 それが原発安全神話の崩壊とともに、私の

策の一部に誤りがあったことを悟ったので

す。

 

 次に国策の誤りに気づいたのは、平成25

年に予防接種法の改正施行があり、子宮頸癌

に係るHPV(ヒト・パピローマ・ウイルス)

感染症の予防接種が定期接種化されたことで

す。直後重篤反応や死亡例があり、すぐに政

府は法の再改正を伴わないまま同予防接種の

勧奨を中止したのでした。その後現在でも健

康被害を被った若い女性が集団訴訟で闘いつ

けておられます。

 

 当時、地元出身の学者を講師に、子宮頸癌

ワクチン反対の講演会を主催したことがあり

ました。その時東京から駆けつけた講師は、

WHO(世界保健機関)が安全と言って

るから、 HPV ワクチンは打っても大丈夫」

と豪語したのです。スタッフ一同大変驚きま

した。これでは何のために講師を呼んだのか

分かりません。しかも会の冒頭、私が講師を

紹介する際、子宮頸癌ワクチンに反対する趣

旨を述べた直後だったからです。

 

  WHOから所属大学を通じて圧力がかかっ

たに違いなく、主催スタッフは打ち上げの席

で、「 WHOが安全と言っているだけでは、

何のエビデンスもない」と猛反発したのです。

WHO の権威を振りかざして、大衆を黙らせ

る、エビデンスを無視した強引な手法に対し、

大いに違和感を感じたのでした。

 

 

PCR検査の欺瞞とコロナワクチン接種の危険性

 

 そのような経緯を経て、この度の新型コロ

ナによるパンデミックが、昨年から嵐の如く

吹き荒れました。当初は新型肺炎と報道され、

WHOが「COVID-19」と命名して以来、「

新型コロナウイルス感染症」と呼ばれるよう

になりました。

 

 そしてそれを診断するのに、一躍登場した

のが「PCR検査法」だったのです。これまで

ノロウイルス等を検知するのに使用されてい

ましたが、未知のウイルス感染症である新型

コロナでは、医師が事実上診断できないため、

専らこの検査法が感染者を特定する立役者と

なったのです。




         補正予算で購入したPCR検査機



 つまり陽性反応が出れば、例え無症状であ

ったとしても、感染症患者扱いされ、隔離を

要求され、仕事も休まざるを得なくなるので

す。その後今年2月3日、新型インフルエン

ザ等対策特別措置法や感染症法が改正され、

時短命令に従わない飲食店等や入院命令に従

わない患者、即ち陽性者に対し、過料を課す

ことを可能にしました。つまり、職業選択の

自由はもとより、個人の意志や自由を奪う憲

法違反の法律がまかり通ってしまったのです。  

 

   この感染症にエビデンスがあるならともか

く、新型コロナウイルスを証明する WHO

いち早く採用した上海公衆衛生臨床センター

の医学論文は、世界的権威のある医学専門誌

「ネイチャー」から削除され、同センターも

中共政権がいち早く閉鎖しているのです。つ

まり新型コロナウイルスの存在証明がなされ

ないまま、PCR陽性を感染症患者と決めつけ

ているのです。根拠なき自由の束縛は公的意

義が見いだせないため、明白な憲法違反とな

ります。このことを法曹界が声を大にして主

張していただきたいと思っています。

 

  一方、昨年12月2日に改正された予防接

種法により、新型コロナワクチン接種は国民

の努力義務となりました。HPVワクチンの時

と同様、遺伝子ワクチンと呼ばれています。

しかもメッセンジャーRNAを体内に注射しま

すので、サイボーグ人間を造るのと同義です。

同法改正で臨時接種、即ち接種費用を国民に

求めず全額国庫負担ですので、接種勧奨その

ものが人体実験ということになります。

 

 と申しますのも、海外での承認も正式では

なく暫定的に緊急承認した過ぎず、それを海

外で承認実績があるとして、国内では特例承

認しているからです。生物多様性が狂うこと

は明白で、長期的に見てどのような影響が人

体に及ぼすのか、製薬会社すら知る由もあり

ません。

 

 この遺伝子組み換えというのは、近年、農

作物栽培や水産資源の養殖が増え、食品表示

法で令和5年度から任意表示に代わることに

なっており、食品の安全性が危惧され、主婦

層からは疑問の声が上がっています。ですか

ら政府は、この度の新型コロナワクチンが遺

伝子組み換えであることは、敢えて積極的に

広報していないのです。

 

 この新型コロナワクチンを勧奨する法改正

に、与野党を問わず全国会議員が賛成したの

です。PCR検査への疑問や新型コロナワクチ

ンの危険性を主張する政治家はいたとしても、

結局関連法令・条例や関連予算に反対を表明

する議員が国や地方にどれだけいるかとい

ますと、まず国会ではいないということにな

ります。

 

  参院特別委員会で厚労省総括審議官は、「

PCR陽性は感染性を証明するものではない」

と答弁しました。つまり、世間では PCR 

性、即ち感染症であるとマスコミ報道を通じ

て信じ込んでいるのです。加えて PCR 検査

こそ新型コロナ感染症の特定に欠かせないと

思い込ませています。それは、政府が感染症

法を根拠に各保健所から PCR の陽性結果を

感染症と医師診断し、各都道府県を通じて報

告を上げるよう指示しているからに他なりま

せん。即ち政府は、陽性は感染症と言えない

ことを知りつつ、感染症扱いにしている「確

信犯」ということになります。これは国民を

騙していることと同義です。

 

 私が呉市保健所職員やワクチンプロジェク

ト職員にこのことを聞きますと、皆異口同音

に、「PCR陽性は感染症ではないんですか?」

と驚いていました。つまり、感染症やワクチ

ン接種を所管する行政マンがこのことを知ら

なかったのです。これでは一般市民が知る由

もないでしょう。

 

 

政権を忖度する官僚、自治体や政治家の実態 

 

 これらのことを受け、私は新型コロナ感染

症厚労省対策推進本部にメールで質問しまし

た。1回目の質問「何故感染症法の指定2類

相当にしたのか?」については、1週間でメ

ール回答がありました。


 そこで再質問しました。「『PCR検査陽性

は感染症であるとのエビデンスは存在しない』

と厚労省が認めているにもかかわらず、陽性

を感染症として保健所より報告させている

のは何故か?」というものです。それが令和

3年2月14日です。

 

 ところが丸2ヶ月経った現在においても、

未だ回答がありません。完全に無視されてい

ます。

 

   さすがに1ヶ月ほど経った時点で、本部の

メールアドレスを教えていただいた同省の「

新型コロナ感染症窓口」に電話しました。そ

うすると、「全国からの質問が立て込んでい

るので遅れているのだと思います。辛抱強く

待ってください」と逃げの一手。本部に扱い

がどうなっているか照会をかける意志も皆無

でした。「私は、答えられないので完全に無

視している。このままでは待てど暮らせども

回答があるはずがない!」と突っぱねました。

地方議員を名乗っているにもかかわらず、早

速ブラックリスト入りです。

 

 国家公務員は国民の血税で生活が成り立っ

ているにもかかわらず、国民を無視すること

は、国家公務員法違反です。国民よりも上司

の命令に従う、間違った国策を推進する政権

を忖度するのが、官僚のなれの果ての姿なの

です。

 

 政治家の発言は影響力があります。しかし、

それは議会という公式の言論の府で発言し、

誤った施策と判断すれば党議拘束に縛られ

ことなく、法令・条例や予算に堂々と反対す

べきというのが私の考えです。せっかく正論

を主張しても、結局は党議・会派拘束により

採決の場で明確な意思表明ができず、長いも

のに巻かれてしまっては、それは偽善者とな

ってしまいかねません。

 

 一般市民は SNS で主張を拡散し、議会人

は SNSや YouTubeはもちろんのこと議会の

で自らの信念に基づき、正々堂々と論陣を

張る使命や責務があるのです。

 

   ところが、偽装されたパンデミックに気づ

ない政治家があまりに多いことか・・・こ

れは、新型コロナ感染症対策に力を入れるこ

とこそが、自らの政策をアピールする場と思

い込んでいるからに他なりません。特にメデ

ィア露出の一部知事らの発言や施策は、無意

で税金の無駄遣いが多い。大規模PCR検査

や、無症状者を無料でPCR検査を受けさせ

り、マスク会食を推奨するなど、あまりにも

幼稚極まりない愚策が目立ちます。

 

 PCR検査試薬の注意書きには、全てのメー

カーにおいて、「研究用であって、ヒトや動

物の医療、臨床診断に使用してはならない」

と記載されていることが、私の本会議での質

問で明らかになりました。これを分かってい

て検査に使用している自治体は、完全に政府

のイエスマンであって、同罪です。というよ

り、私が質問するまで、その注意書きすら読

んでいなかったというのが真相なのです。




 試薬を含めた検査キット

 しかも、PCRというポリメラーゼ連鎖反応

を応用した検査法を開発したとして、ノーベ

ル化学賞を受賞したアメリカのキャリー・マ

リス博士は生前、「PCRを感染症診断に用い

てはならない」との遺言を残しておられまし

た。新型コロナが発生する同じ 2019年8

に自宅で肺炎にて急逝されており、まさに死

に口なしです。WHO や各国政府、メディ

も、このことに一切触れないのは何故でし

ょうか? このことを知った賢明な市民なら、

誰でもおかしいと気づくはずです。

 

 市長はこれらの疑問点について、地方分権

一括法により政府と地方自治体は対等ですの

で、政府に説明を求めるべきです。私は呉市

議会本会議でそのように質問しましたが、残

念ながら市長の答弁は得られませんでした。

 



3月定例会でPCRの実効性を糺す

 政府に説明を求めないということは、地方

自治法反となります。同法による地方自治

の本旨は、国によらずに住民自らによって行

われるべきという「住民自治」、国から干渉

されることなく地方団体によって行われるべ

きという「団体自治」から成り立つものなの

です。

 

 もちろん、市長は市民生活を守る使命を担

っているのです。市民よりも政府を向いてい

ては、真の政治家とは言えません。それをチ

ェックする議会も同様ですし、地元メディア

も私のこの質疑を報道すべきでしたが、沈黙

を守りつづけているのが現状です。

 

 

子供たちを守るため、ついに子育て主婦層が動きだした!

 

 さて、特に子育て中の母親たちは、保育

や託児所、学校現場で事実上のマスク着用が

強要されていることに対し、動揺を隠せませ

ん。

 

 先日、新型コロナワクチン接種の中止要求

書を呉市長に提出するため、私に先に相談

来られた団体があります。「広島の経済と子

供を守る会」の4名の主婦が、呉市議会事務

局に私を訪ねたのですが、マスクを着用して

いないことを理由に、私との面会ができない

と事務局。やむなく私がマスクを提供して、

控え室へ通しました。

 

   その話の中で、要求書を提出しただけでは

お蔵入りになるので、直後に記者会見をする

ことになりました。

 

 その会見場は、呉市が記者クラブに対し無

償提供している市役所内の記者室です。とこ

ろが、「マスクなしでの会見は実施困難」と

記者クラブ。しかも市長名代の部長までもが、

「マスク未着用者から直接要求書を受け取る

ことはできない」と主張したのです。

 

   要求団体からすると、ワクチン接種事業の

中止を求めることの背景には、マスク装着は

欠を起こしたり、口の周りにばい菌が充満

し、かえって免疫力の低下を招くとの学者の

説の学びがあります。しかも新型コロナウイ

ルスは微細であり、マスクを完全に透過する

ため効果がないと、マスクを装着しない立派

な理由や根拠があるのです。にもかかわらず、

マスク装着が役所内で公然と強制されたこと

を意味します。

 

 彼女たちの立場はこうです。ワクチンや安

なマスク着用に反対しているのに、要求書

提出および直後の記者会見にマスク姿で臨む

ことは、世間からダブルスタンダードと批判

されるのを何よりも恐れるものです。彼女た

ちは自らの信念に基づいてマスクは着用しな

いのです。その自由や人権を踏みにじること

は決してあってはなりません。しかも公共で

ある行政側が人権蹂躙したことになります。

 

 結局、記者会見で世にアピールすることを

優先し、泣く泣くマスク装着を受け入れざる

を得なかったのでした。私は、これはこれで

逆手に取り、広報していくつもりです。

 



市長名代にワクチン中止要求書を
手渡す市民団体




記者会見に臨む市民団体のメンバー

   このように、現在の世の中は、飲食店が時

営業を強制的に強いられたり、アクリル板

設置を要請されたり、営業の自由が奪われて

います。また、政府や知事による外出自粛要

請により営業収入が激減し、企業倒産も増え

います。かたや PCR 検査で陽性になれば、

院を強いられたり、隔離されたりして仕事

もできません。家計収入は減り、その補償も

十分とは言えません。

 

 そればかりか、マスクを装着せずに街中を

歩いたら非国民扱いされるのです。私もノー

マスクで市街地を歩いていた際、通行中の市

民から注意を受けました。

 

 

政府とビッグテックがタッグを組んで言論検閲や統制!

 

 しかも、新型コロナワクチンに関して反対

の意をブログやSNSに書き込むと、自動的に

次のようなメッセージが表示されます。「ワ

チンに関するリソースについては、新型コ

ロナウイルス感染症情報センターをご覧くだ

さい」とか「新型コロナウイルスに関係する

内容の可能性がある記事です」。

 

   これらは、いずれも厚労省や首相官邸のペ

ージに飛ぶようリンクが張られており、暗に

「この記事はフェイクだからこちらを見てく

さい」と、巧妙に誘導しているのです。と

いうことは、ビッグテックと政府がつるんで、

言論検閲や統制をしていることになります。

まさに戦前の暗黒時代そのものです。

 

 昨年11月の米国大統領選挙でも不正があ

った際、世界の大手メディアはそれには一切

取り合わず、バイデン有利に情報操作しまし

た。もちろん不正も証拠が数々挙がっていた

にもかかわらず裁判所がそれをはなから受理

せず、事実上退けたのです。このように民主

主義を冒瀆する勢力が世界的規模で、闇の政

府「ディープステート」として暗躍していま

す。

 

 先般、齊藤新緑福井県議が、「ワクチンは

殺人兵器」と題し、ディープステートの暗躍

も解説した上で、自身の後援会に機関紙を頒

布しましたが、その勇気ある行動に敬服いた

ます。

 

  実際、去る 3月 23日には、福岡県八女

やめ)市で公立八女総合病院の26歳看護

が、コロナ病棟担当故に本人の自由意志に

反して、半強制的にファイザー製ワクチンを

接種させられまました。これは、一般国民に

接種する前段階の、医療従事有志による先行

験接種であったはずです。その結果、4

にくも膜下出血で死亡したのです。これは

ワクチン接種を止め(やめ)という天の啓示

だと感じました。「ワクチンは殺人兵器(へ

いき)」として、平気(へいき)で人を殺す

としたのは、あながち大げさではありません。

 

 病院はパニック状態ですが、マスコミは大

々的に報じませんでした。母親は実名報道を

希望したのですが、一切受け入れられません

でした。厚労省のホームページでも職業すら

記載されず、その因果関係については「評価

不能」と、簡単に結論づけています。

 

 政府は海外のワクチン製造会社3社と供給

契約を締結しましたが、いずれも重篤反応が

出た場合のメーカーへの免責条項が含まれて

います。国会では政府が補償すると答弁した

ようですが、因果関係が評価できないとなる

と、補償金も一切支払われないこととなりま

す。これでは死亡されたご本人やご遺族はや

り切れません。今後同様のケースが多発し、

集団訴訟に発展するでしょう。子宮頸癌ワク

チンの場合もそうでした。

 

 政府は、PCR陽性者が死亡したら、どのよ

うな死因であろうがコロナ死で報告するよう

に都道府県や保健所政令市に対し、昨年6

18日に通知を出しました。陽性者が死亡し

た場合はコロナ関連死、ワクチン接種後死亡

した場合は因果関係は評価できないでは、完

全にダブルスタンダードです。これらのこと

を誰一人として追及する国会議員はいません。

 

 政府は、因果関係を認めたらワクチン接種

勧奨そのものが誤った施策だったということ

になり、政権が吹っ飛ぶわけで、厚労省の御

学者たちが政権を忖度した報告書を提出し

ているのは見え見えです。国会議員にしても

政府と二人三脚で、ワクチン接種こそがパン

デミックから収束する唯一の手段だと訴える

ことで票を稼いでいるわけで、接種後死亡例

には沈黙を守り、政府に責任をなすりつけよ

うとしているのです。

  

 

巨大な洗脳組織に立ち向かうため全階層の市民が結集と連帯を!

 

   今後は、新型コロナパンデミックの偽装と

詐欺に覚醒した議員が国会と地方の区別なく、

その役割を果たすため、連帯していくことが

肝要です。そのような連携組織をSNSを通じ

て起ち上げて、政府に対抗していきたいと考

えているところです。そのためには、同様に

覚醒した国民や市民の皆様の絶大なるご賛同

と強固なお支えが必要です。

 

 市民は市民の立場で団体運動もありますし、

そこまで踏み込めずとも、SNSで意見を述べ

たり、賛同できる内容をシェアしたり、それ

ぞれが果たせる役割があるはずです。医学者

や医師も一斉に「医学パンデミックや新型コ

ロナは存在しない」と世界的に連帯する動き

があります。

 

 東京都から虐めを受け「店閉めろ」と「見

せしめ」の命令を受けたグローバルダイニン

グの長谷川耕造社長も、勇気を持って立ち向

かい訴訟を提起しました。それには有能な弁

護士が就きました。法曹界こそ声を大にして

連携してほしいものです。

 

 ところで、私が起ち上げた会派、並びに政

治団体「自然共生党」の「自然共生」とは、

便益を追求するあまり自然を冒瀆した結果、

気候変動や環境汚染に遭遇したり、不健康に

陥ったことから、文字通り自然に回帰し共生

する政策を謳っています。つまり、これまで

の右とか左とかの次元を超越した「中庸」を

重んじ、さらに高い次元に昇華させる思想を

基に、右と左が超越した自然界と融合し、「

善」の旗印、即ち共通目的の下、一大結集す

るという意味を込めています。

 

 私の亡くなった父は、生前に労働運動で社

会党を支持していましたし、私自身が自民党

代議士の秘書を務めたことから、左と右との

どちらも通じるものがあり、「自然共生」と

して、それらを統合発展させる使命が私にあ

ると自負しています。それぞれが右勢力や左

勢力と敵対すれば、悪なるディープステート

を喜ばせるだけで、それでは敵の思う壺です。

真の敵は誰なのかを喝破する必要があるので

す。

 

 実際、今年 2021年は、世界的・歴史的に

光と闇、即ち善と悪が交差し、大改革が成就

される年と痛感しており、この歴史的大転換

点において共に立ち上がり、希望ある未来に

向かって足跡を残してまいりましょう。

 

 








〈以下参考〉


自然共生党・谷本誠一議員の活動の動画


   呉市議会での谷本誠一市議の全質疑


     第 6.7.9.10 回に谷本市議の2021年

       3月議会の質疑

  第14.15.16回に6月議会質疑

  第11.12.13回に市民女性の記者会見




谷本誠一 さん(@dongameryu) · Twitter

自然共生党ホームページ




南出賢一・大阪府泉大津市長の「市長コラム」と

「市長メッセージ」動画

 自然免疫力を高め鍛えることこそ肝要!!


市長の部屋/泉大津市ホームページ

 市長コラム
新型コロナウイルスに関する市長メッセージ




谷本誠一・呉市議と酒井伸雄さん(当講座NO.162の

記事執筆者)の対談動画


インタビュー | 市民メディアこいわし広島

 聞き手  馬場禎子さん

 2021.4.28 於・広島市      

   企画  市民メディアこいわし広島





  たにもと せいいち

 1956年5月5日、広島県安芸郡江田島町
 (現江田島市)生まれ。
 江田島町立江田島小学校、同中学校、広島県
 立呉三津田高校卒業。
 1969年、中学1年のとき百科事典をひき
 独学で将棋を覚える。
 1975年2月、坂田三吉の孫弟子・大阪の
 高島一岐代九段に弟子入りして、プロ将棋士
 養成機関「奨励会」に在籍。坂田三吉の曾孫
 弟子、段位四段。
 1987年10月、東京で中川秀直衆議院議
 員秘書となり、1991年7月からは地元
 広同議員の秘書を務め、生の政治を肌で
 学ぶ。
 1995年4月、呉市議選に初出馬、初当選。
 1999年4月、同市議選、惜敗。同年月、
 再び中川秀直衆院議員の広島秘書となる。
 2003年4月、呉市議選で再選復活し、現
 在6期目。その間、議会会派および政治団体
 「自然共生党」を旗揚げ。

 



  〈小社推薦論文〉
   木村義徳・桃山学院大学教授


 高校1年生が谷本誠一さんを取材(2023.8.3)







〈後記〉

   谷本誠一さんの経歴、呉市議会における

 質疑応答や議員活動の動画は、当講座の

 NO.158 の記事でも紹介しています。

 NO.157、160 、162、163 の記事と併せ

  てぜひ参照していただきたい。

 文中の写真は、写真の中または右横を左

 クリックすると拡大できます。




〈追記〉

 2022.2.1

 その後の谷本誠一さんの発言に関する

 当講座の記事を紹介します。

 記事NO.

 158、新型コロナに関する議会質疑

 164、この世とコロナと生き方を問う

 168、真実と反骨の質問

 169、世論を逆転する記者会見

 171、命の責任はだれにあるのか

 175、ノーマスク学校生活宣言

    193、変わりつつある世論

  212、哲学の時代へ(第4回)

  236、全国民・全世界への呼びかけ

  241、少数者であることの覚悟

  268、いま一度、コロナについて考えてみよう




2022.2.8 朝日新聞

谷本誠一呉市議とエア・ドゥに関する記事


 2022.2.17 共同通信 

 

谷本誠一呉市議に関する記事

 

 2022.2.17 フジテレビ 

  

谷本呉市議に関するニュース






2022.2.12




2022.2.17
当講座記事NO.241 少数者であることの覚悟 

 



2022.4.28 高橋清隆さんのブログ
http://blog.livedoor.jp/donnjinngannbohnn/archives/2049269.html






2022.4.28 広島RCCほか





2022.5.1 酒井伸雄さんのホームページ





2022.5.13 上映会日時・会場のお知らせ 
映画「真実を教えてください
 ~被害者遺族の後悔と自責の念より~」







2022.6.1 宇田桜子さんのツイッター
当講座記事 NO.240より







〈追々記〉

ワクチン接種者は諦めてはいけない。希望はある。









人気の記事(過去30日)

300. 来たる時代への提言・記事全項目紹介

 【2023年5月3日配信】小社発信記事            日本の重心富山県沖、大陸から見た日本         みんな仲良く      (富山県作成)  題字 井上碧山さん (北九州市)         絵  本多千鶴子さん(金沢錦丘高校1年)       発行 金沢出版社  当講座記事の開き方と記事全項目  「現代の声」講座へアクセスをいただき 有り難うございます。 NO. 291の記事でも 紹介しましたが、改めて以下のとおり再度 記します。  この講座の趣旨は、「講座の開設にあた って」を見ていただければ幸いです。  当講座を自由に使っていただければ嬉し く思います。  記事を見つけやすくするために記事項目 を上に記しました。  各記事項目を左クリックすると各記事の タイトルが出てきます。その記事タイトル または「続きを読む」を左クリックすると 記事が出てきます。  画面右側目次と併せて何か参考になれば 幸いです。   また、当講座へのご寄稿や当講座記事の 内容等についてのご批判、ご意見、ご感想 など次のメール宛にていつでもいただけれ ばなお有り難いです。   (当講座編集人)    gendainokoe@gmail.com      当講座の画面にある「前の投稿」を左ク リックすると各記事の冒頭部分が順次出て きます。  「ホーム」を左クリックすると一番最初 の画面に戻ります。  「新しい投稿」を左クリックすると一つ 前の画面に戻ります。  また、画面右側の目次の各記事タイトル を左クリックすると、その記事がすぐに出 てきます。目次の NO.215 以降の記事は、 各月別にまとめてあります。「過去の記事」 を適宜左クリックするとタイトルが出てき ます。  「人気の記事」は、最近一ヶ月間にアク セスが多かった記事10本を上から人気順に 紹介してあります。  各記事中の写真は、写真の中または右横 を左クリックすると拡大できます。  「現代の声」講座全記事の紹介 記事項目 NO. 223、「職」に関する記事 314、「哲学」に関する記事 227、「コロナ」に関する記事 228、「スポーツ」に関する記事 229、「自然」に関する記事 230、「教育」に関する記事 231、「歌」「音」「踊り」「情」に関する記事 232、「歴史」「非戦」に関する記事 233、「人

224. 天と地をつなぐ「おわらの風」

【2022年1月22日配信】   大寒           七尾市 石島 瑞枝             雪解けの春風を待つ坂の町               秋風 (2023.9.3)            横浜市 髙祖 路子    夜流しの音色に染まる坂の街                         鏡町地方衆、先人のご苦労をしのびその息吹に応える夜流し .  今町のおわら .      2023.9.3 最終日、西町青年団最終おわらの舞い .                               撮影 木偶乃坊写楽斎さん         〈参考〉                               越中八尾おわら風の盆               「深夜の夜ながし」      日本と日本人が失くしてしまった、  奪 われてしまった温かい心情、 郷愁  --それらを求めて各地から 数多の  見物者 が、 魅入られたかのように、  取りもどす か の ように八尾へ と 足を  運 ぶ の だろうか。  高橋治と石川さゆりの『風の盆恋歌』  の影響が大きいとも八尾ではいわれ  て いる。言葉と 歌の 力のすごさか。  事実、この 歌 の前と後とでは、風の  盆訪問 者 数に圧倒的な差がある。  紅白で、「命を賭けてくつ がえす」  と、着物の 袖 を 強く 握りしめ 揺さぶ  り ながらうた った 「くつがえす」の  一語の中に、日本の 歌手 として歩ん  できた 石川さゆりの、 自 らの心の奥  底にある深い 懐 いをも 包んだ 全 情念  が 込め ら れて い る。  旅人の多くが八尾に滞在してい る中、  わずかのさすがの通だけが、おわら  本来 の良 さ が漂っている深夜の夜流  し の、 後ろ姿を見ている。個性 ある  いで たちもすばらしい。  おわらは見せるものなのか、見られ  るこ とを意識すらせずに心ゆく まで  自ら楽しむものなのか。あるいはま  た、…… …… 高橋治と 石川さゆりは、  諸々のことを考える、見直すための  たいへ ん な「契機」 を 与 えて くれ た  ので ある 。    個人的な所感を述べれば、おわらは  縄文と江戸の文化が八尾で花開いた  ような気がする。  (当講座編集人)    鏡町の踊りに魅入

307. 職人の心意気 -「技」の文化 -

 【2023年7月3日配信】   手作りへのいざない    -「技」の文化-     縫い針のひとはりに込める夢  敦賀市 宮岸 かなえ                     てのひらに落ちる雨滴が灯をともす     鹿児島市 井上 治朗                        器(うつわ)  器への思い    九谷焼絵付師  宮保 英明         用という約束の形を提供しながら、その 形の中でどれだけ新鮮な自身の感覚を保ち 得るか、どんな可能性を引き出し得るか、 自身を試す姿勢で器と向かい合いたい。  自意識による変身、習慣のタガをはずし、 本来まったく自由に扱える創作表現への自 意識を、材質としての焼きものにぶつけた い。  盛られる料理に好かれる器。使いよくて 楽しくて、ついつい使ってしまう器。見た 目に静かで、しかし強い存在感を持ち、素 直に語りかけてくる。そんなものを心がけ てつくりたい。 みやぼ ひであき 20歳から絵付けをはじめる。 1950年石川県白山市生まれ。 石川県加賀市日谷(ひのや)在住。 日谷川をはさんで両側に民家と山が並ぶ。 谷間の村・日谷の向こうには人はいない。 宮保家の裏もすでに森である。 仕事をするのにいい場所をさがし歩き、 1984年の夏、白山市から引っ越してきた。 「ときどき熊が顔を出す」と妻の文枝さん。 小社発行・『北陸の燈』第4号より 撮影・八幡スタジオ 当講座記事NO.21、249再掲 当講座記事NO.223、「職」に関する記事から     芭蕉布ムーディー綾番匠くずし 平良 敏子   鋏 川澄 巌  文駒縫(あやこまぬい) 竹内 功   匠  足立区が誇る「現代の名工」    当講座記事NO.269、「世界屈指の技と清ら」から   流し猫壺 河井 寛次郎      「祖父寛次郎を語る」鷺 珠江さん     当講座記事NO.280、「湯の人(4)」から   樹 -卒業制作- 青木 春美     当講座記事NO.22、「織を通して学んだこと」から     絹本著色方便法身尊影  1500年製作      当講座記事NO.72、「松帆榭にて」から   千年の土 珠洲焼 篠原 敬    当講座記事NO.296、「あの日のこと」から     バンチェン土器   タイ・バンチェン遺跡     当講座記事NO.288、「個

272. 「命」の新文化創造の世へ

【2022年10月4日配信】        学級通信「あいこでしょ」の願い                       小松市立稚松小学校              教諭 辰巳 国雄        題字 井上碧山さん (北九州市)  絵  本多千鶴子さん(金沢錦丘高校1年) 薪を負いて名定まる  背負い歩き考える二宮金治郎  ロダンの『考える人』よりもりっぱに思える 損得から尊徳の世へ 当講座記事NO.314 山下秀美、哲学の時代へ 同266 酒井由記子、混迷する現代と統一協会 同294 小原基子、おんな川にかかる橋 同303 今野ゆうひ、教え子を再び何処へ送るのか 同318 髙森文子、世界に範たる日本国になるには  学級文集とか、学級通信とか、学級機関 紙 といわれるもの を発行することを、教師 の仕 事の軸の一つに して実践を積み重ねて いる人 がずい分多いと 思う。  私は、学級通信(学級文集・学級機関紙 も 含めて)を発行してから、もう三十年近 くに なる。あるときは季刊であったり、月 間であ ったり、週刊であったり、日刊であ ったり、 その形はさまざまである。その一 年、一年で 形も異なり、内容も変わってき ている。大ざ っぱな言い方をすれば次のよ うになるだろう。  子どもたちの生活のなかみや、思いや考 え を、本音のところで知りたい。それは、 話す ということででもできるかも知れない が、数 十人の学級の子どもたち全員の本音 を知るこ とはむずかしい。話すことの不得 手な子でも 書くことによって本音を語って くれるだろう。 また書くことによって、さ らに、自分の生活 や、思いや考えを、見つ め直すことになり、 印刷されたものを通し て、学級のみんなの共 通の認識を得られる だろう。共通の認識を持 った学級集団(子 どもたち)は、それをステ ップに、学級集 団の文化を創り上げていく力 にするだろう。  これが、私の教育の大きな柱だった。こ う して始めた学級通信発行の仕事は、子ど もた ちの全面発達を願う私の教育実践のそ のとき そのときの証しともなるものになっ た。学級 通信が発行できなくなるというこ とは、私と 子どもたちとの歩みが止まるこ とである。た だ子どもたちの作文や詩を書 いていくだけで はなく、教師としての自分 と子どもたちとの かかわり

328. ふるさとなまり

 【2024年1月28日配信】   おばばの言葉                       白山市 番匠 俊行                                私の両親は石川県石川郡美川町(現白山 市)に生まれ育ちました。両親のそれぞれ の両親も同町の生まれ、育ちです。除籍簿 を見ると、私の先祖は全員、明治初期から 同町の住人でした。  私は高校時代まで美川で育ち、そのあと 関東の大学を卒業し、宮城県内で就職し、 現在、郷里の美川で塾教師をしています。  私の祖母は1900年生まれで伝統産業 の美川刺繍をしていました。亡くなるまで 町から一歩も出たことがなく、町の人たち との会話を楽しみに生きていたようです。  その会話を耳にした一端をご紹介します。  美川町は手取川の河口の町で日本海に面 しています。作家の島田清次郎、詩人の邑 井武雄、政治家の奥田敬和、歌手の浅川マ キらの出身地でもあります。  「美川弁」といってもいい言葉は、隣町 の能美郡根上町(現能美市)や能美郡川北 村(現能美郡川北町)、石川郡松任町(旧 松任市、現白山市)ともちょっと異なって いると思います。  私は金沢市内の高校に通ったのですが、 私の話す言葉がおかしいと、いつも友人に 笑われていました。言葉だけで伝えるのは 難しいのですが、動詞、形容詞、形容動詞 のエ音便がイ音便になったり、また、人名 や名詞の発音のアクセントや抑揚、強弱、 長短が独特みたいです。  鹿児島弁が混じっているのではないかと 言う人もいます。もしそうであれば、最初 の石川県庁が美川町に置かれたことと関係 しているのかもしれません。内田政風とい う薩摩藩士がトップとなりはるばるこの町 にやって来たと聞いています。ひょうきん な美川の人たちが薩摩から来た役人たちの 言葉をおもしろがって真似して、流行らせ、 それがそのまま一部根づいたのではないか と思ったりもしています。  内田はなぜか金沢県とすることを拒否し、 県名を石川郡から拝借して石川県にし、さ らに「美川県」にとまで県名をかえようと したと聞きます。石川県はあわや美川県に なっていた可能性もあったということです。  これはこれでおもしろい話ですが、内田 は、美川町を中心にした金沢以上の新たな 県都を、白山を源として流れる県内最大の 河川・手取川(石川)を

311. レジェンド記者、真実を追う

 【2023年8月2日配信】小社発信記事      木原事件、ジャニーズ事件、 松本VIP事件、 自民裏金脱税事件、政治、ジャーナリズム                      佐藤章 さんの発言とともに考える            尾崎豊『ダンスホール』1984.3.15  東京新宿RUIDO 浅 川マキ/ ライブ夜 1977.11.19 京大西部講堂 桃山晴衣『遊びをせんとや生まれけん』 最新順 ジャニーズ・松本VIP事件、震災その他記事 当講座記事NO.320 2024.3.6 谷本誠一さん、中川秀直衆議秘書時代を語る 広島県前呉市議(6期)の谷本さんが 高校生の インタ ビューに応えてパー券販売、地盤培養活動などを話す。 撮影 2023.8.3 2021.5.21 佐藤章さんスクープ解説動画 第二次安倍内閣安倍晋三首相退陣の真相 木原事件を考える 2023.8.2 志あるジャーナリストへの呼びかけ .  2023.8.20 黒澤明『天国と地獄』仲代達矢の圧巻の台詞 .                       「被害者・遺族の無念を晴らす。これが刑事の仕事」     佐藤誠元刑事記者会見 2023.7.28 コロンボ、安浦吉之助、 十津川省三、杉下右京をしのぐ 佐藤誠さん の 言葉。「 日本の心」はまだまだ生きている。 同時に加害者側の動機、心情も併せて理解すべきである。 日本の歴史、社会、政治を変える日本史上最高記者会見                    2023.8.8 真犯人 Z氏と木原氏の人生を考える 2023.8.17 事件当日の Z 氏の行動を考察する 2024.8.24 民主主義の岐路.検察再捜査の動き    2029.8.30 事件のもみ消しを決して許してはならない    2023.8.31 事件を報道しない既存のメディアへの怒り                                                     文春報道によれば、2006 年 4月 9日の 午後10時ごろに東京都内で安田種雄さんと いう方が殺されたが自殺とされた。そして 2018年春に捜査が再開されたが、本格的な 捜査に入ろうとした矢先の同年10月下旬に 捜査が突然打ち切られた。  この事件の捜査に当たった警視庁元刑事 の佐藤誠さんが、先月28日

275. スポーツを文化にするために

【2022年10月10日配信】     交驩のエール     花開きつつあるエンジョイベースボール    「学生野球考」          慶應義塾大学野球部監督                   前田 祐吉      「サード!もう一丁!」「ヨーシこい」 と いう元気な掛け声の間に、「カーン」と いう 快いバットの音がひびくグラウンドが 私の職 場である。だれもが真剣に野球に取 り組み、 どの顔もスポーツの喜びに輝いて いる。息子 ほどの年齢の青年たちに囲まれ、 好きな野球 に打ち込むことのできる私は、 つくづく、し あわせ者だと思う。  学生野球は教育の一環であるとか、野球 は人間形成の手段であるということがいわ れるが、私の場合、ほとんどそんな意識は ないし、まして自分が教育者だとも思わな い。どうしたらすべての野球部員がもっと 野球を楽しめるようになるのか、どうした らもっと強いチームになって、試合に勝ち、 選手と喜びを共にできるのか、ということ ばかり考えている。  野球に限らず、およそすべてのスポーツ は、好きな者同志が集まって、思いきり身 体を動かして楽しむためのもので、それに よって何の利益も求めないという、極めて 人間的な、文化の一形態である。百メート ルをどんなに早く走ろうと、ボールをどれ だけ遠くへカッ飛ばそうと、人間の実生活 には何の役にも立たない。しかし、短距離 走者はたった百分の一秒のタイムを縮める ために骨身をけずり、野球選手は十回の打 席にたった三本のヒットを打つために若い エネルギーを燃やす。その理由は、走るこ とが楽しく、打つことが面白いからにすぎ ない。さらにいえば、より早く走るための 努力の積み重ねが何物にも替えがたい喜び であり、より良く打つための苦心と練習そ のものに、生きがいが感じられるからであ る。  このように、スポーツは余暇を楽しみ、 生活を充実させるための手段で、それ以外 には何の目的もないはずである。むしろ目 的のないことがスポーツの特徴であり、試 合に勝つことや良い記録を出すことは、単 なる目標であって終局の目的ではない。  かつて超人的な猛練習でスピードスケー ト の王者といわれ、冬季オリンピックの金 メダルを独占したエリック・ハイデンは「 金メダルは私の人生の目的ではない。それ に至るプロセスの喜びが私

327. 能登はやさしや土までも

 【2024年1月8日配信】          お金から「いのち」の時代へ(10)             たくましくやさしき能登に光させ                    2024年3月11日              気仙沼市 菅野 千鶴子                              二隻だけでは足りない話にならない      被災者全員を救う方法を考えるべき    「五百年のひびき」   「日々是稽古」 .        輪島名舟の人たちへのインタビュー .    当講座記事NO.318 世界に範たる日本国になるには 強震モニタ .    地震情報 .                           緊急に避難所の設備充実を          大地震から一週間たった今、改めて 以下の記事を再掲します。   日本海側の原発の現況が気になります。  当講座記事 NO.296と 297で珠洲原発  のことに言及しました が、珠洲原発が  建設されていたらこの地震で日本列島  と朝鮮半島には人が住めなくなってい  たのではないでしょうか。珠洲原発を  絶対に安全だと主張して推進していた  関 西 電力、中部電力、北陸電力、経産  省、政府は 謝罪声明を出すべきだと思  います。    震災被災者の避難先に下記写真のように  ビニールハウスが何箇所かありました。  ここは個人や隣近所で自主的に避難した  場所だと思います。ビニールハウスは、  地震に強いのではないでしょうか。    また、私は高校時代、山岳部で部活動を    していたのでその経験からすれば、冬用    テント、ツエルト、シュラフ、ヤッケ、  ポンチョ、コッフェル、ラジウスなどの  山岳装備を キ スリングに入れておき、 か  つ、テントの張り方、炊事の仕方を日頃  から練習し、いつでも野営に備えていた  らいいのではないかと思いました。  もっともこれらに相当する準備は、国、  県、市町 村の首長や各議員が、常日頃か  ら個人の人権とプライバシーに心配りを  したうえで、率先してしなければならな  い極めて重要な政治の仕事であると思い  ます。特に今現在おこっている震災は、  何年も前から充分に予測できたことだけ  に、最低でも上記の準備だけはできたは  ずです。「残念」とか「遺憾

266. 混迷する現代と統一協会 

【2022年8月28日配信】        親友ヨッチにささげる手記          -最期まで友情を信じて-                  石川県河北郡津幡町                 書店員 22歳  酒井 由記子  人は、どんな人と巡り合うか、どんな本 と出会うかによって人生が決まってくると、 ある作家が述べていたのをふと思い出す。 私にとってはまさにそうであった。出会っ た人達も書物もとても大きな影響を残し、 忘れられない出来事となっていったのであ る。   一、高校生の頃  今から六年前(1977年)、私は金沢 二水高校の二年生であった。いや二年生と いうより吹奏楽部生というほうが適切であ るほど私は部活動に情熱を注ぎ込んでいた。 みんなでマラソン、腹筋運動をしてからだ を鍛えあげ、各パートごとでロングトーン をして基礎固めをなして、全員そろって校 舎中いっぱいに響きわたるハーモニーを歌 いあげる。それは、先輩、後輩、仲間達の 一致によって一つの音楽をつくり出すとい う喜びを存分に味わった私の青春時代の真 っ盛りであった。ただ残念なことは、部活 動に熱中すればするほど勉強のほうはさっ ぱり力がはいらなかったことである。中学 生のときは、「進学校にはいるために」と いうただそれだけの目的で受験勉強ができ た。しかし、いざ高校にはいってみると、 また「いい大学にはいるために」と先生方 が口をすっぱくして押しまくる文句に素直 になれなかった。勉強する本当の意味が見 出せなかったのである。その頃から、私は 人間は何のために生きるのだろうかという ことまで突っ込んで考えるようになってい った。  父母が書店を経営しているため本は充分 にあり、書物を読むことによって答えを見 出そうとした。私の強い求めに応じるかの ように一冊の本が転がり込んできた。クリ スチャン作家である三浦綾子さんの『あさ っての風』という随筆集であった。聖書の 言葉がそこに登場しており、それはズシリ と心に響いたのである。その本に魅せられ て三浦さんの自叙伝も何冊か読み進めてい った。しだいに私の魂は、人間をはるかに 越えた大いなる存在があることを感じてい った。確信までは至らなかったけれども、 それらの本によって金沢のプロテスタント の教会に足を運び、牧師さんのお話を聞く ようにもな

280. 湯の人(4)現実と夢

 【2022年11月22日配信】   大きな便り                       加藤 蒼汰          秋とはいっても冬のような寒い夜だった。 浴室にはだれもおらず、脱衣場には番台に 座っている銭湯の主人と私ともうひとり。  その人は銭湯の近所の人であり、かつて 高校の教員をしていた。在職当時、馳浩・ 現石川県知事を教えていたと語っている。 八十歳を超えている。  この銭湯でよく顔を合わせ、会うたびに 知事の高校在学中のエピソードを繰り返す ので、私はその話の内容をすっかり諳んじ られるようになってしまった。高校入学時 から卒業までの様子、レスリング部での活 躍などであるが、私が特に感銘を受けた話 は、知事は高校時代、冬、雪が降り積もっ た朝には真っ先に早出登校して、生徒・教 職員を思いやり、校門から校舎玄関入り口 までの路をひとりスコップで雪かきをして いたというくだりである。  そんなすばらしい教え子をもつ元先生が、 服を脱ぎ裸になって浴室入り口に向かって 五、六歩あるきながら大便を三個落とした のである。気づかずに落ちたようなので、 私は「先生、落としもの」と声をかけると、 「ありりー、まったく気いつかんかった。 あはははは」と笑うのである。  私は、脇にあったチリトリでこの塊をす くいとり、「みごとな色と固さやね」と言 いながらトイレに流した。しかしながら、 脱衣場にはその匂いが全面に沁みわたり、 息が苦しくなるほどだった。このとき私は、 幼いころサーカスを見たときのことを思い だした。  それは曲芸をしていた象が巨大な大便の 塊を三個落とし、団員があわててスコップ で拾いあげていた光景であった。このとき の衝撃の記憶がよみがえり、私にとっさに チリトリを思いつかせたような気がする。 本を読んでいた番台の主人もその匂いで事 のいきさつに気づき、「匂いもすばらしい ね」と笑いながら脱衣場の窓を全開し床を 雑巾でふいてくれたが、その強力な匂いは 容易に消えなかった。  その間、先生は先に浴槽へ入り、気持ち よさそうに浸かっていた。私は先生と湯壺 にいっしょに漬かることに一瞬躊躇したが、 免疫機能が高まるまたとないチャンスでは ないかとの思いも何ゆえか突然こみあげて きて湯船に同席、お伴したしだいである。  「よくあることなんけ」と湯中、思わず
         柿岡 時正
         廣田 克昭
         酒井 與郎
         黒沢  靖
         神尾 和子
         前田 祐吉
         廣田 克昭
         伊藤 正孝
         柿岡 時正
         広瀬 心二郎
         七尾 政治
         辰巳 国雄
         大山 文人
         島田 清次郎
         鶴   彬
         西山 誠一
         荒木田 岳
         加納 韻泉
         沢田 喜誠
         島谷 吾六
         宮保 英明
         青木 晴美
         山本 智美
         匂  咲子
         浅井 恒子
         浜田 弥生
         遠田 千鶴子
         米谷 艶子
         大矢場 雅楽子
         舘田 信子
         酒井 由記子
         酒井 由記子
         竹内 緋紗子
         幸村  明
         梅  時雄
         家永 三郎
         下村 利明
         廣田 克昭
         早津 美寿々
         木村 美津子
         酒匂 浩三
         永原 百合子
         竹津 清樹
         階戸 陽太
         山本 孝志
         谷口 留美
         早津 美寿々
         坂井 耕吉
         伊佐田 哲朗
         舘田 志保
         中田 美保
         北崎 誠一
         森  鈴井
         正見  巖
         正見  巖
         貝野  亨
         竹内 緋紗子
         滋野 真祐美
         佐伯 正博
         広瀬 心二郎
         西野 雅治
         竹内 緋紗子
         早津 美寿々
         御堂河内 四市
         酒井 與郎
         石崎 光春
         小林 ときお
         小川 文人
         広瀬 心二郎
         波佐場 義隆
         石黒 優香里
         沖崎 信繁
         山浦  元
         船橋 夕有子
         米谷 艶子
       ジョアキン・モンテイロ
         遠藤  一
         谷野 あづさ
         梅田 喜代美
         小林 ときお
         中島 孝男
         中村 秀人
         竹内 緋紗子
         笠尾  実
         前田 佐智子
         桐生 和郎
         伊勢谷 業
         伊勢谷 功
         中川 清基
         北出  晃
         北出  晃
         広瀬 心二郎
         石黒 優香里
         濱田 愛莉
         伊勢谷 功
         伊勢谷 功
         加納 実紀代
         細山田 三精
         杉浦 麻有子
         半田 ひとみ
         早津 美寿々
         広瀬 心二郎
         石黒 優香里
         若林 忠司
         若林 忠司
         橋本 美濃里
         田代 真理子
         花水 真希
         村田 啓子
         滋野 弘美
         若林 忠司
         吉本 行光
         早津 美寿々
         竹内 緋紗子
         市来 信夫
         西田 瑤子
         西田 瑤子
         高木 智子
         金森 燁子
         坂本 淑絵
         小見山 薫子
         広瀬 心二郎
         横井 瑠璃子
         野川 信治朗
         黒谷 幸子
         福永 和恵
         小社発信記事
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         秋山 郁美
         加藤 蒼汰
         森本 比奈子
         森本 比奈子
         吉村 三七治
         石崎 光春
         前田 佐智子
         前田 佐智子
         前田 佐智子
         前田 佐智子
         中野 喜佐雄
         八木  正
         堀  勇蔵
         家永 三郎
         広瀬 心二郎
         菅野 千鶴子
         海野 啓子
         菅野 千鶴子
         海野 啓子
         石井 洋三
         小島 孝一
         キャリー・マディ
         谷本 誠一
         宇部  功
         竹内 緋紗子
         谷本 誠一
         酒井 伸雄
163、コロナ禍の医療現場リポート
         竹口 昌志
164、この世とコロナと生き方を問う
         小社発信記事
165、コロナの風向きを変える取材
         橋本 美濃里
166、英断の新聞意見広告
         小社発信記事
167、ワクチン接種をしてしまった方へ
         小社発信記事
168、真実と反骨の質問
         小社発信記事
169、世論を逆転する記者会見
         小社発信記事
170、世界に響けこの音この歌この踊り
         小社発信記事
171、命の責任はだれにあるのか
         小社発信記事
172、歌人・芦田高子を偲ぶ(1)
         若林 忠司
173、歌人・芦田高子を偲ぶ(2)
         若林 忠司
174、歌人・芦田高子を偲ぶ(3)
         若林 忠司
175、ノーマスク学校生活宣言
         こいわし広島
176、白山に秘められた日本建国の真実
         新井 信介
177、G線上のアリア
         石黒 優香里
178、世界最高の笑顔
         小社発信記事
179、不戦の誓い(2)
         酒井 與郎
180、不戦の誓い(3)
         酒井 與郎
181、不戦の誓い(4)
         酒井 與郎
182、まだ軍服を着せますか?
         小社発信記事
183、現代時事川柳(六)
         早津 美寿々
184、翡翠の里・高志の海原
         永井 則子
185、命のおくりもの
         竹津 美綺 
186、魔法の喫茶店
         小川 文人 
187、市民メディアの役割を考える
         馬場 禎子 
188、当季雑詠
         表 古主衣 
189、「緑」に因んで
         吉村 三七治 
190、「鶴彬」特別授業感想文
         小社発信記事
191、「社会の木鐸」を失った記事
         小社発信記事
192、朝露(아침이슬)
         坂本 淑絵
193、変わりつつある世論
         小社発信記事
194、ミニコミ紙「ローカル列車」
         赤井 武治
195、コロナの本当の本質を問う①
         矢田 嘉伸
196、秋
         鈴木 きく
197、コロナの本当の本質を問う②
         矢田 嘉伸
198、人間ロボットからの解放
         清水 世織
199、コロナの本当の本質を問う③
         矢田 嘉伸
200、蟹
         加納 韻泉
201、雨降る永東橋
         坂本 淑絵
202、総選挙をふりかえって
         岩井 奏太
203、ファイザーの論理
         小社発信記事
204、コロナの本当の本質を問う④
         矢田 嘉伸
205、湯の人(その2)
         加藤 蒼汰
206、コロナの本当の本質を問う⑤
         矢田 嘉伸
207、哲学の時代へ(第1回)
         小社発信記事
208、哲学の時代へ(第2回)
         小川 文人
209、コロナの本当の本質を問う⑥
         矢田 嘉伸
210、読者・投稿者の方々へお願い
         小社発信記事
211、哲学の時代へ(第3回)
         小社発信記事
212、哲学の時代へ(第4回)
         小社発信記事
213、小説『金澤夜景』(2)
         広瀬 心二郎
214、小説『金澤夜景』(3)
         広瀬 心二郎