246. 哲学の時代へ(第9回)
【2022年4月24日配信】
この世を「みるくゆ」へ
那覇市 高校3年 桃原 ひかり
地球がまるいのか、しかくいのか
私はどっちでもいい。
でもその地球を、善をよそおい
悪と嘘で支配している人たちが
いると知った。
地球の富を独り占めし、
莫大なお金を集めこしらえて、
たくさんの子分を従え、
弱いものいじめをして、
旨いものを食べ
喜んでいる。
まるでこの世の愉快犯だ。
愉快の対象はこの世の人々の
不幸を見ることだ。
あわれ、人間性を捨てることに
喜びを見いだしているのだ。
おこがましくも私は、
そんな人たちを救いたい。
どんな悪や嘘を行なうときでも、
その人たちは自分たちの行為は
善であり正しいと必ず語る。
そう、その人たちは、心の中では
本当は善と正義を知っているのだ。
残念ながら微力な私には、
その人たちの心に善と正義の魂の
注入はできない。
でも、善と正義を知っている
その人たち自身が
ひとりひとり自らすすんで
個人の人格、人間としての感情、
善の魂を自分の心に注入さえすれば、
莫大な富や私財を手放し
その富を、この地球を浄化し
戦争や悪巧みをやめることに使って、
この世の人々の健康と安寧と幸福を
希い喜び尊ぶ存在になれるはずだ。
善が何であるか、
正義とは何なのか、
そして真実とは何かを、
悪の限りを尽くしてきた人たちこそ
この地球で一番知っている
存在だからだ。
微力な私には、その存在に向けて、
真実の愛、慈悲の真心をもって、
ただひたすら回心と生まれ変わりを
こいねがいいのるしかできない。
〈参考〉
2015.6.23戦後70年沖縄全戦没者追悼式
2021.6.23中日新聞
みるく世の謳