411. 混迷する現代と統一協会(3)

【2025年7月11日配信】       

381 混迷する現代と統一協会(2)の続き.





親友ヨッチにささげる手記         

-最期まで友情を信じて-      



          石川県河北郡津幡町      

          書店員 22歳  酒井 由記子        

 人は、どんな人と巡り合うか、どんな本

と出会うかによって人生が決まってくると、

ある作家が述べていたのをふと思い出す。

私にとってはまさにそうであった。出会っ

た人達も書物もとても大きな影響を残し、

忘れられない出来事となっていったのであ

る。


 一、高校生の頃

 今から六年前(1977年)、私は金沢

二水高校の二年生であった。いや二年生と

いうより吹奏楽部生というほうが適切であ

るほど私は部活動に情熱を注ぎ込んでいた。

みんなでマラソン、腹筋運動をしてからだ

を鍛えあげ、各パートごとでロングトーン

をして基礎固めをなして、全員そろって校

舎中いっぱいに響きわたるハーモニーを歌

いあげる。それは、先輩、後輩、仲間達の

一致によって一つの音楽をつくり出すとい

う喜びを存分に味わった私の青春時代の真

っ盛りであった。ただ残念なことは、部活

動に熱中すればするほど勉強のほうはさっ

ぱり力がはいらなかったことである。中学

生のときは、「進学校にはいるために」と

いうただそれだけの目的で受験勉強ができ

た。しかし、いざ高校にはいってみると、

また「いい大学にはいるために」と先生方

が口をすっぱくして押しまくる文句に素直

になれなかった。勉強する本当の意味が見

出せなかったのである。その頃から、私は

人間は何のために生きるのだろうかという

ことまで突っ込んで考えるようになってい

った。


 父母が書店を経営しているため本は充分

にあり、書物を読むことによって答えを見

出そうとした。私の強い求めに応じるかの

ように一冊の本が転がり込んできた。クリ

スチャン作家である三浦綾子さんの『あさ

っての風』という随筆集であった。聖書の

言葉がそこに登場しており、それはズシリ

と心に響いたのである。その本に魅せられ

て三浦さんの自叙伝も何冊か読み進めてい

った。しだいに私の魂は、人間をはるかに

越えた大いなる存在があることを感じてい

った。確信までは至らなかったけれども、

それらの本によって金沢のプロテスタント

の教会に足を運び、牧師さんのお話を聞く

ようにもなっていった。


 週に一度は教会に通うようになったもの

の、様々な人間関係の渦の中で悩みは尽き

なかった。先生の授業の仕方に矛盾を感じ

たり、また、クラスメイトの他人に対して

無関心でありながら陰で悪口を言う姿勢に

むなしさを覚え、さらには自分自身の内面

の罪に苦しんだ。教会で話されるキリスト

の教えが戒めとなり慰めになりはしたが、

現実の問題を具体的にどう対処していった

らよいかわからなかった。


 二、統一協会との出会い

 その年の十二月一日のことである。師走

にはいり、金沢の片町の夕暮れ時は、車の

騒音と帰りを急ぐ人達でいちだんとせわし

ないものであった。私は部活動を終えてか

らの帰り道、行きかう人にぶつかりそうに

なりながら歩いていた。


「アンケートにお答えください。ちょっと

の時間でいいですからお願いします」


 だれかから呼びとめられた。最初は避け

ようと思ったものの、その人のさわやかな

笑顔にひきずられて私は立ち止まった。そ

の時はまだ知るよしもなかった。これが、

後に自分の人生の軌道を思いもよらぬ方向

へと変えていった統一協会との出会いの始

まりであることに。


「今、幸せですか? どんなことに関心が

ありますか?」

 と、質問してくる清純なその人は、金沢

大学の女学生であった。私は、真剣で生き

生きしている彼女の雰囲気に、しだいにの

み込まれていった。そして、この人は私の

持っていない「何か」を持っていると感じ

ていった。


 この金大生は、その統一協会に属してい

て、『原理研究会』という別名のグループ

のもとで、大学で活動している女性であっ

た。私は次の日にそのお姉さんが誘う原理

研究会の寮『成愛寮』に行くことを約束し

た。


 ところで、高校の同じクラスに、ヨッチ

という友人がいて、実は彼女も中学生の時

からその成愛寮に通っていて、前から私に

誘いの声をかけてくれていたのだった。不

思議な摂理めいたものを感じつつ、翌日、

興奮さめやらぬ思いでヨッチに案内しても

らった。


 緊張している私に、そこの学生達は、優

しくて親切にしてくれるのであった。


 その時の私は「人間を見る・把える」と

いう智慧が養われていなかった。それは、

その人の成長に従って身についてくるもの

であり、社会に生きていくうえで大切なこ

とである。勉学とは、人間の知性・知能を

伸ばし、精神を高め、心を豊かにしていく

うえで、基盤となるものなのであろう。未

熟であった当時の私は、人を表面的にしか

わからなかったのである。


 やがて高校三年に進級し、ヨッチとまた

同じクラスになった。ところがその頃は、

親にも友人達にもその原理研究会に行くこ

とを反対され、ヨッチとつき合うことさえ

もいい顔をされなかった。私の通っていた

教会の牧師さんにも次のように教えられ、

反対もされた。


 統一協会、その正式名称は『世界基督教

統一神霊協会』といい、文鮮明なる人物を

教祖として1954年5月1日に韓国ソウ

ル市にて発足した団体で、その創始者であ

る文氏は、元々は、金百文という韓国の「

イスラエル修道院派」を主宰する人物の弟

子であった。それは、別名血分け派とも呼

ばれる混淫派の一つで、聖なる意識のこも

ったセックスによって人を救う「精神神学」

なるものである。日本には1958年に西

川勝宣教師によって布教が開始され、19

59年に東京の渋谷に本部が創立された。

日本では、現在、二十六、七万人の信徒が

いるという。また、アメリカ、ヨーロッパ、

アフリカ、南米、オーストラリアにまで及

んでいる。政治面では、『国際勝共連合』

という別名のもとに激しい反共活動を展開

している。この著しい発展の陰には、信徒

達の昼夜を問わない伝道、経済活動がある。

パンの耳をかじりながら、チリ紙交換や廃

品回収等の活動から始めていき、繁華街で

花束を売り、今日では、珍味、昆布、人参

茶から印鑑、大理石の壺、多宝塔など何十

万、何百万もする高額な商品の訪問販売に

広がり、その総収益は計りしれない。何千

組という信徒を教祖・文鮮明氏は、一挙に

組み合わせて幾日も経たないうちに合同結

婚式を挙行するという、世間の人々の目を

見張る動きまでしている。それらは世界中

に大きな波紋を呼んでいるという。


 以上のようなことなどを、その牧師さん

から詳しく聞かされ、私は、愕然となって

しまった。そしてヨッチにこのことを正し

た。しかし、統一協会員である彼女は、少

しも動揺することなく、むしろ根気よく私

を説得してきたのである。


「私達の協会が血分けの思想の協会である

とか言われているのは知っているわ。でも、

それが本当であったら私はやめているわ。

お父様(文氏のこと)の目を見たら、そん

なことをする方かどうかがすぐわかるわよ。

また、政治運動のことだけど、この乱れた

社会を改善するには、宗教だけではもうで

きないの。科学、文化、政治などのあらゆ

る分野から取り組まなきゃならないのよ。

世間では色々と批判されているけど、それ

で判断するのではなく神様に聞いてみたら

いいのよ。由記ちゃんに教えてくれたその

牧師さんの言うことを信じるか、私の言っ

ていることを信じるか、これは難しいけど、

祈って神様に聞いてみてね」


 「信じる」ということはどういうことで

あろうか。私はみんなの板ばさみになって

しまい、頭をかかえ込んでしまった。悩ん

だ末、取った結論は結局こうであった。今

は、いったいだれが正しいか、何が本当な

のかわからないから、容易に統一協会にも

はいるまい。これからよく勉強し、研究し

ていくうえで、それでも統一協会が正しい

と判断できたら、はいるのはその時でも遅

くはないであろう、と思ったのである。


 三、友情というかけ橋

 ところが思いに反して、私のそばには絶

えずヨッチがいたので、結局統一協会員で

ある彼女が、他のだれよりも親しくなって

いった。彼女の場合、先に母親のほうが入

信していたのである。父親も賛成しており、

いわば家族ぐるみで信仰を持っているので

あった。彼女としては、心から統一協会が

正しいと信じていたので、親友である私を

導かずにはおれなかったのであろう。


 私にとって三年最後の思い出の吹奏楽コ

ンクールがあったが、それを見に来てくれ

たのも彼女。そして力一杯拍手してくれた

のも彼女であった。夏休みに、ただそんな

ヨッチの姿見たさ、顔見たさに雨の中彼女

の家まで自転車をこいでいった私。共に図

書館に通ったり、受験勉強の息抜きに海を

見に行き、小舟の陰でずっと水平線を見つ

めていたヨッチと私。しんしんと雪の降り

しきる夕闇の中を、肩を並べて下校してい

く私達。目を閉じればあの遠い高校3年生

の時のことがすぐに思い浮かぶ。彼女のひ

たむきな友情は、私を理屈なしに統一協会

へと導く大きな要因となっていった。


 翌春、ヨッチは明治学院大学に、私は日

本大学に受かり、それぞれ東京へ、静岡の

三島へと新しい出発を踏み出していった。


 親元から離れて、私は統一協会へ自由に

通うようになれた。全国大学原理研究会太

田会長の講演会をはじめ、埼玉県での修練

会、東京の秋川での内部修練会、品川の協

会に泊まり込みで原理を学び、講義練習、

駅前での路傍演説、パンフレット配り、夜

の訪問伝道……。私をこうまで駆り立てたの

は、あらゆる批判を乗り越えて立つ統一原

理の素晴らしさであった。私は、理路整然

として疑う余地のないと思われるような論

理に、最終的に圧倒されてしまった。


 夏休みにはいると、ヨッチのほうは、原

理研究会の兄弟姉妹とキャラバンカーに乗

り込んで、東北の田舎へ「経済部隊」とし

て派遣されていった。カンカン照りの中、

町々村々をてくてくと歩き回り、物を売っ

て統一協会の資金にするのである。名目は、

「交通遺児のために」「ベトナム難民のた

めに」などの売口上をつくったり、あるい

は、「父はガンで死に、母は半身不随。こ

のままでは授業料も払えません」と土下座

する泣き落とし作戦もあり、また、手相・

人相を占い、「この印鑑を授かれば(買え

ば)、あなたの運は開かれますよ」と言っ

て、幸福を願う人の心を利用するやり方ま

で繰り広げられていく。


 活動に邁進するきょうだい達は、何の罪

の意識も感じないのである。私も協会に深

くはいっていくうちに、いつのまにかそう

なってしまった。「国の法を守らなくても、

統一協会は真のキリスト教であるから神様

も許してくださるのです」とアベル(統一

協会用語で上司の人)の言う言葉に従順で

あることが、信仰的と見なされるのであっ

た。 


 四、家族との衝突

 夏休みの後半、琵琶湖のほとりで開かれ

る二十一日間の修練会に参加する直前に郷

里へ帰省した時に、とうとう、それまでひ

た隠しにしてきたことすべてが、家族に知

られてしまった。そして、激しい衝突とな

ってしまった。親戚の人達も友人達も大反

対をし、次々に私を説得に来るのである。


「地上天国の実現なんて、正気で信じてい

るの? 親、友達を心配させておいて世界

を平和にすることなんてできるはずがない。

周りの人を不幸にしてそれが宗教なの? 

政治と結びつくのもおかしいわよ。集団結

婚なんてする気? 考えただけでゾッとす

るわ」「宗教はアヘンと同じだ。これは隔

離しなくちゃいかん。精神病院へ入れてし

まえ」「由記ちゃんの目、さかなの死んだ

目じゃないか!」「かわいそうに、やっか

いな病にかかって」


 だれに何と言われても、かえって ”この

人達を救うためにも統一協会で活動しなけ

ればならない” と使命に燃えるのである。


「お願いします。修練会にいかせて!」

 頼むたびに、父と母は、「どうしてわか

らないのか!」とまゆをつり上げて、私の

ほおをたたき、蹴とばしてくるのである。

悲鳴が近所に聞こえないようにと家中の窓

を締め切ってから、父は平手打ちをしてく

る。母は、「あんたを殺して、私も死ぬ」

と泣きわめく。なぐられた翌日は、あざが

からだ中に残ってしまう。

 親は大学も休学にさせ、徹底的に私にわ

からせようとした。父は、「おまえを統一

協会から救うためには、全財産を使ってで

もやっていくぞ。おまえだけでなく、たく

さんの子供達も助けてみせる。いざとなっ

たら文鮮明にも会いにいくぞ」とまで言っ

た。

 店の従業員の人達にも恥をさらけ出して、

「娘を悟らせるために当分仕事のほうは身

がはいらなくなるが申し訳ない。みんなに

も協力してほしい」と、お願いしたという。

 私の友人宅にも両親はふたりででかけて

行き、「もし、うちの娘が伝道しに来ても

誘われないでください。そして、お金を貸

してほしいと頼みに来ても、一切断わって

ください」と予防線を張ったのであった。


 そして大事な原理の書物も、文氏の写真

も、統一協会のきょうだい達からの手紙も

すべて取りあげられてしまった。監禁状態

の中で、窓の外でしきりに鳴くひぐらしの

声が、私に秋の訪れを告げてくれた。幾日、

幾週間が過ぎても状況は少しも変化しなか

った。腰の丸くなった祖母と受験を控えた

中学生の妹の心配そうな目は、声に出さず

とも、「お姉ちゃん、早くわかって!」と

叫んでいた。


 行き場のない思いに耐えかねて、家出を

計画して東京の統一協会をめざして夜汽車

に揺られて行ったこともあった。保護して

くれた統一協会の兄弟姉妹達は、私の後を

追ってすぐに飛行機で迎えに来た父と叔父

に、「酒井さんは来ていませんよ。琵琶湖

の修練所のほうに行ったんじゃないですか」

とウソを言って、かくまってくれた。それ

を信じるしかなかった父達は、すぐそばに

私がいるのも知らないで羽田から小松空港

にもどり、そこから車を走らせて滋賀県に

まで行った。何としても子供を間違った宗

教から救い出したい一念であった。このま

まだと大変な結末を迎えることになるとい

う認識が、父はだれよりも強かったのであ

る。


 3日ばかりして私は自分から家に帰って

行った。親を理解させたうえでなければよ

くないと反省したからであった。しかし、

事は容易に運ばなかった。戦いの日々が続

いた。絶えず、親、従業員の人達の監視の

中で、店の手伝いをして精一杯働いた。外

に出ることは一切禁じられて、小遣銭も与

えられない。地上を歩けない私は、こっそ

り屋根に上り、頭上に広がった青空に向か

って聖歌を歌い祈ったりしたのであった。

アメリカにいる文先生夫妻に、

「真のお父様、お母様、どうか私の家族が

原理を賛成してくれますように」

 と切に祈った。何ヶ月もの間、そこから

見おろす夕焼けが私にとって唯一の友であ

った。


 父は、夜遅くまで本を調べ、宗教書を何

十冊もこれまでになく研究していった。そ

して腰を低くして色々な人のところに相談

に行き、アドバイスをいただいたりしてい

た。

「どうしてカンパ活動がいけないのや。神

様のためであれば許されるのや」

 と、私がわけのわからないことを言えば、

倒れるくらいにほおをたたいてきた。顔が

はれるくらいに痛かったが、父の手も同じ

痛みを覚えていることはわかっていた。


 統一協会にはいったために善悪の判断が

できなくなった私を正常に戻そうという一

貫した姿勢を、父は決して崩さなかった。

厳しいだけの父かと思ったら、私が三島か

ら品川の統一協会までキセル(不正乗車)

をして往復していたことを知った時、父は

頭をたれて、膝の上の置かれた握りこぶし

の上に涙をポタポタと落とすのであった。

それを見て、そんなに父が泣くほど大変な

ことなのかと驚いたものであった。初めて

出会った父の姿から、これは私のしている

ことは統一協会の中で許されても、社会か

らは絶対に許されるものでないことを教え

られた。


 いつ再び家出するかわからない私に不安

を抱いて、夜中じゅう、冷たい廊下にゴザ

を敷いて私に悟られないように見張りを続

けていたという母。人知れず肩を震わせて

こぼしていた母の涙は、父と同じく本物の

愛であった。私はしだいに自分の親にはか

なわないと思っていった。いったん信念を

持ったら最後までくつがえさない父の姿勢

に、私は「ガンコもの」とつぶやきながら

も、たちうちできないものを感じざるをえ

なかった。「信用」「信頼」をモットーに

している親に、原理の教えは通じないもの

であることがわかっていった。そして、自

分は原理を受け入れることができたが、こ

の親に納得してもらうことはおろか、黙認

してもらうことも到底できないのだと心の

奥でよくわかっていた。


 でも、「ガンコもの」の親に似て私も「

意地っぱり」であった。最後の一線だけは

どうしても譲れなかった。6千年間にわた

る神様の摂理、歴史的同時性を含めて霊の

世界の存在を説く統一協会の教えが、全く

でたらめとは思えなかった。文氏の生い立

ち、六十歳に至るまでの苦難の路程、統一

協会の活躍ぶり、兄弟姉妹達の真摯な姿な

ども否定することは無理であった。


 五、一つの選択

 父と母は、ワラをもつかむ思いで東京の

ある牧師さんにすがりついていった。その

方は、当時、セブンスデー・アドベンチス

ト教会の四谷教会と墨東集会所を掛け持ち

で牧していらした和賀真也牧師であった。

この牧師さんは、何年も前から統一協会の

ことを知り、キリスト教とは似ても似つか

ぬ偽りで固めた教えその結果、全国にお

いてあまりに犠牲者が多く生まれているこ

とに心を痛め、身を乗り出していかれた方

であった。


 和賀牧師は、統一協会員達の持っている、

そのバイタリティー、献身、勇気、親切な

どを美しい価値あるものと見なし、真珠の

ような青年達の魂を心から愛し、単なる反

対・糾弾ではなく、その核となっている教

えの真偽を問い、会員たちを救出しておら

れるのである。そうした信念の行動の中か

ら、『統一協会その行動と論理』と題し

た書物まで書いておられた。


 父の取り図らいによって、一九七九年十

一月六日の夕方四時に、津幡町のわが家の

二階において、その方と初めて出会うこと

になったのである。私の心境を深く受けと

めて柔和に話される和賀先生の態度に、い

つの間にか、こわばっていた私の筋肉がス

ーッとほぐされていくのであった。共にい

らしたTさん(男性)も、会ったこともな

い見ず知らずの私のことが他人事とは思え

ない様子で、私に語りかけてくださった。

Tさんは、なんと七年間も統一協会で献身

し、アメリカに在住している文氏のもとで

生活されたこともある方であった。そうい

う方まで統一協会をやめていること、また、

和賀先生の提示される多くの統一協会の隠

された資料も、無視できないものばかりで

あった。


「由記子さん。あなたの人生は、ご自分で

選択なさることです。ただ一つだけ言って

おきたいのは、真実を見るということを避

けるのは、真理を探求する姿勢ではないと

思います。信仰は聞くことから始まります。

どんなにつらくても事実を事実として受け

とめることが大切だと思います」


 和賀先生の語る言葉には、落ち着いた響

きがあった。私は迷わず、東京に一緒に行

って確かめてみようと決心をした。この時、

この選択を取らなかったならば、今頃私は、

全く別の人生を歩んでいたことであろう。


 東京の原宿にあった、和賀先生のご家庭

にお世話になりながら、約二週間の学びを

深めていくうちに大事なことに気づかされ

ていった。原理の教えと聖書との間に大き

な食い違いがあることを目のあたりに示さ

れ、多くのきょうだい達がそれに気づいて

脱会していった事実。しかも彼らがしっか

りと生き、かつ働いていること。さらに驚

くべき秘密の儀式のことなどを示す生の資

料を見た時、ただ絶句するばかりであった。

大きな衝撃であった。不安定な心理状態の

日々の中で、自分の手で聖書を開き、自分

の目で聖句を追い、自分の頭で一つ一つを

確かめていくうちに、最後には、統一協会

をやめるという堅い決心をついに下したの

である。自分の過ちを認めることの何と苦

しかったこと。しかし、「聖書との本当の

出会い」が、ここにあったのである。


 両親の前で心から謝った時、「わかって

くれれば、それでいいんや」と、静かに語

った父の言葉は、今も忘れることができな

い。こんなにも親を苦しめてきた私を許し

てくれたそれは、親の寛容さであり、大

きな愛であった。

 

 六、エクレシア会誕生

 勇気と使命と真実に生まれ変わった思い

で、今度は、私は、友の救出のために全身

全霊を傾けるようになっていった。そんな

歩みの中でも特に、脱会する時に新たに知

った統一協会の素顔は、今でも克明に私の

記憶に刻みつけられていて、決して消えな

い。


 統一協会の人達は、泣いてすがりつく私

とヨッチを、否応なしに引き離したのであ

った。このヨッチとの別離は、私にとって、

自分のからだの一部をもぎとられたような

深い傷となってずっと心に残っている。


 私は、自分の体験が単に個人的な体験と

して終わってはいけないと思えてならなか

った。ましてや、今も原理を正しいと純粋

に信じて、汗を流し、寒さにこごえながら、

嘲笑、罵声の中で黙々と歩んで活動してい

る友のことを思うと、胸がしめつけられそ

うになる。どうして放っておけようか。父

と母が最後まであきらめずに私を愛しぬい

たように、私も友に対して真実でありたい。


 私は、ただひたすらペンを執り続けた。

自らもキリスト者となり、東京で和賀先生

のお手伝いをし、『統一協会その行動と

論理』に続く二冊目の本を生み出すため、

共に不自由な環境の中で、辛抱強く自分の

これまでの体験を書き続けていった。


 冷たいからっ風に吹かれながら、代々木

公園のベンチで書き、揺れる電車の中でも

時間を惜しんでペンを走らせた。「書く」

ということは、孤独で、しかも忍耐を要す

る作業であった。手が冷たくなると、共に

静かにただペンを走らせていた和賀先生と、

フリスビーを飛ばしたり、先生の幼いお子

さん達と走ったりするのがストーブ替わり

であった。からだが暖まるとまたペンを握

りしめる。ヨッチとの別れ、統一協会との

訣別で、公園にポツンと葉をすっかり落と

して立っている木のような私にとって、東

京の雪のない冬は、北陸の美しい冬よりも

寒々と感じられた。


「くたびれたね」

「そうですね」

 夕陽の傾いた頃、自転車に原稿用紙を積

んで帰る時、そうひとこと言うだけでわか

り合えるものがあった。無邪気な子供達と

手を引く和賀先生の姿は、私の心を少しず

つなごませていった。春は手を伸ばせば、

すぐそこにあった。


 そして、一年後の一九八一年一月十五日

に、私達の長い苦労の末、『統一協会と文

鮮明 青年達の心理を探る』(新教出版

社発行)という本になって出版された。ペ

ンの足跡は、人生の足跡となるのである。

十八歳から十九歳にかけての人生を濃縮し

たような生き方は、私の生涯のひとくぎり

になっていった。


 その後、統一協会脱会者数名の提案によ

って『エクレシア会』という会を結成して

いった。この会は、現実あった実際的な経

験を基に、聖書の真理に目覚め、真のキリ

ストを信じた者として、誤りの中にある人

々を救出し、聖書に堅く立った信仰を伝え

ることを目的としている。


 私達は、文鮮明氏ではなく、自分達を迎

えてくれた真の救い主、イエス・キリスト

を元の仲間達に伝えたいと思い、会報の発

行、定例会の集い、学びと慰めの場を一つ

ずつつくっていった。そして、もう三年も

流れた。現在、定例会は、三十六回目を開

き、数名であった会員は、七百名に達して

いる。『エクレシア会を支える会』も発足

し、この世話人会の中には私の尊敬する作

家、あの三浦綾子さんまでも名を連ねて、

励ましのお言葉を送ってくださっている。


 連日、エクレシア会には全国各地から相

談依頼の電話、訪問が相次ぎ、本の反響が

大きくなる一方である。多くの依頼の中で

本人との出会いが可能となりそうな場合、

その時を好機として生かすよう全力で対応

していく。各地を飛行機で飛び、新幹線で

走り、巡りに巡った。その結果展開された

ひとりひとりの劇的な改心に導かれていく

様は、貴重なドラマであり、奇蹟であると

いってもよい。


 なかでも、かつて私のいた品川の協会で

歩んでいた兄弟が、イエス・キリストを信

ずるひとりとして救出されていった出来事

は、感動もひとしおであった。この活動に

携わった私達は、この世に生きて働いてお

られる神様を痛切に実感させられていった。


 この歩みの中で出会っていった人は数限

りない。救出された人が、次々とまた他の

人を救っていく。これらのことが、私の心

の中で、あの高校時代の音楽よりも美しく

高らかに鳴り響いている。


 統一協会をやめる人も多いけれども、い

まだにはいる人も決して少なくない。それ

は、現代の世相を反映している結果だと思

えてならない。この北陸の地においても、

統一協会の青年達が、一途に活動を続けて

いる。この問題はまだ終わっていないので

ある。


 親友ヨッチとは数年間ずっと会えない状

態が続いたが、今年の三月に、突然彼女か

ら電話があった。私は弾むような喜びとな

つかしさで胸をいっぱいにして彼女と会っ

た。だが実は、彼女は統一協会の上司の人

を連れて来て、私を再び統一協会へ戻そう

としたのであった。


 私は、ヨッチとふたりだけで、高校時代

のように何でも自由に思う存分語り合いた

かった。その思いは、今も決して変わらな

い。ヨッチと別れた後、私は残念な思いに

耐えきれず、涙もふかずに泣きながら、家

へ帰った。友情の壊されるのは何と悲しい

ことだろうか。何とやりきれないことだろ

うか。


 しかし、いつかヨッチが私の隣にすわり、

天へ続く階段のようなメロディを、一緒に

奏でる日が必ず訪れることを信じている。


 真実のもののみがこの世に残るのである。

人の魂を変えるのは、本物の愛のみである。




       小社発行『北陸の燈』創刊号より








381 混迷する現代と統一協会(2)の続き



2025.6.22 高橋和夫さん
イスラエルの論理ではこれで戦争終結になるはず。
トランプは戦争否定の公約で大統領になったはず。
トランプ支持者とアメリカ議会の動向が気になる。
イラン、イスラエル、世界各国の対応が気になる。
いずれにしても戦争の行方はトランプが鍵を握る。
歌舞伎の「大見得を切る」非日常世界に似ている。
参考
 キュロス大王時代のアケメネス朝版図
 『義経千本桜』佐藤忠信
   宇木の千歳桜(あずまひがん)一本桜 樹齢850年
   時 2023.4.4   場所 長野県下高井郡山ノ内町
     写真提供  文明アナリスト・新井信介さん





2025.6.22 林浩治さん

「愚銀のブログ」更新しました。久しぶりです。

キム・ユギョン著『青い落ち葉』

(松田由紀・芳賀恵訳、北海道新聞社、2025)

の書評を書きました。

脱北作家の短編集ということですが、

そういった政治性抜きに面白い小説です。

書評:『青い落ち葉』「愚銀のブログ」から

  参考

「アジアと芸術 digital」noteから






2025.6.23 kyouseiさん
当講座記事NO.319から

「生きる条件」ニーチェの話を題材にして考える
「何びともお前のために、まさにお前が生の河を
渡ってゆくべき橋を架けることはできない。それ
ができるのは、お前ひとりのほか誰もいないの
ある」
  フリードリヒ・ニーチェ著
  『反時代的考察』(1876)

「私よりも宣告を申し渡した貴方達の方が
 真理の前に恐怖に震えているじゃないか」









2025.6.24 毎日新聞
高橋和夫さんの読みどおりの筋書き。
このバックにはトランプ、プーチン、
習近平の水面下三国同盟が協議合意。





2025.6.24 木偶乃坊写楽斎さん撮影 氷見市
きょうの立山連峰富山湾・唐島・比美乃江公園





2025.6.25 佐藤章さん

参考
当講座記事338,311から
2024.3.23 佐藤章さん


丸山眞男『日本政治思想史研究』
(東京大学出版会、1952)

  丸山眞男著
『日本の思想』
(岩波新書、1961)





2025.6.25 田中宇の国際ニュース解説

参考
当講座記事NO.401、393、390から
2024.6.22 林浩治さん書評「愚銀のブログ」 
  アーティフ・アブー・サイフ著
『ガザ日記 ジェノサイドの記録』
(中野真紀子訳、地平社、2024)





2026.6.26 朝日新聞





2025.6.26 日本経済新聞

「第二のアヘン戦争」ゾンビ麻薬・フェンニタル





2025.6.27 kyouseiさん
当講座記事NO.319から





2025.6.27 木偶乃坊写楽斎さん撮影
きょうの大公孫樹  植樹681年  氷見市
国指定天然記念物  1926年指定 
大きくなった銀杏

参考
2025.6.22 TBS 報道特集
4人の「山仕」伝え継ぐ技

当講座記事NO.359から
2023.8.24 読売新聞動画 





2025.6.27 大人の国語便覧、うえのあいさん

「たけくらべ論争」
 信如との別れへの悲嘆ではないだろうか。
 信如とは渋谷三郎と半井桃水ではないか。

参考
当講座記事NO.373から
2024.12.27 大人の国語便覧、うえのあいさん

賀茂真淵、本居宣長の意を受け継ぐ和歌

一葉が失恋した妹に贈った和歌
いでや君などさは寝ぬぞぬばたまの
夜は闇ぞかし世は闇ぞかし

年のはじめ戦地にある人をおもひて(1895年)
おく霜の消えをあらそふ人も有を
いははんものかあら玉のとし

敷嶋のやまとますらをにえにして
いくらかえたるもろこしの原

「どうして私をお札なんかに、腹立ちますわ」
右から一葉、母たき、妹くに
森鷗外の一葉葬儀馬上参列を断った妹は立派





2025.6.28 kyouseiさん
当講座記事NO.319から





2025.6.28 西脇亨輔さん
斎藤知事代理人の奥見司弁護士が事実を吐露





2025.6.28 伊藤貫.水島総氏が初めてまともな対談
対米追従政治を脱し世界に向けてはっきり物言え
  若き日のプーチン(5歳)と母マリア・イワーノヴナ










2025.6.29 NHK
 大の里泰横綱昇進パレード 於石川県河北郡津幡町





2025.6.30 NHK

政治関連有名人ネット人気度番付小社発表

横綱 深田萌絵   立花孝志

大関 飯山陽    有本香

関脇 警察官ゆり  さとうさおり

小結 さゆふらっと さや

前頭 ひろゆき   ホリエモン

前頭 ほんこん   パックン

前頭 見城    ケント・ギルバート

前頭 ロンブー淳  デーブ・スペクター

前頭 デヴィ夫人  ラーム・エマニュエル

前頭 井絵理子  英利アルフィヤ

前頭 石井苗子   山谷えり子

前頭 筒井義信   山尾志桜里

前頭 櫻井よしこ  山根真

前頭 桜井誠    増山誠

前頭 川田龍平   片山安孝

前頭 上川陽子   片山さつき

前頭 笹川堯    鳩山由紀夫

前頭 細川護熙   村山富市

前頭 吉川里奈   青山繁晴

前頭 松川るい   山東昭子

前頭 川志らく  山口那津男


十両 江川紹子   山口敬之

十両 丸川珠代   河井案里

十両 玉川徹    河添恵子

十両 及川幸久   河野太郎

十両 長谷川幸洋  河村たかし

十両 中川郁子   梅村みずほ

十両 井川意高   杉田水脈

十両 高市早苗   水島総

十両 高須克弥   内海聡

十両 高橋はるみ  浜田聡

十両 リハック高橋 藤井聡

十両 高橋洋一   藤岡信勝

十両 高見千咲   林千勝


幕下 高木毅    広瀬めぐみ

幕下 高木かおり  麻生太郎

幕下 高岡達之   田崎史郎

幕下 小池百合子  小泉進次郎

幕下 小泉悠    中村逸郎  

幕下 古市憲寿   古舘伊知郎

幕下 須藤元気   玉木雄一郎

幕下 齋藤元彦   齊藤健一郎

幕下 野田佳彦   茂木健一郎

幕下 島田紳助   須田慎一郎

幕下 花田紀凱   田原総一朗

幕下 竹田恒泰   篠原常一郎

幕下 我那覇真子  玄葉光一郎

幕下 生稲晃子   萩生田光一

幕下 池上彰    手嶋龍一

幕下 岩上安身   石丸伸二

幕下 神保哲生   宮台真司

幕下 神谷宗幣   韓鶴子

幕下 田母神俊雄  鶴保庸介

幕下 新田八朗   野田聖子

幕下 三橋貴明   橋本聖子

幕下 三浦瑠麗   橋下徹

幕下 三原じゅん子 シャドウ岩橋   

幕下 武見敬三   自見英子

幕下 不破哲三   古賀誠

下 二階伸康   前原誠司

幕下 木原誠二   千原せいじ

幕下 松原耕二   百田尚樹

幕下 松井一郎   村上春樹

幕下 山本一太   岡田直樹

幕下 舛添要一   猪瀬直樹

幕下 徳永信一   初鹿野弘樹

幕下 福永活也   八代英輝

幕下 橋口かずや  苫米地英人

幕下 岡田克也   鈴木大地

幕下 榛葉賀津也  鈴木直道

幕下 前田万葉   鈴木貴子

幕下 枝野幸男   内田樹

幕下 日枝久    佐藤正久

幕下 執行草舟   石平

幕下 木村草太   石原伸晃

幕下 馬場伸幸   石丸幸人

幕下 馬淵澄夫   丸山穂高

幕下 音喜多駿   嘉田由紀子

幕下 宮崎駿    有田芳生

幕下 北村晴男   有村治子

幕下 平野雨竜   平沢勝栄

幕下 小野田紀美  大谷光淳

幕下 大野元裕   大谷昭宏

幕下 太田房江   山田宏

幕下 大村秀章   中田宏

幕下 津田大介   中司宏

幕下 中谷元    中曽根弘文

幕下 中条きよし  吉村洋文

幕下 世良公則   世耕弘成

幕下 岸口実    岸博幸

幕下 森健人    馳浩

幕下 森下千里   森屋宏

幕下 森喜朗    森山裕

幕下 森康子    森内浩幸


三段目 森まさこ   宮沢孝幸

三段目 上昌広    尾身茂

三段目 上念司    養老孟司

三段目 下地幹郎   西田昌司

三段目 下村博文   西村康稔

三段目 杉村太蔵   斉木武志

三段目 藤村晃子   茂木敏充

三段目 畝本直美   吉野敏明

三段目 松野明美   芳野友子

三段目 安積明子   松田学

三段目 安住淳    牛田茉友

以下省略(敬称略)


219「現代はまだ前近代なのか」海野利秋





2025.6.30 MHK
日本社会と人心を蹂躙し、明治大日本帝国憲法の
復活を試みる参政党。これを機に似非保守主義者
全員が同党に結集すればよい。これまたリトマス。

以下参考
日本国憲法・国民主権否定、天皇に統治権をと謳う。
カール・シュミット『憲法論』(みすず書房、1974)

当講座記事NO.300、311、397から
佐藤章さんの解説
憲法記念日に相応しい気合いが入った涙の核心憲法解説

鈴木安蔵憲法草案要綱」起草 (1945.12.26 官邸提出)
ジョン・ロック. ジャンジャック・ルソーの思想が源泉
統治二論ジョン・ロック著
人間悟性論ジョン・ロック著
社会契約論ジャンジャック・ルソー著
エミールジャンジャック・ルソー著
 カントの散歩を忘れさせた書

鳥尾鶴代

 陰の功労者 

憲法は、「国民が天皇、摂政、政府、国務大臣、政治家、
裁判官その他の公務員に対して突き付ける命令書」である。
金森徳次郎 戦後吉田内閣の憲法担当国務大臣
日本国憲法第54条第2項
衆議院が解散されたときは、参議院は、同時に閉会となる。
但し、内閣は、国に緊急の必要があるときは、参議院の緊
急集会を求めることができる。
日本国憲法第99条
天皇又は摂政及び国務大臣、国会議員、裁判官その他の公
務員は、この憲法を尊重し擁護する義務を負う。


      長谷部恭男解説
    (岩波文庫、2019)

神谷氏の吝嗇漢、女性観、社会姿勢、人間性を表出させる
神谷氏の異常な吝嗇、金への執着がいずれ氏を失脚させる
籠池泰典氏
「純真な心に不純なものが混じってしまったのではないか」
   籠池氏自身と菅野氏への言葉であるとも受け止められる





2025.6.30 北日本放送、高岡市長選










2025.7.2 佐藤章さん
石破首相は選挙後即解散総選挙を
考えているのではないのだろうか











2025.7.4 kyouseiさん
当講座記事NO.319から
    光一刀土俵入り 駒形萌絵しがねえ姿の手数入り  
  駒形茂兵衛から駒形の姓を贈られ駒形萌絵となる
   ワタシには露払いに米軍、太刀持ちにトランプが
  つきました。鬼に金棒です」2025.7.3八王子署前

参考
当講座記事NO.367、373から
2024.11.30 木偶乃坊写楽斎さん撮影
落葉した大公孫樹の梢に鳶が一羽止まる

 花も実もない 枯れ木の枝に
 とまる鳥こそ おわら 真の鳥

 八尾娘の お蔦の唄に
 むせぶ茂兵衛の おわら 土俵入り
  [剣司作]

 お蔦あみ笠 背に投げかけて
 越中八尾の おわら 風の盆
  [長谷川伸作]

 受けた情けを この三味の音に
 返すお蔦の おわら おわら節

 蛍とびかう 八尾の里に
 唄うお蔦の おわら 恩おくり
(越中おわら節歌詩 当講座記事NO.224より)
止まり枝のとんびに贈る歌
松本市出身

受人滴水之恩 当以湧泉相報
一滴の水の恩に湧き出る泉をもって報いん
受けた恩は石に刻み懸けた情けは水に注ぐ
自由と平和への歴史的飛翔
Flying For Real Freedom And Peace

「もうつくり話はつくりたくない。嘘もつきたくない。
 これからはただ正直に、そして社会正義に生きたい」
 彼女の目が爽やかに澄みきるようになるよういのる

   正義の何たるかを知りながら何故特定の嘘をつけるか。
   しかしながら深田氏の語る一部の正義には真実がある。
  「日本国憲法を守り、改憲を謀る統一協会と戦います」
 深田氏の書いた原稿をそのまま読んでいる
 読み合わせの練習不足がもろ露呈している
 無所属連合ではなく有所属連合ではないか

 



2025.7.5 kyouseiさん
当講座記事NO.319から

2025.7.2 チェン・スウリーさん解説・考察
「成り上がりと失墜の人生」
-貴族社会とイギリスの戦争を壮麗に描く-





2025.7.5 佐藤章さん
自公過半数割れによる自公立憲の大連立
野田佳彦政権では現石破茂政権をも凌ぐ
財務省べったり政権となり話にならない。
最悪政権でも財務省から独立した政権を
創れるかどうか政治家の力量が問われる。





2025.7.6 kyouseiさん
当講座記事NO.319から

2024.10.23 チェン・スウリーさん解説・考察




2025.7.6 読売新聞

205.7.9 森哲子事務所、文芸評論家・山崎行太郎さん





2025.7.7 木偶乃坊写楽斎さん撮影
きょうの大公孫樹  植樹681年  氷見市
国指定天然記念物  1926年指定 
四方から見た大公孫樹





2025.7.7 kyouseiさん
当講座記事NO.319から
学びから解放される苦しみ





大日本帝国憲法をかかげ大日本帝国の復活をはかる
神谷代表の言動は日本国憲法違反かつ内乱罪であり、
現憲法に照らせば選挙権も被選挙権も与えられない。
満州清和会統一協会安倍晋三支持者が参政党を支持。
思わぬ急激な支持拡大に神谷も右往左往するばかり。
きっとどこの誰かが同党に票を集めているのだろう。
参院で参政党の議席が増えても国民民主の二の舞い。

2025.7.7 佐藤章さん
 さや参院選東京選挙区候補への突撃取材映像あり。
 取材を遮る三橋貴明氏、憲法案を聞かれたくない。
さや候補の異様なボディガードと化した三橋貴明氏
右翼の街宣のほうがまだまし。大川周明も怒ってる。
漫画政治の現象化に三橋どうしていいか分からない。

参考
日本国憲法・国民主権否定、天皇に統治権をと謳う。
カール・シュミット『憲法論』(みすず書房、1974)

神谷氏の吝嗇漢、女性観、社会姿勢、人間性を表出させる
神谷氏の異常な吝嗇、金への執着がいずれ氏を失脚させる
籠池泰典氏
「純真な心に不純なものが混じってしまったのではないか」
   籠池氏自身と菅野氏への言葉であるとも受け止められる





2025.7.8 佐藤章さん
取材映像あり
佐藤さん、神谷代表の天敵となる 逃げる参政党
まわりの記者のレベルも低すぎる、記者魂が皆無  
東京でさや氏取材中に再び三橋貴明氏が取材妨害
さや氏の対応もおかしい、自身の意思がないのか
さや氏は本名扇清香、三橋T∨にレギュラー出演
歌手さやはなぜに三橋や神谷宗幣に近づいたのか
参政党の候補者はただの頭数としか思われてない
神谷・三橋氏は楠木正成になったつもりでないか
 ここにも正成公が  当講座記事NO.401、393、390から





2025.7.8 木偶乃坊写楽斎さん撮影
きょうの大公孫樹
撮影者コメント
「同じ木なのに枝ぶりも葉の色も違う、
 右の枝には銀杏がない、なぜなのか」





2025.7.9 北國新聞
当講座記事NO.327から


     



2025.7.9 佐藤章さん
佐藤さん、神谷宗幣参政党褒め殺し作戦に転換か
万一にでも神谷宗幣・小泉進次郎・野田佳彦氏が
首相になった日には、日本社会の崩壊を意味する。
まだそこまで国会議員は腐っていないと思われる。
 「国家、天皇に主権を」

参考
2024.8.27 チェン・スウリーさん解説・考察
 「人生はキャバレーみたいなもの」





2025.7.10 kyouseiさん
当講座記事NO.319から





2025.7.10 佐藤章さん
日本国憲法成立過程、天皇とマッカーサーの思惑、
参院選後の状況分析、参政党の動向など詳細解説。

運のいいことに鶴保氏政治姿勢が同氏発言で湧出
運のいい鶴保・カメレオン神谷氏は即政界引退を





2025.7.11 kyouseiさん
当講座記事NO.319から
2025.7.11  比美乃江公園  氷見市
木偶乃坊写楽斎さん撮影





2025.7.12 kyouseiさん
当講座記事NO.319から
2025.7.12  行田池傍の青葉のモミジ  氷見市
撮影者・木偶乃坊写楽斎さんお気に入りの樹





2025.7.13 木偶乃坊写楽斎さん撮影
きょうの大公孫樹  樹齢1344年  
国指定天然記念物  1926年指定

参考
2024.9.10 チェン・スウリーさん解説・考察
カネとコネにモノを言わす政治の世界を
あぶりだす「フィクションの力」の凄さ
田宮二郎永遠のライバル仲代達矢92歳の舞台
当講座記事NO.327、404から
2025.6.7 産経新聞





2025.7.14 木偶乃坊写楽斎さん撮影
きょうの大公孫樹
この巨木を必死に支える





2025.7.14 佐藤章さん
木村草太憲法学者は参政党憲法案を批判せよ
取材映像あり戦前回帰参政党との違いを語る
消費税廃止、経団連・資本家・自民党を批判
核廃絶・米軍・自衛隊・国連敵国条例に言及
参考





2025.7.15 木偶乃坊写楽斎さん撮影
きょうの大公孫樹
昨夜の風雨で地に落ちた実と密集して成る実



2025.7.15 佐藤章さん、記者魂に火が燈る
小川淳也立憲幹事長に取材   取材映像あり
参考
石破首相には反動勢力を参政党に集め己が身を切って
政権・政界刷新を謀る意図があるのではないだろうか

当講座記事NO.384から
2025.3.8 佐藤章さん、独自ダネ
財務省ベッタリ野田佳彦代表では当然の傾向であり、
この分裂の兆しはかなりいい傾向にあると思われる。
消費税増税派と消費税減税派に訣れ分裂すればよい。
かつ、この分裂は与野党問わず全議員が個人として
考えるべきである。即ち増税党と減税党に再編して
それぞれの議員がその党に移籍すればすっきりする。
増税党は財務省言いなりの増税・改憲・戦争屋勢力、
減税党は政治主導による減税・護憲・戦争否定勢力
として国民に信を問えばいい。この与野党二大勢力
によって国会議論が活発化していく。これくらいの
ことをしないと前近代政治を脱することはできない。
議員個人としての力量が試される時代になってきた。
この傾向は世界の政治もそうなってきたからである。
                (当講座編集人)

当講座記事NO.369から
2024.11.16 佐藤章さん
衆院予算委員長に立憲の安住淳を抜擢した自民幹事長の
森山裕は国対委員長時代から安住とは大の仲良しであり、
両者で来夏衆参ダブル選挙に向け自民立憲の大連立画策。
立憲からはこの安住ほか野田佳彦、岡田克也、枝野幸男、
玄葉光一郎ら70人ほどが財務省、厚労省を後ろ盾に参加、
自民野田派として野田政権めざし増税、中小企業潰しを
自民宏池会と組んで企てるとの佐藤さんの読みであるが、
これには石破茂首相が歯を食いしばって予期せぬ真骨頂、
底力を見せ立憲幹事長の小川淳也や小沢一郎、れいわの
大石晃子、山本太郎さらに岩屋毅や水面下腹中力を発揮
する岸田文雄と組んで、これに共産、社民が閣外協力し、
財務・厚労官僚と対峙する減税路線・国民主権の新しい
日本憲政史上初の小川淳也護憲政権を打ち立てると見る。
                  (当講座編集人)
  百術不如一誠 一筋真心天動
   「オレの腹中は消費税廃止だ」


当講座記事NO.373から
石破茂、石橋湛山を模範とする内閣を模索
2024.12.7 毎日新聞
2024.11.29 毎日新聞
  いずれここに小沢一郎、山本太郎も集合
  或いはここが小沢一郎に結集するのでは

2023.7.5 東洋経済オンライン

2023.1.16 日経bookplus

全方位外交めざす石破内閣
演説最後に石橋湛山に言及


当講座記事NO.362から
2024.9.24 10:08 共同通信
自民総裁がだれになっても政権交代・新編の展望が開く
当講座記事NO.300、338、348から 
JBpress 2023.12.12付記事 
小川淳也衆院議員が語る
  小川淳也著『日本改革原案
  2050年 成熟国家への道』
 (光文社、2014)
『日本改革原案 2050年 
 競争力ある福祉国家へ』
(河出書房新社、2023.10)

大島新さんと中原一歩さんとの対談
小川さんは「使命」を「欲」と言い
換えている。謙虚な人柄のあらわれ。
時代の要請、「庶民宰相」をめざせ。


小川淳也に贈る歌




2025.7.15 チェン・スウリーさん解説・考察
恩師との出会い

当講座記事NO.359から





2025.7.16 佐藤章さん
サルサ岩渕さんと対談





2025.7.17 kyouseiさん
当講座記事NO.319から





2025.7.17 佐藤章さん
いずれの予測にあっても次期総理が誰になっても
現石破茂政権以上のものではない。石破が掲げる
石橋湛山を模範とする新政権を誕生させる以外に
まともな現日本社会を刷新することにはならない。
まず石破が続投し石橋理念に賛同する岸田文雄や
小沢一郎らの協力のもとに満州清和会統一協会派
議員を排除して新たな連立政権を構築するとみる。
                                                    (当講座編集人)

参考
当講座記事NO.300、2023.7.8の記事から





2025.7.17 佐藤章さん
現憲法を根底から否定する参政党憲法案を再び解説

参考
日本国憲法・国民主権否定、天皇に統治権をと謳う。
カール・シュミット『憲法論』(みすず書房、1974)

当講座記事NO.300、311、397から
佐藤章さんの解説
憲法記念日に相応しい気合いが入った涙の核心憲法解説

鈴木安蔵憲法草案要綱」起草 (1945.12.26 官邸提出)
ジョン・ロック. ジャンジャック・ルソーの思想が源泉
統治二論ジョン・ロック著
人間悟性論ジョン・ロック著
社会契約論ジャンジャック・ルソー著
エミールジャンジャック・ルソー著
 カントの散歩を忘れさせた書

鳥尾鶴代

 陰の功労者 

憲法は、「国民が天皇、摂政、政府、国務大臣、政治家、
裁判官その他の公務員に対して突き付ける命令書」である。
金森徳次郎 戦後吉田内閣の憲法担当国務大臣
日本国憲法第54条第2項
衆議院が解散されたときは、参議院は、同時に閉会となる。
但し、内閣は、国に緊急の必要があるときは、参議院の緊
急集会を求めることができる。
日本国憲法第99条
天皇又は摂政及び国務大臣、国会議員、裁判官その他の公
務員は、この憲法を尊重し擁護する義務を負う。

      長谷部恭男解説
    (岩波文庫、2019)





2025.7.18 kyouseiさん
当講座記事NO.319から






2025.7.18 スポーツ報知
1989.5.10 日本人女性初の北極点到達










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401. 来たる時代への提言(13)

【2025年5月17日配信】              397 来たる時代への提言(12) からの続き 393 当記事最新順 . 237 当講座登場作家とその作品・書籍紹介 .                                       そがみまこ『故郷(ふるさと)』   『朧月夜』     作詩者高野辰之の歌碑と像が故郷中野市に                    当講座記事の開き方              「現代の声」講座へアクセスをいただき  有り難うございます。  この講座の趣旨は、「講座の開設にあた って」を見ていただければ幸いです。  当講座を自由に使っていただければ嬉し く思います。   各記事タイトルまたは「続きを読む」を 左クリックすると記事が出てきます。  画面右側目次と併せて何か参考になれば 幸いです。   また、当講座へのご寄稿や当講座記事の 内容等についてのご批判、ご意見、ご感想 など次のメール宛にていつでもいただけれ ばなお有り難いです。   (当講座編集人)    gendainokoe@gmail.com      当講座の画面にある「前の投稿」を左ク リックすると各記事の冒頭部分が順次出て きます。  「ホーム」を左クリックすると一番最初 の画面に戻ります。  「新しい投稿」を左クリックすると一つ 前の画面に戻ります。  また、画面右側の目次の各記事タイトル を左クリックすると、その記事がすぐに出 てきます。目次の NO.215 以降の記事は、 各月別にまとめてあります。「過去の記事」 を適宜左クリックするとタイトルが出てき ます。  「人気の記事」は、最近一ヶ月間にアク セスが多かった記事10本を上から人気順に 紹介してあります。  各記事中の写真は、写真の中または右横 を左クリックすると拡大できます。          政治、ジャーナリズム、思想、文化を考える 新しい思想、哲学は可能か                 2025.5.15 日刊スポーツ 国民民主が他党前元国会議員を参院選比例擁立 須藤元気、山尾志桜里、足立康史、薬師寺道代、 玉木雄一郎各氏の節操なき無反省不可思議論理。 「国会議員でいたい」「政党のトップでいたい」、 これでは斎...

307. 職人の心意気 -「技」の文化 -

 【2023年7月3日配信】             手作りへのいざない       -「技」の文化-       縫い針のひとはりに込める夢             敦賀市 宮岸 かなえ            てのひらに落ちる雨滴が灯をともす                    鹿児島市 井上 治朗                        器(うつわ)  器への思い                        九谷焼絵付師  宮保 英明         用という約束の形を提供しながら、その 形の中でどれだけ新鮮な自身の感覚を保ち 得るか、どんな可能性を引き出し得るか、 自身を試す姿勢で器と向かい合いたい。  自意識による変身、習慣のタガをはずし、 本来まったく自由に扱える創作表現への自 意識を、材質としての焼きものにぶつけた い。  盛られる料理に好かれる器。使いよくて 楽しくて、ついつい使ってしまう器。見た 目に静かで、しかし強い存在感を持ち、素 直に語りかけてくる。そんなものを心がけ てつくりたい。 みやぼ ひであき 20歳から絵付けをはじめる。 1950年石川県白山市生まれ。 石川県加賀市日谷(ひのや)在住。 日谷川をはさんで両側に民家と山が並ぶ。 谷間の村・日谷の向こうには人はいない。 宮保家の裏もすでに森である。 仕事をするのにいい場所をさがし歩き、 1984年の夏、白山市から引っ越してきた。 「ときどき熊が顔を出す」と妻の文枝さん。 小社発行・『北陸の燈』第4号より 撮影・八幡スタジオ 当講座記事NO.21、249再掲 当講座記事NO.223、「職」に関する記事から     芭蕉布ムーディー綾番匠くずし 平良 敏子   鋏 川澄 巌  文駒縫(あやこまぬい) 竹内 功   匠  足立区が誇る「現代の名工」    当講座記事NO.269、「世界屈指の技と清ら」から   流し猫壺 河井 寛次郎      「祖父寛次郎を語る」鷺 珠江さん     当講座記事NO.280、「湯の人(4)」から   樹 -卒業制作- 青木 春美     当講座記事NO.22、「織を通して学んだこと」から...

224. 天と地をつなぐ「おわらの風」

【2022年1月22日配信】   大寒           七尾市 石島 瑞枝             雪解けの春風を待つ坂の町               秋風 (2023.9.3)            横浜市 髙祖 路子    夜流しの音色に染まる坂の街                         鏡町地方衆、先人のご苦労をしのびその息吹に応える夜流し .  今町のおわら .      2023.9.3 最終日、西町青年団最終おわらの舞い .                               撮影 木偶乃坊写楽斎さん         〈参考〉                               越中八尾おわら風の盆               「深夜の夜ながし」      日本と日本人が失くしてしまった、  奪 われてしまった温かい心情、 郷愁  --それらを求めて各地から 数多の  見物者 が、 魅入られたかのように、  取りもどす か の ように八尾へ と 足を  運 ぶ の だろうか。  高橋治と石川さゆりの『風の盆恋歌』  の影響が大きいとも八尾ではいわれ  て いる。言葉と 歌の 力のすごさか。  事実、この 歌 の前と後とでは、風の  盆訪問 者 数に圧倒的な差がある。  紅白で、「命を賭けてくつ がえす」  と、着物の 袖 を 強く 握りしめ 揺さぶ  り ながらうた った 「くつがえす」の  一語の中に、日本の 歌手 として歩ん  できた 石川さゆりの、 自 らの心の奥  底にある深い 懐 いをも 包んだ 全 情念  が 込め ら れて い る。  旅人の多くが八尾に滞在してい る中、  わずかのさすがの通だけが、おわら  本来 の良 さ が漂っている深夜の夜流  し の、 後ろ姿を見ている。個性 ある  いで たちもすばらしい。  おわらは見せるものなのか、見られ  るこ とを意識すらせずに心ゆく まで  自ら楽しむものなのか。あるいはま  た、…… …… 高橋治と 石川さゆりは、  諸々のことを考える、見直すための  たいへ ん な「契機」 を 与 えて くれ た  ので ある 。    個人的な所感を...

328. ふるさとなまり

 【2024年1月28日配信】   おばばの言葉                       白山市 番匠 俊行                                私の両親は石川県石川郡美川町(現白山 市)に生まれ育ちました。両親のそれぞれ の両親も同町の生まれ、育ちです。除籍簿 を見ると、私の先祖は全員、明治初期から 同町の住人でした。  私は高校時代まで美川で育ち、そのあと 関東の大学を卒業し、宮城県内で就職し、 現在、郷里の美川で塾教師をしています。  私の祖母は1900年生まれで伝統産業 の美川刺繍をしていました。亡くなるまで 町から一歩も出たことがなく、町の人たち との会話を楽しみに生きていたようです。  その会話を耳にした一端をご紹介します。  美川町は手取川の河口の町で日本海に面 しています。作家の島田清次郎、詩人の邑 井武雄、政治家の奥田敬和、歌手の浅川マ キ、五輪トランポリン選手の中田大輔らの 出身地でもあります。  「美川弁」といってもいい言葉は、隣町 の能美郡根上町(現能美市)や能美郡川北 村(現能美郡川北町)、石川郡松任町(旧 松任市、現白山市)ともちょっと異なって いると思います。  私は金沢市内の高校に通ったのですが、 私の話す言葉がおかしいと、いつも友人に 笑われていました。言葉だけで伝えるのは 難しいのですが、動詞、形容詞、形容動詞 のエ音便がイ音便になったり、また、人名 や名詞の発音のアクセントや抑揚、強弱、 長短が独特みたいです。  鹿児島弁が混じっているのではないかと 言う人もいます。もしそうであれば、最初 の石川県庁が美川町に置かれたことと関係 しているのかもしれません。内田政風とい う薩摩藩士がトップとなりはるばるこの町 にやって来たと聞いています。ひょうきん な美川の人たちが薩摩から来た役人たちの 言葉をおもしろがって真似して、流行らせ、 それがそのまま一部根づいたのではないか と思ったりもしています。  内田はなぜか金沢県とすることを拒否し、 県名を石川郡から拝借して石川県にし、さ らに「美川県」にとまで県名をかえようと したと聞きます。石川県はあわや美川県に なっていた可能性もあったということです。  これはこれでおもしろい話ですが、内田 は、美川町を中心にした金沢以上の新たな ...

319. 何者でもない者が生きる哲学  

【2023年11月4日配信】         考えることがなぜ大切なのか     小を積めば即ち大と為る. 『報徳記』富田高慶1856    二宮尊徳翁曰く 「励精小さなる事を勤めば大なる事必ずなるべし。  小さなる事をゆるがせにする者、大なる事必ず  できぬものなり」     読書のすすめ 背負い歩き考える二宮金治郎          ロダンの『考える人』よりもりっぱに思える         薪を負いて名定まる         損得から尊徳の世へ             朱買臣 哲学の時代へ(第14回)                                        以下の文はkyouseiさんという方のnote にある文です。偶然みつけ共感するものが ありこれまで何度か勝手にその文を紹介し てきました。どこのどなたかまったく存じ 上げませんが、またお叱りを受けるかもし れませんが、本日掲載の文をご紹介します。 (当講座編集人)            本当の哲学とはなにか            note での投稿も長くなった。 連続投稿 が 370 を超えたようだ。そんなことはどう で もい いことだが、ぼくはこれまで 「哲学」 だと 思って書いていた記事は、「本当に哲 学 な のだろうか」と思うことがよくある。 皆の言う「哲学」は、「○○哲学では…」 と 難しい話をよく知っている。 ぼくはというと、思考を治療的に使って 現 状の維持、回復を狙うものだ。 「何が不満か」「何がそうさせるのか」と いった答えを探すものだ。だから「治療的 哲学」と銘打っているのだが、はたしてそ れは哲学なのだろうかと思うこともある。 ぼくの哲学は「結果が全て」であり、再 現 性も求める。結果が出ないとすれば、や り 方がまずかったとすぐに修正する。自分 自 身を実験台にして確かめるのだ。 難しい話を好まないのは「使えない」 か ら だ。使えないものは真理ではないと 考え て いる。 だからといって、ぼくの視野が広いか とい えばそうではなく、個人という狭い世 界観 をどう変えるかといったものだ。 「大したことないな」と思われるだろう が、 では、...

396. 冴え澄みわたる母音の響き

 【2025年4月10日配信】                           近藤佳星がうたう世界最高民謡『追分』 .                      かもめの啼く音に ふと目をさまし     あれが 蝦夷地の 山かいな           氷見市松田江の長浜から富山湾.立山連峰                              渋谿をさしてわが行くこの浜に 月夜飽きてむ馬しまし停め  大伴家持(万葉集巻19・4206)     中央が劔岳  右に立山  左に毛勝三山  手前に虻ヶ島                  2025.3.21  撮影  木偶乃坊写楽斎さん      日の出前の富山湾氷見海岸と阿尾城址                 近藤佳星『江差追分』 .                                 『江差追分』 栴檀は双葉より香し                                                      山本恵美『江差追分』 .                   かもめの啼く音に ふと目をさまし  あれが蝦夷地の 山かいな 忍路高島 およびもないが  せめて歌棄 磯谷まで 二代目・近江八声がうたう 船は船頭の うたごえのせて はやる心も 波まかせ 『江差追分』模範指導、弟子が日本一に   体いっぱい、腹の底から全力で声を出す 話が難しすぎてうたえなくなる 大滝秀治の演劇論を聞くが如く    追分を運んだ北前船   当講座記事NO.330から 2024.9.23  朝日新聞   「江差追分は海の歌」 近藤佳星さん 北海道千歳市立北斗中学1年 これまでにない独自...

365. 瓊音(ぬなと)のひびき

 【2024年10月5日配信】   縄文の調べ 第二楽章 .  白山に秘められた日本建国の真実      追悼    長野県 中野市  文明アナリスト   新井  信介         共振する縄文の心・翡翠の 波形       -泰澄の白山開山の意味-                                                                               白山は縄文時代からの山として人々の信 仰を集めてきた。六千年前、日本列島では、   お互いの命の響きを正確に伝え合う共振装 置としてヒスイを発見し、大切に身に着け 出した。その信仰の中心に最も響きの分か る女神を選び、ヌナカワ姫と代々呼ばれ続 けた。太古の時代から白山の存在は、北の 日本海と南の太平洋へと流れ行く命の水を 分け恵む特別な水分(みくまり)の山だっ た。そんな日本列島に憧れ入植した人たち から、命を産み育てる力はイザナミと呼ば れ、人々はこの力を、水そのものと同一に 見ていたのだ。                           一方で、国や統治体のことをイザナギと   呼んだ。これらは陰と陽のように表裏を成   し、この二つの力がこれまでの日本国を導   いてきた。しかし令和が始まった今、日本   国というこの統治体は人々の幸福よりも経   済の発展を重視し、マネーの追求に明け暮   れ、その結果多くの問題と疑問と苦痛を人   々にもたらしてきた。そして今、かつて経   験したことがないような、先行きの見えな   い不安が日本人と社会を覆っている。                               さらに今、縄文から続く六千年来の人々   の覚醒が静かに始まった。                                    白山には三つの入口がある。一つは加賀   から入る道で、ここは古代に崇...

275. スポーツを文化に

【2022年10月10日配信】      「学生野球考」         慶應義塾大学野球部監督   前田 祐吉                              史上最高演技    中国・張博恒(左)と台湾・唐嘉鴻   唐 「こんなのもらっちゃったよオレ」   張 「よかったらオイラのもあげるよ」   唐 「そっちのは錆びてるみたいだね」   張 「ほんとだ。だったら交換してよ」   唐 「ならオレのも持ってけよ」            石原裕次郎『錆びたナイフ』   史上最高選手      勇気ある発言   「オンニ、ここで記念に一緒に撮りましょ」   「オレは笑いをこらえるが、笑って何が悪いんだ」    台湾、中国、日本、コロンビア  体操鉄棒4選手      葉隠・武士道を覆す号泣                       「サード!もう一丁!」「ヨーシこい」 と いう元気な掛け声の間に、「カーン」と いう 快いバットの音がひびくグラウンドが 私の職 場である。だれもが真剣に野球に取 り組み、 どの顔もスポーツの喜びに輝いて いる。息子 ほどの年齢の青年たちに囲まれ、 好きな野球 に打ち込むことのできる私は、 つくづく、し あわせ者だと思う。  学生野球は教育の一環であるとか、野球 は人間形成の手段であるということがいわ れるが、私の場合、ほとんどそんな意識は ないし、まして自分が教育者だとも思わな い。どうしたらすべての野球部員がもっと 野球を楽しめるようになるのか、どうした らもっと強いチームになって、試合に勝ち、 選手と喜びを共にできるのか、ということ ばかり考えている。  野球に限らず、およそすべてのスポーツ は、好きな者同志が集まって、思いきり身 体を動かして楽しむためのもので、それに よって何の利益も求めないという、極めて 人間的な、文化の一形態である。百メート ルをどんなに早く走ろうと、ボールをどれ だけ遠くへカッ飛ばそうと、人間の実生活 には何の役にも立たない。しかし、短距離 走者はたった百分の一秒のタイムを縮める ために骨身をけずり、野球選手は十回の打 席にたった三本のヒットを打つために若い エネルギーを...

381. 混迷する現代と統一協会(2)

 【2025年2月26日配信】        親友ヨッチにささげる手記          -最期まで友情を信じて-                  石川県河北郡津幡町                 書店員 22歳  酒井 由記子  人は、どんな人と巡り合うか、どんな本 と出会うかによって人生が決まってくると、 ある作家が述べていたのをふと思い出す。 私にとってはまさにそうであった。出会っ た人達も書物もとても大きな影響を残し、 忘れられない出来事となっていったのであ る。   一、高校生の頃  今から六年前(1977年)、私は金沢 二水高校の二年生であった。いや二年生と いうより吹奏楽部生というほうが適切であ るほど私は部活動に情熱を注ぎ込んでいた。 みんなでマラソン、腹筋運動をしてからだ を鍛えあげ、各パートごとでロングトーン をして基礎固めをなして、全員そろって校 舎中いっぱいに響きわたるハーモニーを歌 いあげる。それは、先輩、後輩、仲間達の 一致によって一つの音楽をつくり出すとい う喜びを存分に味わった私の青春時代の真 っ盛りであった。ただ残念なことは、部活 動に熱中すればするほど勉強のほうはさっ ぱり力がはいらなかったことである。中学 生のときは、「進学校にはいるために」と いうただそれだけの目的で受験勉強ができ た。しかし、いざ高校にはいってみると、 また「いい大学にはいるために」と先生方 が口をすっぱくして押しまくる文句に素直 になれなかった。勉強する本当の意味が見 出せなかったのである。その頃から、私は 人間は何のために生きるのだろうかという ことまで突っ込んで考えるようになってい った。  父母が書店を経営しているため本は充分 にあり、書物を読むことによって答えを見 出そうとした。私の強い求めに応じるかの ように一冊の本が転がり込んできた。クリ スチャン作家である三浦綾子さんの『あさ っての風』という随筆集であった。聖書の 言葉がそこに登場しており、それはズシリ と心に響いたのである。その本に魅せられ て三浦さんの自叙伝も何冊か読み進めてい った。しだいに私の魂は、人間をはるかに 越えた大いなる存在があることを感じてい った。確信までは至らなかったけれども、 それらの本...

303. 教え子を再び何処へ送るのか

【2023年5月25日配信】   マスクをめぐる学校との苦闘                   千葉県 今野 ゆうひ  17歳                          2019年。新型コロナウイルスが突如 として私たちの生活に現れました。何もわ からないまま政府に舵をゆだね、ウイルス の災いとして ”コロナ禍” は四年目に突入し ました。 当時中学三年生だった私の日常も  “コロナ禍” によって一変しました。  外出自粛、一斉休校、ソーシャルディス タンス、マスク、消毒...   それら政策を半ば面白がりながら、20 21年まで三年間、流されて過ごしました。  人との接触をなるべく避けながらいかに 楽しめるか。マスクをしていかにおしゃれ をできるか。いつしか私たちの生活は“コロ ナ禍”ファーストへと姿を変えていました。  2021年、高校一年生になった私も“コ ロナ禍”ファーストな高校生活を送っていま した。  その年の夏、母と私は新型コロナと全く 同じ症状を発症。病院に行っても薬がない ので PCR検査などはしていませんが、あの 症状は確実に新型コロナだったと思います。 その時母と、“コロナ禍” ファーストな生活 をしていても感染はするし、普通の風邪と 同じように治るということに気づきました。  もちろん個人差はありますが、なぜここ まで徹底して感染源を特定したり外出制限 をしたりするのか、その時からじんわりと 疑問が生まれます。  経験は人を変化させますね。  そんなこんなで私と母は、自転車に乗っ ている時だけ。から始まり、すこしずつマ スクを外すことにしました。  ある日、母と一緒に近くの大きめのスー パーで買い物をすることになります。 「注意されるまでマスクしないで入ってみ るわ」  正直遊びの部分もありました。ちょっと 面倒くさくなっちゃったのです。強い意志 もないただのチャレンジだったので、何か 言われたらすぐ付けるつもりでした。  ところが、なんかいけちゃったのです。 一時間弱いたものの、誰にもなんにも言わ れず買い物終了。  なんということでしょう。今までやって きたことはなんだったんだと思うほどあっ けなくチャレンジは成功。今思えば、この スーパーで何か言われていたら、この文を 書くこともなかったで...
         柿岡 時正
         廣田 克昭
         酒井 與郎
         黒沢  靖
         神尾 和子
         前田 祐吉
         廣田 克昭
         伊藤 正孝
         柿岡 時正
         広瀬 心二郎
         七尾 政治
         辰巳 国雄
         大山 文人
         島田 清次郎
         鶴   彬
         西山 誠一
         荒木田 岳
         加納 韻泉
         沢田 喜誠
         島谷 吾六
         宮保 英明
         青木 晴美
         山本 智美
         匂  咲子
         浅井 恒子
         浜田 弥生
         遠田 千鶴子
         米谷 艶子
         大矢場 雅楽子
         舘田 信子
         酒井 由記子
         酒井 由記子
         竹内 緋紗子
         幸村  明
         梅  時雄
         家永 三郎
         下村 利明
         廣田 克昭
         早津 美寿々
         木村 美津子
         酒匂 浩三
         永原 百合子
         竹津 清樹
         階戸 陽太
         山本 孝志
         谷口 留美
         早津 美寿々
         坂井 耕吉
         伊佐田 哲朗
         舘田 志保
         中田 美保
         北崎 誠一
         森  鈴井
         正見  巖
         正見  巖
         貝野  亨
         竹内 緋紗子
         滋野 真祐美
         佐伯 正博
         広瀬 心二郎
         西野 雅治
         竹内 緋紗子
         早津 美寿々
         御堂河内 四市
         酒井 與郎
         石崎 光春
         小林 ときお
         小川 文人
         広瀬 心二郎
         波佐場 義隆
         石黒 優香里
         沖崎 信繁
         山浦  元
         船橋 夕有子
         米谷 艶子
       ジョアキン・モンテイロ
         遠藤  一
         谷野 あづさ
         梅田 喜代美
         小林 ときお
         中島 孝男
         中村 秀人
         竹内 緋紗子
         笠尾  実
         前田 佐智子
         桐生 和郎
         伊勢谷 業
         伊勢谷 功
         中川 清基
         北出  晃
         北出  晃
         広瀬 心二郎
         石黒 優香里
         濱田 愛莉
         伊勢谷 功
         伊勢谷 功
         加納 実紀代
         細山田 三精
         杉浦 麻有子
         半田 ひとみ
         早津 美寿々
         広瀬 心二郎
         石黒 優香里
         若林 忠司
         若林 忠司
         橋本 美濃里
         田代 真理子
         花水 真希
         村田 啓子
         滋野 弘美
         若林 忠司
         吉本 行光
         早津 美寿々
         竹内 緋紗子
         市来 信夫
         西田 瑤子
         西田 瑤子
         高木 智子
         金森 燁子
         坂本 淑絵
         小見山 薫子
         広瀬 心二郎
         横井 瑠璃子
         野川 信治朗
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         秋山 郁美
         加藤 蒼汰
         森本 比奈子
         森本 比奈子
         吉村 三七治
         石崎 光春
         前田 佐智子
         前田 佐智子
         前田 佐智子
         前田 佐智子
         中野 喜佐雄
         八木  正
         堀  勇蔵
         家永 三郎
         広瀬 心二郎
         菅野 千鶴子
         海野 啓子
         菅野 千鶴子
         海野 啓子
         石井 洋三
         小島 孝一
         キャリー・マディ
         谷本 誠一
         宇部  功
         竹内 緋紗子
         谷本 誠一
         酒井 伸雄
163、コロナ禍の医療現場リポート
         竹口 昌志
164、この世とコロナと生き方を問う
         小社発信記事
165、コロナの風向きを変える取材
         橋本 美濃里
166、英断の新聞意見広告
         小社発信記事
167、ワクチン接種をしてしまった方へ
         小社発信記事
168、真実と反骨の質問
         小社発信記事
169、世論を逆転する記者会見
         小社発信記事
170、世界に響けこの音この歌この踊り
         小社発信記事
171、命の責任はだれにあるのか
         小社発信記事
172、歌人・芦田高子を偲ぶ(1)
         若林 忠司
173、歌人・芦田高子を偲ぶ(2)
         若林 忠司
174、歌人・芦田高子を偲ぶ(3)
         若林 忠司
175、ノーマスク学校生活宣言
         こいわし広島
176、白山に秘められた日本建国の真実
         新井 信介
177、G線上のアリア
         石黒 優香里
178、世界最高の笑顔
         小社発信記事
179、不戦の誓い(2)
         酒井 與郎
180、不戦の誓い(3)
         酒井 與郎
181、不戦の誓い(4)
         酒井 與郎
182、まだ軍服を着せますか?
         小社発信記事
183、現代時事川柳(六)
         早津 美寿々
184、翡翠の里・高志の海原
         永井 則子
185、命のおくりもの
         竹津 美綺 
186、魔法の喫茶店
         小川 文人 
187、市民メディアの役割を考える
         馬場 禎子 
188、当季雑詠
         表 古主衣 
189、「緑」に因んで
         吉村 三七治 
190、「鶴彬」特別授業感想文
         小社発信記事
191、「社会の木鐸」を失った記事
         小社発信記事
192、朝露(아침이슬)
         坂本 淑絵
193、変わりつつある世論
         小社発信記事
194、ミニコミ紙「ローカル列車」
         赤井 武治
195、コロナの本当の本質を問う①
         矢田 嘉伸
196、秋
         鈴木 きく
197、コロナの本当の本質を問う②
         矢田 嘉伸
198、人間ロボットからの解放
         清水 世織
199、コロナの本当の本質を問う③
         矢田 嘉伸
200、蟹
         加納 韻泉
201、雨降る永東橋
         坂本 淑絵
202、総選挙をふりかえって
         岩井 奏太
203、ファイザーの論理
         小社発信記事
204、コロナの本当の本質を問う④
         矢田 嘉伸
205、湯の人(その2)
         加藤 蒼汰
206、コロナの本当の本質を問う⑤
         矢田 嘉伸
207、哲学の時代へ(第1回)
         小社発信記事
208、哲学の時代へ(第2回)
         小川 文人
209、コロナの本当の本質を問う⑥
         矢田 嘉伸
210、読者・投稿者の方々へお願い
         小社発信記事
211、哲学の時代へ(第3回)
         小社発信記事
212、哲学の時代へ(第4回)
         小社発信記事
213、小説『金澤夜景』(2)
         広瀬 心二郎
214、小説『金澤夜景』(3)
         広瀬 心二郎