『日本的霊性からの解放』紹介

【2020年11月29日配信 NO.77】    ジョアキン・モンテイロ氏からの宿題                                             遠藤    一          「日本的霊性」からの解放ーージョアキン 氏から投げかけられた救済教たる真宗の役割 の了解に対して、私たちはどのように対話し ていくのであろうか。宗教者として、研究者 として、市民として、いろいろな立場、見方 からの〈対話〉が可能であるように思われる。  私は、ジョアキン氏の計らいで、本書を原 稿の段階で目を通すことができた。読了後に、 何よりも印象深かったのは、日本のコ…

家永教科書裁判の争点

【2020年11月29日配信 NO.76】      『日本的霊性からの解放』より抜粋           ジョアキン・モンテイロ    「教科書裁判」は、二つのテーマが中心で す。一つはいうまでもなく十五年戦争、すな わち日本の戦争責任の問題です。「侵略」を 「進出」といいかえるなどしている文部省教 科書検定の動きです。  もう一つは中世史の問題です。どうして「 教科書裁判」で中世史が問題にならなければ ならないのか、その理由はいろいろあります が、最大の理由は、黒田俊雄氏という中世史 の専門家がはっきり発言しているように、も し日本の歴史を皇国史観として承認しようと すれば、…

紙風船

【2020年11月23日配信 NO.75】                                          米谷 艶子          一  私は大きくて美しい紙風船です  青空高く舞い上る時  どんなに爽快なことだろう  緑の芝生が美しい花々にかざられ  やわらかい陽ざしを浴びて眼下に  見えている  私を追いかける少女の  真剣なまなざし  何と美しい風景だろうか  いつまでも私は舞い上っていたい  ポーン、ポーンと。  私は大きくて美しい紙風船です  秋も去り冬が来て  今は北風がピューピューと  吹いています  雪も降り出しました  赤い花と緑の葉っぱに  白い…

【2020年11月22日配信 NO.74】                             富山県魚津市                船橋  夕有子  父の後姿を見て  時々涙ぐむことがある  身体が少し小さく見える  腰が少し曲がって見える  歩幅が狭くなって見える  あんなに大きく  たくましく見えた父が  この頃  小さく見える  真黒に日焼けした身体  太く引き締まった腕  その腕をしげしげと  ながめながら  この腕に四人の子供の  生活がかかっているのだと言う父  子供たちのために  働くのだという父  漁師の朝は  早くて辛い  吹雪で荒れた  真冬の海へ  太陽がかんかん照…

『ゴマメの歯ぎしり』序文

【2020年11月21日配信 NO.73】 状況を見通す心眼流の達人         核燃阻止一万人訴訟原告団                山浦  元            神奈川県在住            東海大学・理論物理  沖崎信繁さんに初めてお目にかかったのは 一九九〇年、青森の地に五〇〇〇人が集結し た反核燃の日、四・九行動に参加して浅虫の 辰巳旅館でたまたま同室したときで、「富来 町ふるさとを守る会」の中川半七郎さんとご 一緒であった。  互いに名乗り合い挨拶を交わしたところ、 沖崎さんは穏やかな表情ながら鋭い眼差しで 「ひょっとしてお仕事は先生では?」と即座 に見…

ゴマメの歯ぎしり

【2020年11月21日配信 NO.72】  題字 清水潮星庵  (B6判・240頁)  沖崎 信繁  「富来町ふるさとを守る会」が不定期に 、 町内向け ”かわら版”と位置づけて発行を続け てきた『ふるさと』が、一九八五年(昭和六 十年)三月二日付けの第一号から十年を経過 した今年の正月に、第百六十号を発行するこ とができました。  第一号には「富来町ふるさとを守る会」を、 『昭和五十八年七月、福浦や西海の方々を中 心に、能登原発建設に反対する町内の有志が 大同団結して結成されました。以後、学習会 を催したり、ビラ配り等の活動をしておりま す。いま、能登原発は非常に重要な時期にさ …

米大統領選結果

【2020年11月18日配信 NO.71】                       新潟県長岡市                                                石黒 優香里     テーマ:     「生きとし生けるものと生まれ出づるものへの   そして死者への謝罪」  トランプの勝利バイデン一番知っている  いさぎよく謝罪と敗北宣言するしかないバイデン    民主主義を謳うならそれしかないバイデン      捏造報道のメディアも心からの反省と謝罪へ 〈以下参考〉     ポツダム宣言受諾決定の情報を知った直後  毎日新聞・西部本社の高杉孝…

松帆榭(しょうはんしゃ)にて

【2020年11月18日配信 NO.70】    『金澤夜景』推薦の言葉                                           波佐場 義隆  北前貿易で名を馳せた銭屋五兵衛の屋敷か ら移築した茶室が自坊にある。この茶室がど うしてここにあるのかその訳を私はまだ知ら ない。久しく入っていなかったが、この本の 原稿をここで読んだ。  読みすすむうち、銭五はここで誰とどのよ うな心境で対面したのか、悲劇的な最期を迎 えた銭五と銭五の家族ひとりひとり、さらに、 その人々を知るひとりひとりはいかなる心情 をその時もっただろうか等さまざまな思いや 感覚が、臨…

小説『金澤夜景』(1)

【2020年11月16日配信 NO.69】  『金澤夜景』(全六篇・2009年7月小社発行)   「帯の言葉」    なくしてしまった うばわれてしまった    優しさ 悲しみの情は    どこまでとりもどせるのか                                              広瀬 心二郎        第一篇 箸の先  どうもこんな店しか知らんがでね、と山本 は言って、厚い眼鏡の奥から柔和な目で笑っ た。いいえ、と裕子は小さく答えて、山本が いかにも不器用そうに扱う菜箸の先から葱が テーブルにこぼれるのを見かねて手を伸ばし、 具を盛ったざるを引き…

子供たちの声

【2020年11月16日配信 NO.68】              小川 文人  地震が比較的少ない北陸に生まれ育った僕 が関東に移り住んだ当初は、あまりにも頻繁 な地震に驚かされたものです。真夜中に地震 に見舞われた時には当時住んでいた安アパー トが今にも崩壊するかと思うほど大きく揺れ 動き、びっくりして飛び起きました。  大きな地震の際には駐車している車が、ま るでダンスを踊っているかのように、元気よ く飛び跳ねます。  およそ 100 年前に起きたという関東大震災 級の大地震が近いうちにまた起きるのではと 皆、心の底では恐れています。  さてその地震の際には要注意の一つの或る …

黄昏に燃え尽きろ

【2020年11月14日配信 NO.67】             石川県金沢市           運転手 小林 ときお   知らず知らず その内なるものに  積み重ねてきた業なるものが  やがて炎となって燃えあがる時  自制の効かない限度のもろさに  はからずも挫折する時に  人は果して  真の意味においての涙を   流せるものだろうか  涙の意味さえ正確に把握し切れずに  積み重ねて来たものが  ただ年齢だけであると云う  とり返しのつかない誤解が  追いつめられた時に  はじめて燃えあがる炎の大きさにおびえ  灼きつくされるのかも知れない  一人で生きていると云う錯覚が  幻影とし…

飢えながら

【2020年11月14日配信 NO.66】       富山県西礪波郡福光町(現南砺市)            不動産業 石崎 光春   飢えながら  ルソンの荒野  さまよいつ  一人二人と  死んで逝く  敗戦つゞき  マラリヤに  罹りし兵等  朦朧と  暗い瞳よ  いま何處   飢えながら  遠き家郷を  夢に見て   一人二人と  死んで逝く  國を発つとき  日の丸の  旗の波間に  妻と子の  顔が浮かぶよ  なつかしき  飢えながら  ルソンの野末  マラリヤの   兵は呟く  太陽が  黄色く見えると  熱高く  一人二人と  死んで逝く  暗い瞳よ  いま何處         飢えながら  ルソンの山野  …

斎藤静校長の気骨

【2020年11月11日配信 NO.65】                酒井 與郎 後の祭り  昭和十三年一月十六日という日は、わが国 今次の大戦にとっても、私たち戦中派にとっ ても、絶対忘れることのできない日である。 それは、 「帝国政府ハ爾後(じご)国民政府ヲ対手ト セス帝国ト真ニ提携スルニ足ル新興支那政権 ノ成立発展ヲ期待シ……」  とする第一次近衛声明の出た日だからであ る。日中戦争の戦火は北支(現在の華北)へ と拡大し、その展望がはっきりしないまま、 戦争相手国(中華民国=国民政府)を今後相 手にしないというのだから大変なことである。  昭和十一年二月二十六日におきた…

生涯、毎日が勉強

【2020年11月9日配信 NO.64】              福井県大野市              御堂河内 四市  私は広島県佐伯郡津久茂村(現江田島市江 田島町津久茂)ーー昔、海軍兵学校があった ところの近くーーの生まれで、雪のない瀬戸 内海の島から何の因果か雪国へ移住、今日に 至っている。  わが家は、父祖代々農業。私は兄三人、姉 三人の七人兄弟姉妹の末っ子の四男。四市の 名はそこからきているようだ。  父は元治元年生まれで、当時はまだ学校は なく、寺子屋で読み書きソロバンを習った。  父は、私の妻の父とともに多年、村会議員、 その他いくつかの名誉職をもち、若衆頭(…

現代時事川柳(三)

【2020年11月8日配信 NO.63】   題 「米国大統領選挙」               早津 美寿々  この世の黒幕登場し不正を指示最期のあがき  たやすくなびく下僕全メディア反骨出るかな  怖けるバイデン親子早くわれを忘れたいブルブル  ここで起て習近平今しかない老荘の里に真の華を  歴史のウミはきだし新しい世界に生命の花が咲く

米大統領選

【2020年11月8日配信 NO.62】 竹内 緋紗子  トランプ圧勝するも悪の掃除に勝利宣言控える 〈参考〉トランプ大統領の公式声明( https:// bonafidr.com より) November 07, 2020 STATEMENT FROM PRESIDENT DONALD J. TRUMP “We all know why Joe Biden is rushing to falsely pose as the winner, and why his media allies are trying so hard to he…

大統領選

【2020年11月5日配信 NO.61】     米国カリフォルニア州ロサンゼルス              西野 雅治  バイデンの聞いてあきれる民主主義  勝つために悪知恵のありったけ  人類絶望の価値観露呈するバイデン陣営  良識も良心もないロボットABCBBCCNNNHK  こんな不正が通るなら地球なんていらないと我が娘  取りもどせるか人間の真心心意気

駅ビルスーパー・マーケット

【2020年11月5日配信 NO.60】                広瀬 心二郎  駅ビルスーパー・マーケットの  夕刻の喧騒の中へ  ミザントロープ  人間嫌いの僕も足を踏み入れる  二百五十ミリリットル入りの  缶ビールを買うために  レジに並ぶのに先を争う  じいさんが嫌いである  自分以外愛せない  ばあさんが嫌いである  この世では  金が時間であり  時間が金である  たいていの人は  盗っ人の目をしていて  他人の隙を見つけようとしている  僕もまた負けちゃいない  そんなひとりだ  でもおずおずと  ようやく生きている人が相手なら  その人には順番を譲ってもいい  かくして  …

コーヒー・タイム

【2020年11月3日配信 NO.59】                 富山市 佐伯 正博  コーヒーを飲んでいると、何故かしら心が ほのぼのとしてきて落ち着く。ゆったりとし た気持ちになることしばしばである。私とコ ーヒーの関係は古い。昔、子どもの頃は砂糖 の甘さ加減が好きだった。今は、カフェイン 中毒のようにコーヒーを一日に二、三杯以上 飲まないと、生きている心地にはならない。  朝、起きて顔を洗いご飯を食べて、コーヒ ーを飲む。『ああ、朝だなあ』なんて思う。 眠気を覚まし、はつらつとした一日を送る上 において、この朝食後のコーヒー・タイムは きちょうだ。  本屋へ行く。文…

コーヒータイム

【2020年11月3日配信 NO.58】          新潟市 滋野 真祐美   コーヒーの一番おいしい時  それは 朝  香りは夢と希望を運び  味は生きることの喜びを感じさせる  コーヒーの一番まずい時  それは 夕暮  香りは疲れと絶望を運び  味は人生のはかなさを感じさせる  飲むコーヒーは同じなのに  飲む時間が違うというだけで  こんなにも香りも味も違うということは  人の心がいつも変化するということなのでしょうね  小社発行・『北陸の燈』第2号より

品性判定試験

【2020年11月1日配信 NO.57】                                 竹内 緋紗子  コロナなる  リトマス紙神  舞い降りて  おのが育ちを  ピッ炙り出し

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385. お金から命の時代へⅡ

【2025年3月1日配信】           当講座記事NO.320 の続き                                            来たる時代への提言(最新記事順)        冴え 澄み わたる母音のひびき                                         近藤佳星がうたう世界最高民謡『追分』 .   かもめの啼く音に ふと目をさまし          あれが 蝦夷地の 山かいな                     渋谿をさしてわが行くこの浜に 月夜飽きてむ馬しまし停め 大伴家持(万葉集巻19・4206) 391 冴え澄みわたる母音の響き                                以上の記事は当講座記事NO.393に続く 以下2025.4.1以前の記事 2025.4.1 石破茂首相が記者会見 .     2025.4.1 佐藤章さん、前日の記者会見出席報告 2025.4.1 NHK、中居フジ事件被害女性コメント 2025.3.31 中居正広・フジテレビ事件 佐藤章さん、下記記者会見予定質問報告 第三者委員会調査結果報告記者会見中継 清水賢治・フジテレビ社長記者会見中継 調査報告書全文 記者多くして 中居 山にのぼる さら問いできない縛りでは質疑にならず フジ側は調査報告書を盾に真実を語らず 兵庫県知事と逆パターンの非論理不誠実 幾人寄れば文殊の智慧うかぶ 2025.3.31 木偶乃坊写楽斎さん撮影 湊川沿いの桜満開  氷見市        宇木の千歳桜(あずまひがん) 一本桜 樹齢850年   時  2023.4.4 場所  長野県下高井郡山ノ内町  写真提供 新井信介さん 2025.3.31 中居正広・フジテレビ事件 佐藤章さん、下記記者会見予定質問報告 第三者委員会調査結果報告記者会見中継 清水賢治・フジテレビ社長記者会見中継 調査報告書全文 記者多くして 中居 山にのぼる さら問いできない縛りでは質疑にならず フジ側は調査報告書を盾に真実を語らず 兵庫県知事と逆パターンの非論理不誠実 幾人寄れば文殊の智慧うかぶ 2025.4.1 NHK、中居フジ事件被害女性がコメント 2025.4.1 佐藤章さん、前日の記者会見...

307. 職人の心意気 -「技」の文化 -

 【2023年7月3日配信】   手作りへのいざない    -「技」の文化-     縫い針のひとはりに込める夢  敦賀市 宮岸 かなえ                     てのひらに落ちる雨滴が灯をともす     鹿児島市 井上 治朗                        器(うつわ)  器への思い    九谷焼絵付師  宮保 英明         用という約束の形を提供しながら、その 形の中でどれだけ新鮮な自身の感覚を保ち 得るか、どんな可能性を引き出し得るか、 自身を試す姿勢で器と向かい合いたい。  自意識による変身、習慣のタガをはずし、 本来まったく自由に扱える創作表現への自 意識を、材質としての焼きものにぶつけた い。  盛られる料理に好かれる器。使いよくて 楽しくて、ついつい使ってしまう器。見た 目に静かで、しかし強い存在感を持ち、素 直に語りかけてくる。そんなものを心がけ てつくりたい。 みやぼ ひであき 20歳から絵付けをはじめる。 1950年石川県白山市生まれ。 石川県加賀市日谷(ひのや)在住。 日谷川をはさんで両側に民家と山が並ぶ。 谷間の村・日谷の向こうには人はいない。 宮保家の裏もすでに森である。 仕事をするのにいい場所をさがし歩き、 1984年の夏、白山市から引っ越してきた。 「ときどき熊が顔を出す」と妻の文枝さん。 小社発行・『北陸の燈』第4号より 撮影・八幡スタジオ 当講座記事NO.21、249再掲 当講座記事NO.223、「職」に関する記事から     芭蕉布ムーディー綾番匠くずし 平良 敏子   鋏 川澄 巌  文駒縫(あやこまぬい) 竹内 功   匠  足立区が誇る「現代の名工」    当講座記事NO.269、「世界屈指の技と清ら」から   流し猫壺 河井 寛次郎      「祖父寛次郎を語る」鷺 珠江さん     当講座記事NO.280、「湯の人(4)」から   樹 -卒業制作- 青木 春美     当講座記事NO.22、「織を通して学んだこと」から     絹本著色方便法身尊影  1500年製作    ...

224. 天と地をつなぐ「おわらの風」

【2022年1月22日配信】   大寒           七尾市 石島 瑞枝             雪解けの春風を待つ坂の町               秋風 (2023.9.3)            横浜市 髙祖 路子    夜流しの音色に染まる坂の街                         鏡町地方衆、先人のご苦労をしのびその息吹に応える夜流し .  今町のおわら .      2023.9.3 最終日、西町青年団最終おわらの舞い .                               撮影 木偶乃坊写楽斎さん         〈参考〉                               越中八尾おわら風の盆               「深夜の夜ながし」      日本と日本人が失くしてしまった、  奪 われてしまった温かい心情、 郷愁  --それらを求めて各地から 数多の  見物者 が、 魅入られたかのように、  取りもどす か の ように八尾へ と 足を  運 ぶ の だろうか。  高橋治と石川さゆりの『風の盆恋歌』  の影響が大きいとも八尾ではいわれ  て いる。言葉と 歌の 力のすごさか。  事実、この 歌 の前と後とでは、風の  盆訪問 者 数に圧倒的な差がある。  紅白で、「命を賭けてくつ がえす」  と、着物の 袖 を 強く 握りしめ 揺さぶ  り ながらうた った 「くつがえす」の  一語の中に、日本の 歌手 として歩ん  できた 石川さゆりの、 自 らの心の奥  底にある深い 懐 いをも 包んだ 全 情念  が 込め ら れて い る。  旅人の多くが八尾に滞在してい る中、  わずかのさすがの通だけが、おわら  本来 の良 さ が漂っている深夜の夜流  し の、 後ろ姿を見ている。個性 ある  いで たちもすばらしい。  おわらは見せるものなのか、見られ  るこ とを意識すらせずに心ゆく まで  自ら楽しむものなのか。あるいはま  た、…… …… 高橋治と 石川さゆりは、  諸々のことを考える、見直すための  たいへ ん な「契機」 を 与 えて くれ た  ので ある 。    個人的な所感を...

328. ふるさとなまり

 【2024年1月28日配信】   おばばの言葉                       白山市 番匠 俊行                                私の両親は石川県石川郡美川町(現白山 市)に生まれ育ちました。両親のそれぞれ の両親も同町の生まれ、育ちです。除籍簿 を見ると、私の先祖は全員、明治初期から 同町の住人でした。  私は高校時代まで美川で育ち、そのあと 関東の大学を卒業し、宮城県内で就職し、 現在、郷里の美川で塾教師をしています。  私の祖母は1900年生まれで伝統産業 の美川刺繍をしていました。亡くなるまで 町から一歩も出たことがなく、町の人たち との会話を楽しみに生きていたようです。  その会話を耳にした一端をご紹介します。  美川町は手取川の河口の町で日本海に面 しています。作家の島田清次郎、詩人の邑 井武雄、政治家の奥田敬和、歌手の浅川マ キ、五輪トランポリン選手の中田大輔らの 出身地でもあります。  「美川弁」といってもいい言葉は、隣町 の能美郡根上町(現能美市)や能美郡川北 村(現能美郡川北町)、石川郡松任町(旧 松任市、現白山市)ともちょっと異なって いると思います。  私は金沢市内の高校に通ったのですが、 私の話す言葉がおかしいと、いつも友人に 笑われていました。言葉だけで伝えるのは 難しいのですが、動詞、形容詞、形容動詞 のエ音便がイ音便になったり、また、人名 や名詞の発音のアクセントや抑揚、強弱、 長短が独特みたいです。  鹿児島弁が混じっているのではないかと 言う人もいます。もしそうであれば、最初 の石川県庁が美川町に置かれたことと関係 しているのかもしれません。内田政風とい う薩摩藩士がトップとなりはるばるこの町 にやって来たと聞いています。ひょうきん な美川の人たちが薩摩から来た役人たちの 言葉をおもしろがって真似して、流行らせ、 それがそのまま一部根づいたのではないか と思ったりもしています。  内田はなぜか金沢県とすることを拒否し、 県名を石川郡から拝借して石川県にし、さ らに「美川県」にとまで県名をかえようと したと聞きます。石川県はあわや美川県に なっていた可能性もあったということです。  これはこれでおもしろい話ですが、内田 は、美川町を中心にした金沢以上の新たな ...

365. 瓊音(ぬなと)のひびき

 【2024年10月5日配信】 白山に秘められた日本建国の真実      追悼          長野県 中野市  文明アナリスト   新井  信介        共振する縄文の心・翡翠の 波形         -泰澄の白山開山の意味-                                                                               白山は縄文時代からの山として人々の信 仰を集めてきた。六千年前、日本列島では、   お互いの命の響きを正確に伝え合う共振装 置としてヒスイを発見し、大切に身に着け 出した。その信仰の中心に最も響きの分か る女神を選び、ヌナカワ姫と代々呼ばれ続 けた。太古の時代から白山の存在は、北の 日本海と南の太平洋へと流れ行く命の水を 分け恵む特別な水分(みくまり)の山だっ た。そんな日本列島に憧れ入植した人たち から、命を産み育てる力はイザナミと呼ば れ、人々はこの力を、水そのものと同一に 見ていたのだ。                           一方で、国や統治体のことをイザナギと   呼んだ。これらは陰と陽のように表裏を成   し、この二つの力がこれまでの日本国を導   いてきた。しかし令和が始まった今、日本   国というこの統治体は人々の幸福よりも経   済の発展を重視し、マネーの追求に明け暮   れ、その結果多くの問題と疑問と苦痛を人   々にもたらしてきた。そして今、かつて経   験したことがないような、先行きの見えな   い不安が日本人と社会を覆っている。                               さらに今、縄文から続く六千年来の人々   の覚醒が静かに始まった。                                    白山には三つの入口がある。一つは加賀   から入る道で、ここは古代に崇神(すじん) 天皇...

319. 何者でもない者が生きる哲学  

【2023年11月4日配信】         考えることがなぜ大切なのか     小を積めば即ち大と為る. 『報徳記』富田高慶1856    二宮尊徳翁曰く 「励精小さなる事を勤めば大なる事必ずなるべし。  小さなる事をゆるがせにする者、大なる事必ず  できぬものなり」     読書のすすめ 背負い歩き考える二宮金治郎          ロダンの『考える人』よりもりっぱに思える         薪を負いて名定まる         損得から尊徳の世へ             朱買臣 哲学の時代へ(第14回)                                        以下の文はkyouseiさんという方のnote にある文です。偶然みつけ共感するものが ありこれまで何度か勝手にその文を紹介し てきました。どこのどなたかまったく存じ 上げませんが、またお叱りを受けるかもし れませんが、本日掲載の文をご紹介します。 (当講座編集人)            本当の哲学とはなにか            note での投稿も長くなった。 連続投稿 が 370 を超えたようだ。そんなことはどう で もい いことだが、ぼくはこれまで 「哲学」 だと 思って書いていた記事は、「本当に哲 学 な のだろうか」と思うことがよくある。 皆の言う「哲学」は、「○○哲学では…」 と 難しい話をよく知っている。 ぼくはというと、思考を治療的に使って 現 状の維持、回復を狙うものだ。 「何が不満か」「何がそうさせるのか」と いった答えを探すものだ。だから「治療的 哲学」と銘打っているのだが、はたしてそ れは哲学なのだろうかと思うこともある。 ぼくの哲学は「結果が全て」であり、再 現 性も求める。結果が出ないとすれば、や り 方がまずかったとすぐに修正する。自分 自 身を実験台にして確かめるのだ。 難しい話を好まないのは「使えない」 か ら だ。使えないものは真理ではないと 考え て いる。 だからといって、ぼくの視野が広いか とい えばそうではなく、個人という狭い世 界観 をどう変えるかといったものだ。 「大したことないな」と思われるだろう が、 では、...

275. スポーツを文化にするために

【2022年10月10日配信】      「学生野球考」      慶應義塾大学野球部監督   前田 祐吉   史上最高演技   史上最高選手      勇気ある発言   「オンニ、ここで記念に一緒に撮りましょ」   「オレは笑わないが、笑って何が悪いんだ」  葉隠・武士道を覆す号泣                       「サード!もう一丁!」「ヨーシこい」 と いう元気な掛け声の間に、「カーン」と いう 快いバットの音がひびくグラウンドが 私の職 場である。だれもが真剣に野球に取 り組み、 どの顔もスポーツの喜びに輝いて いる。息子 ほどの年齢の青年たちに囲まれ、 好きな野球 に打ち込むことのできる私は、 つくづく、し あわせ者だと思う。  学生野球は教育の一環であるとか、野球 は人間形成の手段であるということがいわ れるが、私の場合、ほとんどそんな意識は ないし、まして自分が教育者だとも思わな い。どうしたらすべての野球部員がもっと 野球を楽しめるようになるのか、どうした らもっと強いチームになって、試合に勝ち、 選手と喜びを共にできるのか、ということ ばかり考えている。  野球に限らず、およそすべてのスポーツ は、好きな者同志が集まって、思いきり身 体を動かして楽しむためのもので、それに よって何の利益も求めないという、極めて 人間的な、文化の一形態である。百メート ルをどんなに早く走ろうと、ボールをどれ だけ遠くへカッ飛ばそうと、人間の実生活 には何の役にも立たない。しかし、短距離 走者はたった百分の一秒のタイムを縮める ために骨身をけずり、野球選手は十回の打 席にたった三本のヒットを打つために若い エネルギーを燃やす。その理由は、走るこ とが楽しく、打つことが面白いからにすぎ ない。さらにいえば、より早く走るための 努力の積み重ねが何物にも替えがたい喜び であり、より良く打つための苦心と練習そ のものに、生きがいが感じられるからであ る。  このように、スポーツは余暇を楽しみ、 生活を充実させるための手段で、それ以外 には何の目的もないはずである。むしろ目 的のないことがスポーツの特徴であり、試 合に勝つことや良い記録を出すことは、単 なる目標であって終局の目的ではない。  かつて超人的な猛練習でスピー...

280. 湯の人(その4)現実と夢

 【2022年11月22日配信】   大きな便り                       加藤 蒼汰          秋とはいっても冬のような寒い夜だった。 浴室にはだれもおらず、脱衣場には番台に 座っている銭湯の主人と私ともうひとり。  その人は銭湯の近所の人であり、かつて 高校の教員をしていた。在職当時、馳浩・ 現石川県知事を教えていたと語っている。 八十歳を超えている。  この銭湯でよく顔を合わせ、会うたびに 知事の高校在学中のエピソードを繰り返す ので、私はその話の内容をすっかり諳んじ られるようになってしまった。高校入学時 から卒業までの様子、レスリング部での活 躍などであるが、私が特に感銘を受けた話 は、知事は高校時代、冬、雪が降り積もっ た朝には真っ先に早出登校して、生徒・教 職員を思いやり、校門から校舎玄関入り口 までの路をひとりスコップで雪かきをして いたというくだりである。  そんなすばらしい教え子をもつ元先生が、 服を脱ぎ裸になって浴室入り口に向かって 五、六歩あるきながら大便を三個落とした のである。気づかずに落ちたようなので、 私は「先生、落としもの」と声をかけると、 「ありりー、まったく気いつかんかった。 あはははは」と笑うのである。  私は、脇にあったチリトリでこの塊をす くいとり、「みごとな色と固さやね」と言 いながらトイレに流した。しかしながら、 脱衣場にはその匂いが全面に沁みわたり、 息が苦しくなるほどだった。このとき私は、 幼いころサーカスを見たときのことを思い だした。  それは曲芸をしていた象が巨大な大便の 塊を三個落とし、団員があわててスコップ で拾いあげていた光景であった。このとき の衝撃の記憶がよみがえり、私にとっさに チリトリを思いつかせたような気がする。 本を読んでいた番台の主人もその匂いで事 のいきさつに気づき、「匂いもすばらしい ね」と笑いながら脱衣場の窓を全開し床を 雑巾でふいてくれたが、その強力な匂いは 容易に消えなかった。  その間、先生は先に浴槽へ入り、気持ち よさそうに浸かっていた。私は先生と湯壺 にいっしょに漬かることに一瞬躊躇したが、 免疫機能が高まるまたとないチャンスでは ないかとの思いも何ゆえか突然こみあげて きて湯船に同席、お伴したしだいである。 ...

381. 現代の課題と統一協会(続き)

 【2025年2月26日配信】        親友ヨッチにささげる手記          -最期まで友情を信じて-                  石川県河北郡津幡町                 書店員 22歳  酒井 由記子  人は、どんな人と巡り合うか、どんな本 と出会うかによって人生が決まってくると、 ある作家が述べていたのをふと思い出す。 私にとってはまさにそうであった。出会っ た人達も書物もとても大きな影響を残し、 忘れられない出来事となっていったのであ る。   一、高校生の頃  今から六年前(1977年)、私は金沢 二水高校の二年生であった。いや二年生と いうより吹奏楽部生というほうが適切であ るほど私は部活動に情熱を注ぎ込んでいた。 みんなでマラソン、腹筋運動をしてからだ を鍛えあげ、各パートごとでロングトーン をして基礎固めをなして、全員そろって校 舎中いっぱいに響きわたるハーモニーを歌 いあげる。それは、先輩、後輩、仲間達の 一致によって一つの音楽をつくり出すとい う喜びを存分に味わった私の青春時代の真 っ盛りであった。ただ残念なことは、部活 動に熱中すればするほど勉強のほうはさっ ぱり力がはいらなかったことである。中学 生のときは、「進学校にはいるために」と いうただそれだけの目的で受験勉強ができ た。しかし、いざ高校にはいってみると、 また「いい大学にはいるために」と先生方 が口をすっぱくして押しまくる文句に素直 になれなかった。勉強する本当の意味が見 出せなかったのである。その頃から、私は 人間は何のために生きるのだろうかという ことまで突っ込んで考えるようになってい った。  父母が書店を経営しているため本は充分 にあり、書物を読むことによって答えを見 出そうとした。私の強い求めに応じるかの ように一冊の本が転がり込んできた。クリ スチャン作家である三浦綾子さんの『あさ っての風』という随筆集であった。聖書の 言葉がそこに登場しており、それはズシリ と心に響いたのである。その本に魅せられ て三浦さんの自叙伝も何冊か読み進めてい った。しだいに私の魂は、人間をはるかに 越えた大いなる存在があることを感じてい った。確信までは至らなかったけれども、 それらの本...

303. 教え子を再び何処へ送るのか

【2023年5月25日配信】   マスクをめぐる学校との苦闘                   千葉県 今野 ゆうひ  17歳                          2019年。新型コロナウイルスが突如 として私たちの生活に現れました。何もわ からないまま政府に舵をゆだね、ウイルス の災いとして ”コロナ禍” は四年目に突入し ました。 当時中学三年生だった私の日常も  “コロナ禍” によって一変しました。  外出自粛、一斉休校、ソーシャルディス タンス、マスク、消毒...   それら政策を半ば面白がりながら、20 21年まで三年間、流されて過ごしました。  人との接触をなるべく避けながらいかに 楽しめるか。マスクをしていかにおしゃれ をできるか。いつしか私たちの生活は“コロ ナ禍”ファーストへと姿を変えていました。  2021年、高校一年生になった私も“コ ロナ禍”ファーストな高校生活を送っていま した。  その年の夏、母と私は新型コロナと全く 同じ症状を発症。病院に行っても薬がない ので PCR検査などはしていませんが、あの 症状は確実に新型コロナだったと思います。 その時母と、“コロナ禍” ファーストな生活 をしていても感染はするし、普通の風邪と 同じように治るということに気づきました。  もちろん個人差はありますが、なぜここ まで徹底して感染源を特定したり外出制限 をしたりするのか、その時からじんわりと 疑問が生まれます。  経験は人を変化させますね。  そんなこんなで私と母は、自転車に乗っ ている時だけ。から始まり、すこしずつマ スクを外すことにしました。  ある日、母と一緒に近くの大きめのスー パーで買い物をすることになります。 「注意されるまでマスクしないで入ってみ るわ」  正直遊びの部分もありました。ちょっと 面倒くさくなっちゃったのです。強い意志 もないただのチャレンジだったので、何か 言われたらすぐ付けるつもりでした。  ところが、なんかいけちゃったのです。 一時間弱いたものの、誰にもなんにも言わ れず買い物終了。  なんということでしょう。今までやって きたことはなんだったんだと思うほどあっ けなくチャレンジは成功。今思えば、この スーパーで何か言われていたら、この文を 書くこともなかったで...
         柿岡 時正
         廣田 克昭
         酒井 與郎
         黒沢  靖
         神尾 和子
         前田 祐吉
         廣田 克昭
         伊藤 正孝
         柿岡 時正
         広瀬 心二郎
         七尾 政治
         辰巳 国雄
         大山 文人
         島田 清次郎
         鶴   彬
         西山 誠一
         荒木田 岳
         加納 韻泉
         沢田 喜誠
         島谷 吾六
         宮保 英明
         青木 晴美
         山本 智美
         匂  咲子
         浅井 恒子
         浜田 弥生
         遠田 千鶴子
         米谷 艶子
         大矢場 雅楽子
         舘田 信子
         酒井 由記子
         酒井 由記子
         竹内 緋紗子
         幸村  明
         梅  時雄
         家永 三郎
         下村 利明
         廣田 克昭
         早津 美寿々
         木村 美津子
         酒匂 浩三
         永原 百合子
         竹津 清樹
         階戸 陽太
         山本 孝志
         谷口 留美
         早津 美寿々
         坂井 耕吉
         伊佐田 哲朗
         舘田 志保
         中田 美保
         北崎 誠一
         森  鈴井
         正見  巖
         正見  巖
         貝野  亨
         竹内 緋紗子
         滋野 真祐美
         佐伯 正博
         広瀬 心二郎
         西野 雅治
         竹内 緋紗子
         早津 美寿々
         御堂河内 四市
         酒井 與郎
         石崎 光春
         小林 ときお
         小川 文人
         広瀬 心二郎
         波佐場 義隆
         石黒 優香里
         沖崎 信繁
         山浦  元
         船橋 夕有子
         米谷 艶子
       ジョアキン・モンテイロ
         遠藤  一
         谷野 あづさ
         梅田 喜代美
         小林 ときお
         中島 孝男
         中村 秀人
         竹内 緋紗子
         笠尾  実
         前田 佐智子
         桐生 和郎
         伊勢谷 業
         伊勢谷 功
         中川 清基
         北出  晃
         北出  晃
         広瀬 心二郎
         石黒 優香里
         濱田 愛莉
         伊勢谷 功
         伊勢谷 功
         加納 実紀代
         細山田 三精
         杉浦 麻有子
         半田 ひとみ
         早津 美寿々
         広瀬 心二郎
         石黒 優香里
         若林 忠司
         若林 忠司
         橋本 美濃里
         田代 真理子
         花水 真希
         村田 啓子
         滋野 弘美
         若林 忠司
         吉本 行光
         早津 美寿々
         竹内 緋紗子
         市来 信夫
         西田 瑤子
         西田 瑤子
         高木 智子
         金森 燁子
         坂本 淑絵
         小見山 薫子
         広瀬 心二郎
         横井 瑠璃子
         野川 信治朗
         黒谷 幸子
         福永 和恵
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         秋山 郁美
         加藤 蒼汰
         森本 比奈子
         森本 比奈子
         吉村 三七治
         石崎 光春
         前田 佐智子
         前田 佐智子
         前田 佐智子
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         中野 喜佐雄
         八木  正
         堀  勇蔵
         家永 三郎
         広瀬 心二郎
         菅野 千鶴子
         海野 啓子
         菅野 千鶴子
         海野 啓子
         石井 洋三
         小島 孝一
         キャリー・マディ
         谷本 誠一
         宇部  功
         竹内 緋紗子
         谷本 誠一
         酒井 伸雄
163、コロナ禍の医療現場リポート
         竹口 昌志
164、この世とコロナと生き方を問う
         小社発信記事
165、コロナの風向きを変える取材
         橋本 美濃里
166、英断の新聞意見広告
         小社発信記事
167、ワクチン接種をしてしまった方へ
         小社発信記事
168、真実と反骨の質問
         小社発信記事
169、世論を逆転する記者会見
         小社発信記事
170、世界に響けこの音この歌この踊り
         小社発信記事
171、命の責任はだれにあるのか
         小社発信記事
172、歌人・芦田高子を偲ぶ(1)
         若林 忠司
173、歌人・芦田高子を偲ぶ(2)
         若林 忠司
174、歌人・芦田高子を偲ぶ(3)
         若林 忠司
175、ノーマスク学校生活宣言
         こいわし広島
176、白山に秘められた日本建国の真実
         新井 信介
177、G線上のアリア
         石黒 優香里
178、世界最高の笑顔
         小社発信記事
179、不戦の誓い(2)
         酒井 與郎
180、不戦の誓い(3)
         酒井 與郎
181、不戦の誓い(4)
         酒井 與郎
182、まだ軍服を着せますか?
         小社発信記事
183、現代時事川柳(六)
         早津 美寿々
184、翡翠の里・高志の海原
         永井 則子
185、命のおくりもの
         竹津 美綺 
186、魔法の喫茶店
         小川 文人 
187、市民メディアの役割を考える
         馬場 禎子 
188、当季雑詠
         表 古主衣 
189、「緑」に因んで
         吉村 三七治 
190、「鶴彬」特別授業感想文
         小社発信記事
191、「社会の木鐸」を失った記事
         小社発信記事
192、朝露(아침이슬)
         坂本 淑絵
193、変わりつつある世論
         小社発信記事
194、ミニコミ紙「ローカル列車」
         赤井 武治
195、コロナの本当の本質を問う①
         矢田 嘉伸
196、秋
         鈴木 きく
197、コロナの本当の本質を問う②
         矢田 嘉伸
198、人間ロボットからの解放
         清水 世織
199、コロナの本当の本質を問う③
         矢田 嘉伸
200、蟹
         加納 韻泉
201、雨降る永東橋
         坂本 淑絵
202、総選挙をふりかえって
         岩井 奏太
203、ファイザーの論理
         小社発信記事
204、コロナの本当の本質を問う④
         矢田 嘉伸
205、湯の人(その2)
         加藤 蒼汰
206、コロナの本当の本質を問う⑤
         矢田 嘉伸
207、哲学の時代へ(第1回)
         小社発信記事
208、哲学の時代へ(第2回)
         小川 文人
209、コロナの本当の本質を問う⑥
         矢田 嘉伸
210、読者・投稿者の方々へお願い
         小社発信記事
211、哲学の時代へ(第3回)
         小社発信記事
212、哲学の時代へ(第4回)
         小社発信記事
213、小説『金澤夜景』(2)
         広瀬 心二郎
214、小説『金澤夜景』(3)
         広瀬 心二郎