243. 岸辺のさくら
【2022年4月4日配信】
花の香を載せてそよ風ほお撫でる
新居浜市 尾崎 ひとみ
大聖寺川(加賀市)にかかる桜花
撮影 作田 幸以智
撮影 木偶乃坊写楽斎
1988 年まで城内に金沢大学があった。
同大の移転に心を痛めた人もかず多い。
旧制四高時代からの伝統だった学生と
金沢市民との下宿交流文化も消滅する。
石川門前での入学卒業記念写真を撮る
光景ももう見られなくなってしまった。
〈後記〉
八木正・金沢大学教授(当時、労働社会
学、当講座提言者、当講座記事 NO. 147
執筆者)は、「金沢大学の角間キャンパ
スへの移転は、政治家・森喜朗氏(元衆
議、元文相、元通産相、元建設相、元首
相)主導の文部・土建行政によるもので、
学問・文化の良識・良心の破壊を恐れる
志ある者たちがいくら移転に反対しても、
もうどうにもならない状況になってしま
った。なによりも学生がだめになる」と
当時かたっていた。
角間キャンパスは、金沢市郊外の山麓に
あり、すぐ近くに市の埋め立てごみ・粗
大ごみ・廃棄物の埋め立ての受け入れ場
である戸室新保埋立場もある。
現在の金沢大学の実態をみて、八木さん
の言っていたとおりになっている。
上の「悲しき金沢大学」をみると、今の
マスク着用社会を金沢大学では早々と実
践していたということになる。
しかしながら金沢大学は、守衛がおらず、
部外者は誰の許可なく学内に自由に出入
りできる。
福井県立大学、石川県立大学、北陸学院
大学、北陸大学、金沢星稜大学、金城大
学、富山国際大学、富山県立大学、石川
県立看護大学、金沢美術工芸大学、金沢
医科大学、北陸先端科学技術大学院大学
も自由だ。守衛のいる大学もあるが。
富山大学は車の出入りに守衛から名前を
聞かれる。福井大学と金沢学院大学は訪
問先まで聞かれる。
金沢工業大学は、各学部の玄関に鍵がか
かっていて、本部と訪問先に許可された
者しか校舎に入れない。
このなかで最も自由な雰囲気を与えてい
るのは金沢大学である。数日前もヤクル
トおばさんや印刷業者が出入りしていた。
ここにまだ微かな希望はある。(編集人)
金沢大学の地図
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