248. オリニナル(어린이날)こどもの心
【2022年5月5日配信】
訳詩 坂本 淑絵
わたしのお兄さん
トゥムプッ トゥムプッ トゥムプッセー
たんぼで鳴き
ポックッ ポックッ ポックッセー
森に鳴く
お馬で兄さん
ソウルに行った
絹ぐつ買って
帰ります
キロッ キロッ キロギ
北から来て
クィトゥル クィトゥル クィトゥラミ
泣いている
わたしの兄さん
まだ帰らぬ
木の葉もウスス
泣いています
오빠 생각
作詩 최순애 崔順愛
作曲 박태준 朴泰俊
뜸뿍 뜸뿍 뜸뿍새
논에서 울고
뻐꾹 뻐꾹 뻐꾹새
숲에서 울 제
우리 오빠 말 타고
서울 가시면
비단 구두 사 가지고
오신다더니
기럭 기럭 기러기
북에서 오고
귀뚤 귀뚤 귀뚜라미
슬피 울건만
서울 가신 오빠는
소식도 없고
나뭇잎만 우수수
떨어집니다
1925年 児童雑誌『어린이(オリニ)』掲載
当講座記事NO.170から
歌 이정숙 李貞淑
イ・ジョンスク
오빠생각 オッパセンガク (1930)
イ・ソニ
オッパセンガク(兄さん思うと)
〈参考〉
崔順愛
チェ・スネ
童謡「오빠생각」をかいたころ(1977)
(エッセイ「オリニの森」から)
作詩 이원수 李元壽(崔順愛の夫)
作曲 홍난파 洪蘭坡(『鳳仙花』作曲者)
方定煥
방정환 パン・ジョンファン
『어린이(オリニ)』創刊者
方定煥 - Wikipedia
方定煥はなぜ若くして亡くなったのか?
〈小社推薦エッセイ〉
仲村 修(韓国児童文学翻訳家)
エッセイ「オリニの森」
어린이 숲児童雑誌『オリニ』表紙(民団新聞『時のかがみ』から)
〈小社推薦論文〉
井上雅夫・岩手大学教育学部教授の論文
韓国の児童向偉人伝叢書にあらわれる人々
〈小社推薦図書〉
『近代朝鮮の唱歌教育』(2004年.九州大学出版会)
著者 高 仁淑
『近代朝鮮の唱歌教育』| 九州大学出版会
近代朝鮮における植民地支配と唱歌教育
〈後記〉
統一がなされたとき南北の子ども
たちがともに一緒にうたう歌が、
オッパセンガクとコヒャンエポム
とパンダルだと言われています。
当講座 NO.192と201 の記事にも
坂本淑絵さんの訳詩、NO.120 の
記事には作詩があります。
朝鮮の童謡『半月』
반달〈追記〉
[小社推薦動画]
マドモアゼル・愛さん