「静物」

【2020年10月30日配信 NO.56】                     金沢美術工芸大学            大学院2年 貝野  亨  芸術という名のもとに、人々は目に見えな いものまで見ようと試みる。しかし、芸術と いうものはそんなに概念的なものではないは ずだ。ある意味で実に表層的なものであろう。  俗にデッサンといわれるものは、終局の目 的として描かれるものではない。しかし、ど んどん概念的になってゆく芸術に対し、単に 静物を(一本の鉛筆で)デッサンするという 行為がとても美しく感じるときがあるもので ある。              小社発行・『北陸の燈』…

短編小説『再会』

【2020年10月30日配信 NO.55】                                           正見  巖   私の手許に残っているのは軽自動車一台で あった。これもあすには他人の手に陥ちるは ずである。債権者の熾烈な追及からかくれ潜 む場所はもう、大阪のどこにもなかった。大 阪を脱出したいと思った。  どこか遠くへ逃れて、密かに生きるか、適 当な場所で死を選ぶかは、今すぐに決めたく はなかった。さしあたって、大阪をはなれた い。しかし、どこへというあてもなかった。  私は半生を大阪で過ごした。大阪以外では どこで暮したこともない…………と考…

雑木林

【2020年10月30日配信 NO.54】        金沢大学付属小学校教諭              正見  巖  普段、街で履いている革靴で山の急斜面を かけ登るのはひどく難儀だった。  私の心臓は次第に波打ち、背広の下が汗ば んでくる。  孟宗竹が密生した藪の中は太陽の光がさえ ぎられて薄暗い。ところどころに竹のこを掘 った跡がある。しかし、私は竹のこを目あて にやって来たのではない。  そのうちに小径は絶えてしまった。私はも のにつかれたように、ひたすら頂上を目指す。  現在、この山の頂上はどうなっているか。 それが私にとって関心事なのである。もちろ ん、人類未踏の山で…

大切にしている物

【2020年10月23日配信 NO.53】       石川県小松市立安宅小学校            3年2組 森  鈴井  わたしが、大切にしている物は、勉強道具 です。一度、理科の本がなくなって、夜おそ くまでさがしていました。でもみつからなか ったので、朝しかたなく学校に行きました。  そして、学校が終わってから、家へ帰り、 じゅくへ行って来ました。じゅくが終わって、 家に帰り、すぐ、 「お母さん。理科の本みつかった。」 と、聞いてみました。そしたら、 「まだみつかってないよ。」 と、言ったのでがっかりしました。  そして、その夜もまた、理科の本をさがし ました。わたしは…

スキー

【2020年10月23日配信 NO.52】     石川県石川郡美川町(現白山市)立    蝶屋小学校                      5年1組  北崎 誠一  ぼくはスキーがすきだ。そろそろスキーの シーズンがやってきた。  白い雪を見てあわててぼくは物置からスキ ーを出してきた。ぼくはスキーがすきだけど すこしもうまく上手にすべれない。練習ぶそ くのせいもあるけれど、雪のふる日が少ない こともある。今年こそはスキー場に行ってう まくなりたいけど、父や母のつごうでなかな か行けない。  ぼくは山に家があればいいと思う。そうす れば学校の体育の時間や遊ぶ時もスキーがで き…

私の友達

【2020年10月23日配信 NO.51】     富山県小矢部市立石動小学校          4年4組 中田 美保  わたしの友達の中で一番したしい人は、三 人います。一人はわたしより背がたかくて、 わたしよりおそく産まれたひとです。  もう二人は、ふた子の人です。お姉さんよ り妹さんのほうがしっかりしてるみたいです。  そのふた子の人と、お茶のじゅくへ行って います。やっぱり妹さんが、 「おれいをしたり、せいざをきちんとやりな さい。」 といいます。  わたしはときどき妹がほしくなります。で も、おにいさんやおねえさんがいるからいい です。  ふた子さんのきょうだいの名前は、…

家ぞく

【2020年10月23日配信 NO.50】      富山県砺波市立出町小学校            3年1組 舘田 志保  わたしの家ぞくは、お父さんとお母さんと おばあちゃんと妹と弟とわたしの六人家ぞく です。  お父さんは、レントゲンぎしで、毎日、自 動車で、小杉町の保けん所へつとめています。  日曜日などは、車でいろいろなところへつ れていってくれます。畑もよくしてやさいや お花をそだててくれます。わたしもたまにお 手つだいをします。  お母さんは、とうきのじむの仕事をしてい ます。それに、家ぞくのしょくじのよういも してくれておせんたくもしてくれます。わた しもお手つだい…

ぼくのなりたいもの

【2020年10月23日配信 NO.49 】  福井県坂井郡金津町(現あわら市)立             金津東小学校2年1組 伊佐田  哲朗  ぼくは、エジソンやニュートンを読んで、 しょうらい科学者になろうとけっしんしまし た。おとうさんに、 「あのお、おとうさん。ぜったい科学者にな ってみせるざ。作れたら、わかがえるくすり や、しなないくすり作るざ。」 と、いったら、 「ほおう。そんなら作ってくれや。」 と、いいました。ぼくは、人のやくにたつロ ボットや、子どもが生まれたら、いろいろな、 おもちゃを作ってあげたいと思います。  地震になったら、みんなに早くしらせるた めに、今…

人間の幸福

【2020年10月22日配信 NO.48】                石川県七尾市              農家 坂井 耕吉  政治家たちも学者たちも毎日ご多忙のこと と思う。しかし、私は、ぜひ、お尋ねいたし たいことがある。  それは、「人間において一番大切なことは 何であるか」である。  それは、自分だけでなく、自分を含めた全 人間の幸福であると私は思うのである。  だから、政治も経済もその外すべての物事 はみな、全人間の幸福のためにのみ運営すべ きであると思うのである。  故に、全人間は、今からでも、全人間の幸 福のため全力を尽くすべきである。  而して、このことに反対…

現代時事川柳(二)

【2020年10月22日配信 NO.47】   題 「トランプ」                  早津 美寿々  トランプの手品が世界をうらがえす  マギーもコロナもびっくり仰天手品  トランプ宇宙手品協会を創建  プーチン宇手協会顧問に就任  カダフィーを宇手協名誉大佐に追尊   トランプ会長ジョンウンを主席副会長に大抜擢  ムンジェイン遅れじと次席副会長に自ら逆指名  ガースー面接パスし入会オーケー  ドテルテ顔パスで入会  習近平入会審査中  キッシンジャー相談役の席画策するも断念  タケナカ書面審査も通らず雲隠れ  スシ郎もついに座席失いヤケ寿司  二階目薬もなくなり階段か…

一高校生として

【2020年10月22日配信 NO.46】     福井県武生市(現越前市)            谷口 留美  私は、この春、高校三年生になりました。 いわゆる ” 進学校 ” といわれる高校に入学し たためか、先生方はいい大学へ何人入れられ るか、生徒の多くも大学受験を目指すことだ けに集中しているようです。  今の私には将来の目標がありません。とい うよりずっと進学のことしか頭になくて、自 分の将来を真剣に考えてみるということがこ れまでまったくなかったのです。  私はこの一年間、ゆっくりと時間をかけて 自分自身の進むべき道を考えてみたいと思っ ています。また、私はテニス…

ある中学生の考え

【2020年10月18日配信 NO.45】      志雄中学校3年 山本 孝志  光陰矢のごとくのように月日がたつのは早 いもので、あと中学校も半年となりました。 残りの半年を有意義に過ごすことが、これか らは大事ですが、ここで、今年のことを少し 振り返って考えてみたいと思います。  四月にやっと三年生になり、これで中学生 の中では、怖いもの知らず(?)になったな あ、と思い、同時に、高校受験というのがせ まって来たなあ、あと一年後に、みんな別れ 別れになるのかなあ、と思ったのでした。  そして、入学式の次の日(その次の日かも しれない)に、まったく本人が、何にも思わ ないうち…

今、自分の思うこと

【2020年10月18日配信 NO.44】 校内暴力について                            志雄中学校2年                 階戸 陽太  よく、校内暴力の記事を新聞でみかけます。 志雄中学校も出てしまいました。  校内暴力はなぜおこるのでしょうか。どう 思いますか。  ある新聞に、ある中学校の番長ではないが、 まあ、ぐれて非行に走った人のことが連載さ れていました。その人が、学校のことについ て思うこと、それから、なぜ自分がこんなふ うにぐれてしまったのか、ということが書い てありました。  その人は、先生や親からも無視されていた んです。小…

教育の原点を求めて

【2020年10月18日配信 NO.43】             小社取材記事 竹津清樹さんに聞く  石川県羽咋郡志雄町立志雄中学校教諭の竹 津清樹さんにインタビューを申し込み、9月 22日、放課後、同校を訪問した。たまたま 職員室前で生徒会長の山本孝志君に出会い、 同君も交えて対談した。   また、この日は父兄の部活動参観日でもあ り、筆者も父兄の方々といっしょに部活動を 見せてもらった。生徒・先生・父兄それぞれ 真剣な表情で一生懸命であった。  山本君も、三年生にもかかわらず、部活動 (卓球部)に参加していたのが印象的であっ た。  「先生は、志雄中学校はいくつめの学校で  す…

街角ルポ

【2020年10月15日配信 NO.42】 大杉拓弥さんに聞く          リポーター         石川県小松市 永原 百合子   車イスで簡単に入れる店は少なく、捜し疲 れと空腹にしっかり負けてしまい、「ええい、 もうどこでもいいわ」と飛び込んだのが、小 松駅前れんが通りの店・純喫茶「ブルボン」 との出会いである。  店内は十五坪、段差はなく、入口も車イス がかろうじて通れるくらいの小ぢんまりとし た店である。(昨年秋、改装して入口は自動 ドアになり、車イスも楽に通れ、トイレも広 くして3ヶ所手すりをつけてある。) 「車イスの幅は何センチ?」  最初にマスターに投げか…

秋の夕陽

【2020年10月13日配信 NO.41】             富山県小矢部市 酒匂 浩三  海に入る夕陽を見んと佇めば波来る茜のまぶしかりける  夕陽さす納屋の隅なる腰板に父の仕事か地下足袋の跡  毎晩が祭りのようなご馳走に勿体なやと敗戦時思う  北風に葉っぱを散らす大欅新緑思えば切りたくもなし  城のある遊園地にて孫の守り昏れなん空に雁渡りゆく  在満時奉公袋をふろ敷に包んで征きし朕が命令  征きし時生きて還ると思わざる若き日の人遠くに住めり       小社発行・『北陸の燈』創刊号より

【2020年10月13日配信 NO.40】           富山市 木村 美津子   君恋う心に寒しすき間風     集まりし白髪の波に秋深し   眼ざしも柔らかになり秋寂し   友逝きてショックも去りすず虫の声   友も無く愛しい人も無く本を読む   不自由な眼の片隅に愛が見え   武さし野の如く草の生え秋楽し   人の世の出逢い悲しき別れかな   戦争未亡人と云う名札下げ四十二年    亡き人に一度逢い度し六十路夢       小社発行・『北陸の燈』創刊号より

現代時事川柳(一)

【2020年10月11日配信 NO.39】      題 「新聞記事」               福井市 早津 美寿々 トランプをほめる記者はいないのかプーチンも  トランプの長所を語らぬ各社説  タケナカという名の新自由主義  新自由主義という名の非自由主義  グローバルという名の偏狭  平和という名の戦争  優しさという名の非情  人権という名の差別  消費税という名の重税  延期という名の中止決定  五輪カジノ原発アショアという名のモヤ    コロナとノーベルの熱にうなされる  大日本を取り戻そうとして小日本となる  散りぎわをみんなに見せる桜花  独立文化国家への捨て石となれ…

私のふるさと歴史考(第3回)

【2020年10月10日配信 NO.38】      越中の歌聖人麻呂信仰            郷土史家 廣田 克昭 はじめに  『北陸の燈』第2号で紹介した、五百羅漢で 親しめる長慶寺(富山市桜谷)には、柿本人 麻呂の木像が秘蔵されている。また、境内の 一角に立つ「志都丸」(しとまる)と刻んだ 塚は、ヒトマロ(人麻呂)→ヒトマル(人丸) をさらにもじったものと思われる。           (長慶寺所蔵の人麻呂像)  柿本人麻呂は『万葉集』に登場する持統期 (七世紀後半)の代表的歌人である。和銅年 間にかけて二十年以上も歌を詠み続けた人麻 呂は、奈良時代にすでに「歌聖」として…

「夢」(F20号 染額)

【2020年10月9日配信 NO.37】                              金沢美術工芸大学4年                    下村 利明  ー枕に顔をうずめて見る夢ー  ー何かを望んだ果てない夢ー  何かを作ろうという感情が生まれる。  何かを表そうという欲求が沸き出る。  欲求を満たそうと創作に悩む。  悩めば悩むほどわからない。  また感情に帰る。  何かをほんの少し見つけたようだ。  睡る間をおしまず何かをぶつけた。  できあがった。  う・れ・し・い……  とんでもない。  わからない。なんだか空虚だ。  時間の無駄だったとは言いたくない。  …

安藤昌益の思想について

【2020年10月6日配信 NO.36】                         東京教育大学名誉教授                                   家永 三郎  一七五二(宝暦二)年前後の時期に『自然 真営道』『統道真伝』などを著わして、独創 的な哲学の体系をうち立てた安藤昌益の思想 ………。  かれは、すべての人間は、みずから耕作労 働に従事し、穀物を生産して生活すべきであ り、自分は生産労働に従事することなく、他 人の生産した穀物を無償で手に入れて生活す るものは盗賊である、という破天荒の命題を その思想体系の中心にすえた。そして、この 根本…

安政の絶叫

【2020年10月6日配信 NO.35】      「七稲地蔵のことども」             石川県金沢市                  郷土史家 梅  時雄  一、はじめに  金沢市橋場町から浅野川大橋を渡るとすぐ 右に卯辰山へ通ずる観音坂までの細長い道路 (元観音町、今は東山一丁目)があり、観音 坂にさしかかるほんの僅か手前に小さな尼寺 「寿経寺」がある。この寺の門前に稲を抱い た七体の地蔵が安置されている。これが、い わゆる「七稲地蔵」である。  私は子供の頃、父に連れられてよくこの界 隈を廻った。今は卯辰山へは主として天神橋 を渡って帰厚坂を選ぶが、私達の子供…

人気の記事(過去30日)

385. お金から命の時代へⅡ

【2025年3月1日配信】           当講座記事NO.320 の続き                                            来たる時代への提言(最新記事順)        冴え 澄み わたる母音のひびき                                         近藤佳星がうたう世界最高民謡『追分』 .   かもめの啼く音に ふと目をさまし          あれが 蝦夷地の 山かいな                     渋谿をさしてわが行くこの浜に 月夜飽きてむ馬しまし停め 大伴家持(万葉集巻19・4206) 391 冴え澄みわたる母音の響き                                以上の記事は当講座記事NO.393に続く 以下2025.4.1以前の記事 2025.4.1 石破茂首相が記者会見 .     2025.4.1 佐藤章さん、前日の記者会見出席報告 2025.4.1 NHK、中居フジ事件被害女性コメント 2025.3.31 中居正広・フジテレビ事件 佐藤章さん、下記記者会見予定質問報告 第三者委員会調査結果報告記者会見中継 清水賢治・フジテレビ社長記者会見中継 調査報告書全文 記者多くして 中居 山にのぼる さら問いできない縛りでは質疑にならず フジ側は調査報告書を盾に真実を語らず 兵庫県知事と逆パターンの非論理不誠実 幾人寄れば文殊の智慧うかぶ 2025.3.31 木偶乃坊写楽斎さん撮影 湊川沿いの桜満開  氷見市        宇木の千歳桜(あずまひがん) 一本桜 樹齢850年   時  2023.4.4 場所  長野県下高井郡山ノ内町  写真提供 新井信介さん 2025.3.31 中居正広・フジテレビ事件 佐藤章さん、下記記者会見予定質問報告 第三者委員会調査結果報告記者会見中継 清水賢治・フジテレビ社長記者会見中継 調査報告書全文 記者多くして 中居 山にのぼる さら問いできない縛りでは質疑にならず フジ側は調査報告書を盾に真実を語らず 兵庫県知事と逆パターンの非論理不誠実 幾人寄れば文殊の智慧うかぶ 2025.4.1 NHK、中居フジ事件被害女性がコメント 2025.4.1 佐藤章さん、前日の記者会見...

307. 職人の心意気 -「技」の文化 -

 【2023年7月3日配信】   手作りへのいざない    -「技」の文化-     縫い針のひとはりに込める夢  敦賀市 宮岸 かなえ                     てのひらに落ちる雨滴が灯をともす     鹿児島市 井上 治朗                        器(うつわ)  器への思い    九谷焼絵付師  宮保 英明         用という約束の形を提供しながら、その 形の中でどれだけ新鮮な自身の感覚を保ち 得るか、どんな可能性を引き出し得るか、 自身を試す姿勢で器と向かい合いたい。  自意識による変身、習慣のタガをはずし、 本来まったく自由に扱える創作表現への自 意識を、材質としての焼きものにぶつけた い。  盛られる料理に好かれる器。使いよくて 楽しくて、ついつい使ってしまう器。見た 目に静かで、しかし強い存在感を持ち、素 直に語りかけてくる。そんなものを心がけ てつくりたい。 みやぼ ひであき 20歳から絵付けをはじめる。 1950年石川県白山市生まれ。 石川県加賀市日谷(ひのや)在住。 日谷川をはさんで両側に民家と山が並ぶ。 谷間の村・日谷の向こうには人はいない。 宮保家の裏もすでに森である。 仕事をするのにいい場所をさがし歩き、 1984年の夏、白山市から引っ越してきた。 「ときどき熊が顔を出す」と妻の文枝さん。 小社発行・『北陸の燈』第4号より 撮影・八幡スタジオ 当講座記事NO.21、249再掲 当講座記事NO.223、「職」に関する記事から     芭蕉布ムーディー綾番匠くずし 平良 敏子   鋏 川澄 巌  文駒縫(あやこまぬい) 竹内 功   匠  足立区が誇る「現代の名工」    当講座記事NO.269、「世界屈指の技と清ら」から   流し猫壺 河井 寛次郎      「祖父寛次郎を語る」鷺 珠江さん     当講座記事NO.280、「湯の人(4)」から   樹 -卒業制作- 青木 春美     当講座記事NO.22、「織を通して学んだこと」から     絹本著色方便法身尊影  1500年製作    ...

224. 天と地をつなぐ「おわらの風」

【2022年1月22日配信】   大寒           七尾市 石島 瑞枝             雪解けの春風を待つ坂の町               秋風 (2023.9.3)            横浜市 髙祖 路子    夜流しの音色に染まる坂の街                         鏡町地方衆、先人のご苦労をしのびその息吹に応える夜流し .  今町のおわら .      2023.9.3 最終日、西町青年団最終おわらの舞い .                               撮影 木偶乃坊写楽斎さん         〈参考〉                               越中八尾おわら風の盆               「深夜の夜ながし」      日本と日本人が失くしてしまった、  奪 われてしまった温かい心情、 郷愁  --それらを求めて各地から 数多の  見物者 が、 魅入られたかのように、  取りもどす か の ように八尾へ と 足を  運 ぶ の だろうか。  高橋治と石川さゆりの『風の盆恋歌』  の影響が大きいとも八尾ではいわれ  て いる。言葉と 歌の 力のすごさか。  事実、この 歌 の前と後とでは、風の  盆訪問 者 数に圧倒的な差がある。  紅白で、「命を賭けてくつ がえす」  と、着物の 袖 を 強く 握りしめ 揺さぶ  り ながらうた った 「くつがえす」の  一語の中に、日本の 歌手 として歩ん  できた 石川さゆりの、 自 らの心の奥  底にある深い 懐 いをも 包んだ 全 情念  が 込め ら れて い る。  旅人の多くが八尾に滞在してい る中、  わずかのさすがの通だけが、おわら  本来 の良 さ が漂っている深夜の夜流  し の、 後ろ姿を見ている。個性 ある  いで たちもすばらしい。  おわらは見せるものなのか、見られ  るこ とを意識すらせずに心ゆく まで  自ら楽しむものなのか。あるいはま  た、…… …… 高橋治と 石川さゆりは、  諸々のことを考える、見直すための  たいへ ん な「契機」 を 与 えて くれ た  ので ある 。    個人的な所感を...

328. ふるさとなまり

 【2024年1月28日配信】   おばばの言葉                       白山市 番匠 俊行                                私の両親は石川県石川郡美川町(現白山 市)に生まれ育ちました。両親のそれぞれ の両親も同町の生まれ、育ちです。除籍簿 を見ると、私の先祖は全員、明治初期から 同町の住人でした。  私は高校時代まで美川で育ち、そのあと 関東の大学を卒業し、宮城県内で就職し、 現在、郷里の美川で塾教師をしています。  私の祖母は1900年生まれで伝統産業 の美川刺繍をしていました。亡くなるまで 町から一歩も出たことがなく、町の人たち との会話を楽しみに生きていたようです。  その会話を耳にした一端をご紹介します。  美川町は手取川の河口の町で日本海に面 しています。作家の島田清次郎、詩人の邑 井武雄、政治家の奥田敬和、歌手の浅川マ キ、五輪トランポリン選手の中田大輔らの 出身地でもあります。  「美川弁」といってもいい言葉は、隣町 の能美郡根上町(現能美市)や能美郡川北 村(現能美郡川北町)、石川郡松任町(旧 松任市、現白山市)ともちょっと異なって いると思います。  私は金沢市内の高校に通ったのですが、 私の話す言葉がおかしいと、いつも友人に 笑われていました。言葉だけで伝えるのは 難しいのですが、動詞、形容詞、形容動詞 のエ音便がイ音便になったり、また、人名 や名詞の発音のアクセントや抑揚、強弱、 長短が独特みたいです。  鹿児島弁が混じっているのではないかと 言う人もいます。もしそうであれば、最初 の石川県庁が美川町に置かれたことと関係 しているのかもしれません。内田政風とい う薩摩藩士がトップとなりはるばるこの町 にやって来たと聞いています。ひょうきん な美川の人たちが薩摩から来た役人たちの 言葉をおもしろがって真似して、流行らせ、 それがそのまま一部根づいたのではないか と思ったりもしています。  内田はなぜか金沢県とすることを拒否し、 県名を石川郡から拝借して石川県にし、さ らに「美川県」にとまで県名をかえようと したと聞きます。石川県はあわや美川県に なっていた可能性もあったということです。  これはこれでおもしろい話ですが、内田 は、美川町を中心にした金沢以上の新たな ...

365. 瓊音(ぬなと)のひびき

 【2024年10月5日配信】 白山に秘められた日本建国の真実      追悼          長野県 中野市  文明アナリスト   新井  信介        共振する縄文の心・翡翠の 波形         -泰澄の白山開山の意味-                                                                               白山は縄文時代からの山として人々の信 仰を集めてきた。六千年前、日本列島では、   お互いの命の響きを正確に伝え合う共振装 置としてヒスイを発見し、大切に身に着け 出した。その信仰の中心に最も響きの分か る女神を選び、ヌナカワ姫と代々呼ばれ続 けた。太古の時代から白山の存在は、北の 日本海と南の太平洋へと流れ行く命の水を 分け恵む特別な水分(みくまり)の山だっ た。そんな日本列島に憧れ入植した人たち から、命を産み育てる力はイザナミと呼ば れ、人々はこの力を、水そのものと同一に 見ていたのだ。                           一方で、国や統治体のことをイザナギと   呼んだ。これらは陰と陽のように表裏を成   し、この二つの力がこれまでの日本国を導   いてきた。しかし令和が始まった今、日本   国というこの統治体は人々の幸福よりも経   済の発展を重視し、マネーの追求に明け暮   れ、その結果多くの問題と疑問と苦痛を人   々にもたらしてきた。そして今、かつて経   験したことがないような、先行きの見えな   い不安が日本人と社会を覆っている。                               さらに今、縄文から続く六千年来の人々   の覚醒が静かに始まった。                                    白山には三つの入口がある。一つは加賀   から入る道で、ここは古代に崇神(すじん) 天皇...

319. 何者でもない者が生きる哲学  

【2023年11月4日配信】         考えることがなぜ大切なのか     小を積めば即ち大と為る. 『報徳記』富田高慶1856    二宮尊徳翁曰く 「励精小さなる事を勤めば大なる事必ずなるべし。  小さなる事をゆるがせにする者、大なる事必ず  できぬものなり」     読書のすすめ 背負い歩き考える二宮金治郎          ロダンの『考える人』よりもりっぱに思える         薪を負いて名定まる         損得から尊徳の世へ             朱買臣 哲学の時代へ(第14回)                                        以下の文はkyouseiさんという方のnote にある文です。偶然みつけ共感するものが ありこれまで何度か勝手にその文を紹介し てきました。どこのどなたかまったく存じ 上げませんが、またお叱りを受けるかもし れませんが、本日掲載の文をご紹介します。 (当講座編集人)            本当の哲学とはなにか            note での投稿も長くなった。 連続投稿 が 370 を超えたようだ。そんなことはどう で もい いことだが、ぼくはこれまで 「哲学」 だと 思って書いていた記事は、「本当に哲 学 な のだろうか」と思うことがよくある。 皆の言う「哲学」は、「○○哲学では…」 と 難しい話をよく知っている。 ぼくはというと、思考を治療的に使って 現 状の維持、回復を狙うものだ。 「何が不満か」「何がそうさせるのか」と いった答えを探すものだ。だから「治療的 哲学」と銘打っているのだが、はたしてそ れは哲学なのだろうかと思うこともある。 ぼくの哲学は「結果が全て」であり、再 現 性も求める。結果が出ないとすれば、や り 方がまずかったとすぐに修正する。自分 自 身を実験台にして確かめるのだ。 難しい話を好まないのは「使えない」 か ら だ。使えないものは真理ではないと 考え て いる。 だからといって、ぼくの視野が広いか とい えばそうではなく、個人という狭い世 界観 をどう変えるかといったものだ。 「大したことないな」と思われるだろう が、 では、...

275. スポーツを文化にするために

【2022年10月10日配信】      「学生野球考」      慶應義塾大学野球部監督   前田 祐吉   史上最高演技   史上最高選手      勇気ある発言   「オンニ、ここで記念に一緒に撮りましょ」   「オレは笑わないが、笑って何が悪いんだ」  葉隠・武士道を覆す号泣                       「サード!もう一丁!」「ヨーシこい」 と いう元気な掛け声の間に、「カーン」と いう 快いバットの音がひびくグラウンドが 私の職 場である。だれもが真剣に野球に取 り組み、 どの顔もスポーツの喜びに輝いて いる。息子 ほどの年齢の青年たちに囲まれ、 好きな野球 に打ち込むことのできる私は、 つくづく、し あわせ者だと思う。  学生野球は教育の一環であるとか、野球 は人間形成の手段であるということがいわ れるが、私の場合、ほとんどそんな意識は ないし、まして自分が教育者だとも思わな い。どうしたらすべての野球部員がもっと 野球を楽しめるようになるのか、どうした らもっと強いチームになって、試合に勝ち、 選手と喜びを共にできるのか、ということ ばかり考えている。  野球に限らず、およそすべてのスポーツ は、好きな者同志が集まって、思いきり身 体を動かして楽しむためのもので、それに よって何の利益も求めないという、極めて 人間的な、文化の一形態である。百メート ルをどんなに早く走ろうと、ボールをどれ だけ遠くへカッ飛ばそうと、人間の実生活 には何の役にも立たない。しかし、短距離 走者はたった百分の一秒のタイムを縮める ために骨身をけずり、野球選手は十回の打 席にたった三本のヒットを打つために若い エネルギーを燃やす。その理由は、走るこ とが楽しく、打つことが面白いからにすぎ ない。さらにいえば、より早く走るための 努力の積み重ねが何物にも替えがたい喜び であり、より良く打つための苦心と練習そ のものに、生きがいが感じられるからであ る。  このように、スポーツは余暇を楽しみ、 生活を充実させるための手段で、それ以外 には何の目的もないはずである。むしろ目 的のないことがスポーツの特徴であり、試 合に勝つことや良い記録を出すことは、単 なる目標であって終局の目的ではない。  かつて超人的な猛練習でスピー...

280. 湯の人(その4)現実と夢

 【2022年11月22日配信】   大きな便り                       加藤 蒼汰          秋とはいっても冬のような寒い夜だった。 浴室にはだれもおらず、脱衣場には番台に 座っている銭湯の主人と私ともうひとり。  その人は銭湯の近所の人であり、かつて 高校の教員をしていた。在職当時、馳浩・ 現石川県知事を教えていたと語っている。 八十歳を超えている。  この銭湯でよく顔を合わせ、会うたびに 知事の高校在学中のエピソードを繰り返す ので、私はその話の内容をすっかり諳んじ られるようになってしまった。高校入学時 から卒業までの様子、レスリング部での活 躍などであるが、私が特に感銘を受けた話 は、知事は高校時代、冬、雪が降り積もっ た朝には真っ先に早出登校して、生徒・教 職員を思いやり、校門から校舎玄関入り口 までの路をひとりスコップで雪かきをして いたというくだりである。  そんなすばらしい教え子をもつ元先生が、 服を脱ぎ裸になって浴室入り口に向かって 五、六歩あるきながら大便を三個落とした のである。気づかずに落ちたようなので、 私は「先生、落としもの」と声をかけると、 「ありりー、まったく気いつかんかった。 あはははは」と笑うのである。  私は、脇にあったチリトリでこの塊をす くいとり、「みごとな色と固さやね」と言 いながらトイレに流した。しかしながら、 脱衣場にはその匂いが全面に沁みわたり、 息が苦しくなるほどだった。このとき私は、 幼いころサーカスを見たときのことを思い だした。  それは曲芸をしていた象が巨大な大便の 塊を三個落とし、団員があわててスコップ で拾いあげていた光景であった。このとき の衝撃の記憶がよみがえり、私にとっさに チリトリを思いつかせたような気がする。 本を読んでいた番台の主人もその匂いで事 のいきさつに気づき、「匂いもすばらしい ね」と笑いながら脱衣場の窓を全開し床を 雑巾でふいてくれたが、その強力な匂いは 容易に消えなかった。  その間、先生は先に浴槽へ入り、気持ち よさそうに浸かっていた。私は先生と湯壺 にいっしょに漬かることに一瞬躊躇したが、 免疫機能が高まるまたとないチャンスでは ないかとの思いも何ゆえか突然こみあげて きて湯船に同席、お伴したしだいである。 ...

381. 現代の課題と統一協会(続き)

 【2025年2月26日配信】        親友ヨッチにささげる手記          -最期まで友情を信じて-                  石川県河北郡津幡町                 書店員 22歳  酒井 由記子  人は、どんな人と巡り合うか、どんな本 と出会うかによって人生が決まってくると、 ある作家が述べていたのをふと思い出す。 私にとってはまさにそうであった。出会っ た人達も書物もとても大きな影響を残し、 忘れられない出来事となっていったのであ る。   一、高校生の頃  今から六年前(1977年)、私は金沢 二水高校の二年生であった。いや二年生と いうより吹奏楽部生というほうが適切であ るほど私は部活動に情熱を注ぎ込んでいた。 みんなでマラソン、腹筋運動をしてからだ を鍛えあげ、各パートごとでロングトーン をして基礎固めをなして、全員そろって校 舎中いっぱいに響きわたるハーモニーを歌 いあげる。それは、先輩、後輩、仲間達の 一致によって一つの音楽をつくり出すとい う喜びを存分に味わった私の青春時代の真 っ盛りであった。ただ残念なことは、部活 動に熱中すればするほど勉強のほうはさっ ぱり力がはいらなかったことである。中学 生のときは、「進学校にはいるために」と いうただそれだけの目的で受験勉強ができ た。しかし、いざ高校にはいってみると、 また「いい大学にはいるために」と先生方 が口をすっぱくして押しまくる文句に素直 になれなかった。勉強する本当の意味が見 出せなかったのである。その頃から、私は 人間は何のために生きるのだろうかという ことまで突っ込んで考えるようになってい った。  父母が書店を経営しているため本は充分 にあり、書物を読むことによって答えを見 出そうとした。私の強い求めに応じるかの ように一冊の本が転がり込んできた。クリ スチャン作家である三浦綾子さんの『あさ っての風』という随筆集であった。聖書の 言葉がそこに登場しており、それはズシリ と心に響いたのである。その本に魅せられ て三浦さんの自叙伝も何冊か読み進めてい った。しだいに私の魂は、人間をはるかに 越えた大いなる存在があることを感じてい った。確信までは至らなかったけれども、 それらの本...

303. 教え子を再び何処へ送るのか

【2023年5月25日配信】   マスクをめぐる学校との苦闘                   千葉県 今野 ゆうひ  17歳                          2019年。新型コロナウイルスが突如 として私たちの生活に現れました。何もわ からないまま政府に舵をゆだね、ウイルス の災いとして ”コロナ禍” は四年目に突入し ました。 当時中学三年生だった私の日常も  “コロナ禍” によって一変しました。  外出自粛、一斉休校、ソーシャルディス タンス、マスク、消毒...   それら政策を半ば面白がりながら、20 21年まで三年間、流されて過ごしました。  人との接触をなるべく避けながらいかに 楽しめるか。マスクをしていかにおしゃれ をできるか。いつしか私たちの生活は“コロ ナ禍”ファーストへと姿を変えていました。  2021年、高校一年生になった私も“コ ロナ禍”ファーストな高校生活を送っていま した。  その年の夏、母と私は新型コロナと全く 同じ症状を発症。病院に行っても薬がない ので PCR検査などはしていませんが、あの 症状は確実に新型コロナだったと思います。 その時母と、“コロナ禍” ファーストな生活 をしていても感染はするし、普通の風邪と 同じように治るということに気づきました。  もちろん個人差はありますが、なぜここ まで徹底して感染源を特定したり外出制限 をしたりするのか、その時からじんわりと 疑問が生まれます。  経験は人を変化させますね。  そんなこんなで私と母は、自転車に乗っ ている時だけ。から始まり、すこしずつマ スクを外すことにしました。  ある日、母と一緒に近くの大きめのスー パーで買い物をすることになります。 「注意されるまでマスクしないで入ってみ るわ」  正直遊びの部分もありました。ちょっと 面倒くさくなっちゃったのです。強い意志 もないただのチャレンジだったので、何か 言われたらすぐ付けるつもりでした。  ところが、なんかいけちゃったのです。 一時間弱いたものの、誰にもなんにも言わ れず買い物終了。  なんということでしょう。今までやって きたことはなんだったんだと思うほどあっ けなくチャレンジは成功。今思えば、この スーパーで何か言われていたら、この文を 書くこともなかったで...
         柿岡 時正
         廣田 克昭
         酒井 與郎
         黒沢  靖
         神尾 和子
         前田 祐吉
         廣田 克昭
         伊藤 正孝
         柿岡 時正
         広瀬 心二郎
         七尾 政治
         辰巳 国雄
         大山 文人
         島田 清次郎
         鶴   彬
         西山 誠一
         荒木田 岳
         加納 韻泉
         沢田 喜誠
         島谷 吾六
         宮保 英明
         青木 晴美
         山本 智美
         匂  咲子
         浅井 恒子
         浜田 弥生
         遠田 千鶴子
         米谷 艶子
         大矢場 雅楽子
         舘田 信子
         酒井 由記子
         酒井 由記子
         竹内 緋紗子
         幸村  明
         梅  時雄
         家永 三郎
         下村 利明
         廣田 克昭
         早津 美寿々
         木村 美津子
         酒匂 浩三
         永原 百合子
         竹津 清樹
         階戸 陽太
         山本 孝志
         谷口 留美
         早津 美寿々
         坂井 耕吉
         伊佐田 哲朗
         舘田 志保
         中田 美保
         北崎 誠一
         森  鈴井
         正見  巖
         正見  巖
         貝野  亨
         竹内 緋紗子
         滋野 真祐美
         佐伯 正博
         広瀬 心二郎
         西野 雅治
         竹内 緋紗子
         早津 美寿々
         御堂河内 四市
         酒井 與郎
         石崎 光春
         小林 ときお
         小川 文人
         広瀬 心二郎
         波佐場 義隆
         石黒 優香里
         沖崎 信繁
         山浦  元
         船橋 夕有子
         米谷 艶子
       ジョアキン・モンテイロ
         遠藤  一
         谷野 あづさ
         梅田 喜代美
         小林 ときお
         中島 孝男
         中村 秀人
         竹内 緋紗子
         笠尾  実
         前田 佐智子
         桐生 和郎
         伊勢谷 業
         伊勢谷 功
         中川 清基
         北出  晃
         北出  晃
         広瀬 心二郎
         石黒 優香里
         濱田 愛莉
         伊勢谷 功
         伊勢谷 功
         加納 実紀代
         細山田 三精
         杉浦 麻有子
         半田 ひとみ
         早津 美寿々
         広瀬 心二郎
         石黒 優香里
         若林 忠司
         若林 忠司
         橋本 美濃里
         田代 真理子
         花水 真希
         村田 啓子
         滋野 弘美
         若林 忠司
         吉本 行光
         早津 美寿々
         竹内 緋紗子
         市来 信夫
         西田 瑤子
         西田 瑤子
         高木 智子
         金森 燁子
         坂本 淑絵
         小見山 薫子
         広瀬 心二郎
         横井 瑠璃子
         野川 信治朗
         黒谷 幸子
         福永 和恵
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         秋山 郁美
         加藤 蒼汰
         森本 比奈子
         森本 比奈子
         吉村 三七治
         石崎 光春
         前田 佐智子
         前田 佐智子
         前田 佐智子
         前田 佐智子
         中野 喜佐雄
         八木  正
         堀  勇蔵
         家永 三郎
         広瀬 心二郎
         菅野 千鶴子
         海野 啓子
         菅野 千鶴子
         海野 啓子
         石井 洋三
         小島 孝一
         キャリー・マディ
         谷本 誠一
         宇部  功
         竹内 緋紗子
         谷本 誠一
         酒井 伸雄
163、コロナ禍の医療現場リポート
         竹口 昌志
164、この世とコロナと生き方を問う
         小社発信記事
165、コロナの風向きを変える取材
         橋本 美濃里
166、英断の新聞意見広告
         小社発信記事
167、ワクチン接種をしてしまった方へ
         小社発信記事
168、真実と反骨の質問
         小社発信記事
169、世論を逆転する記者会見
         小社発信記事
170、世界に響けこの音この歌この踊り
         小社発信記事
171、命の責任はだれにあるのか
         小社発信記事
172、歌人・芦田高子を偲ぶ(1)
         若林 忠司
173、歌人・芦田高子を偲ぶ(2)
         若林 忠司
174、歌人・芦田高子を偲ぶ(3)
         若林 忠司
175、ノーマスク学校生活宣言
         こいわし広島
176、白山に秘められた日本建国の真実
         新井 信介
177、G線上のアリア
         石黒 優香里
178、世界最高の笑顔
         小社発信記事
179、不戦の誓い(2)
         酒井 與郎
180、不戦の誓い(3)
         酒井 與郎
181、不戦の誓い(4)
         酒井 與郎
182、まだ軍服を着せますか?
         小社発信記事
183、現代時事川柳(六)
         早津 美寿々
184、翡翠の里・高志の海原
         永井 則子
185、命のおくりもの
         竹津 美綺 
186、魔法の喫茶店
         小川 文人 
187、市民メディアの役割を考える
         馬場 禎子 
188、当季雑詠
         表 古主衣 
189、「緑」に因んで
         吉村 三七治 
190、「鶴彬」特別授業感想文
         小社発信記事
191、「社会の木鐸」を失った記事
         小社発信記事
192、朝露(아침이슬)
         坂本 淑絵
193、変わりつつある世論
         小社発信記事
194、ミニコミ紙「ローカル列車」
         赤井 武治
195、コロナの本当の本質を問う①
         矢田 嘉伸
196、秋
         鈴木 きく
197、コロナの本当の本質を問う②
         矢田 嘉伸
198、人間ロボットからの解放
         清水 世織
199、コロナの本当の本質を問う③
         矢田 嘉伸
200、蟹
         加納 韻泉
201、雨降る永東橋
         坂本 淑絵
202、総選挙をふりかえって
         岩井 奏太
203、ファイザーの論理
         小社発信記事
204、コロナの本当の本質を問う④
         矢田 嘉伸
205、湯の人(その2)
         加藤 蒼汰
206、コロナの本当の本質を問う⑤
         矢田 嘉伸
207、哲学の時代へ(第1回)
         小社発信記事
208、哲学の時代へ(第2回)
         小川 文人
209、コロナの本当の本質を問う⑥
         矢田 嘉伸
210、読者・投稿者の方々へお願い
         小社発信記事
211、哲学の時代へ(第3回)
         小社発信記事
212、哲学の時代へ(第4回)
         小社発信記事
213、小説『金澤夜景』(2)
         広瀬 心二郎
214、小説『金澤夜景』(3)
         広瀬 心二郎